サヴォイアーマルケッティ S62 偵察・爆撃飛行艇
2002年 正月元日 進水、進空。
WEBサイト散歩中にイタリア飛行艇を発見。
紅豚の思い出が脳裏を駆け巡りなんとしても飛行艇を作りたくなり、
1年近いブランクを一気に埋めるべく、正月元日初飛行を目指し年の瀬を費やす。
乏しい資料からできるだけ実機に忠実に作図、 | ||
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艇体を完成したところで問題。どうしてもテールヘビー! やむなく前半部を切り取り再度船底張り。 | ||
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艇底はかつて木製帆船模型にはまった経験をもとに、10ミリ巾バルサの甲板張り。ほぼ実機どおりのカーブを再現。 BOX 構造の内部はすべて発泡スチロールで埋めつくす。絶対浸水、沈没ナシ! |
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完成後。(水に浮かぶ姿を写してなかったのが悔やまれる) | ||
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その後・・・ | ||
いよいよ2002年正月元日 天気晴朗にして波立たず。いざ、ドンムアン飛行場裏の池で進水式、そして初飛行へ。 初の飛行艇でもあり、やはり初飛行には自信がなく、ベテラン指導員のガイ君にお年玉をあげて初飛行となった。滑水状態もよし。艇先端の形状を改善したのできれいに左右に水をかき分け、ほんの数メートルで離水。 さすがイタリア飛行艇と思いきや、ガイ君大慌ての悲鳴!頭上げがひどくダウンあてっぱなしでないと水平飛行しない。即スロットルを絞りまるで月面着陸のようにフワリ・ストンと着水。 やはり経験地不足のせいで、プッシャー配置エンジンのスラスト過剰。ほとんどスラスト0に近く修正して、ノーズハッチの中に乾電池バラストを入れCGも修正。複葉大面積だから重量に関してはほとんど問題なし。 再度の離水。やっと飛行艇らしいきれいな飛びになった。低速の4ストサウンドを流しながらゆったり飛んでゆく複葉ボートの姿は美しい!この一瞬で製作者の心は120%満たされた。 雑煮を食うため急ぎ帰宅して以来、サボイアは棚のコヤシ、はかない初夢のようにしまい込まれたままだ。 |