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スケール・ムードを味わいながらリラックスして飛行を楽しめる 機体を求めて |
飛んでりゃスケール 第5弾 「カーチス」
FLYING SCALE TRAINER # 5
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TT 25(スカタン)搭載、 全巾:129p、全長:90p(スピンナーなし) メカ 標準サーボ4ch・エンジン・OKタンク180cc搭載全備重量:1650g 翼面積:約24.3デシ、翼面過重:約68g/デシ ドンムアン・フェスティバルに向け突貫製作。実製作時間丸3日。ウケをねらったシャークマウスの「アゴ」で苦心惨澹、結局バルサ甲板梁の分割カバーとなる。 |
メイキング・オブ・飛んでりゃスケール「カーチス」 | ||
実に多いバリエーション(こじつけみたいに思える改造の連続)から、あの宿敵シェンノートのフライング・タイガース風仕上げに P40Eをチョイス。イギリス向け迷彩+中華民国の青天白日でイメージアップを。 モノコート重ね貼りの青天白日旗は2度とごめんだ!マーキングの時間がイラつきを倍増させる。結局時間切れで肝心のフライング・タイガーのマークはボツ。ステッカーでもなきゃやってランない! | ||
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間に合わせの60oスピンナが小さすぎてマヌケ!頭でっかちP40には75oクラスのスピンナーがピッタリ。 | ||
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苦心の「アゴ」はバルサハリボテで、内側にエポキシをコタネ付ける。これが結構軽くて強度があり、着陸時にちょっとつんのめっても無傷!。前部胴体ベニヤフレームの「ハコ」(タンク室部分)とバルサ側板を貼り付ける時に5ミリの段を付け、アゴをはめ合わせて2ミリタッピングX4で止める。 これが結果的に倒立マウントのエンジン調整にも実に便利で、プラ製の一体成形品より使いやすい。 頭のエアーインテークもバルサスクラッチで貼り付けディーテールアップしたが、逆さにしてスタートする際ベンチでつぶれてしまった。 | |
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キャノピーは例によってペットボトル。 この形が一番簡単で1リットルコーラがピッタリ。 何の苦もなく量産可能(でもこの機体はあまり量産したくない) 後部のサイドはシンプルにモノコートのクロームであっさりと。 メーカー品のキットならここもディーテールアップされるところなのだが・・・ | |
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もう一つの特長、脚付け根はバルサ積層ブロックを完成した翼下面に貼り付け。 タイヤハウスはブラックのフィルム貼り、引き込みは考えてないが結構リアルに雰囲気を出している。 カウルの下面はちゃんと空気ぬきになってます。実際オーバーヒートなんて皆無、ラムエア効果か?なんちゃって。 | |
例によって胴体は側板基準線の上に台形に側板を追加。キャノピーから前は丸くプランク。 水平・垂直尾翼のリンケージはバルサロッドで。オーソドックスな(雑な?)デザインの機体だけにリンケージは簡単。 モノコートのグレーを下面に、ブラウンとODの2色で上面迷彩をイギリス空軍風に。 ぜんぜん飛行に関係ないシャークマウスと青天白日に時間をかける。でもこれがなきゃ実につまらない機体になってしまうからしかたない。 | ||
フライトインプレッション・飛んでりゃスケール「カーチス」 | ||
最早 離着陸は語る必要ナシ。前作同様パーフェクト。 翼のテーパー比が強く先細りで翼面積も少な目になり、おのずと重戦指向となる。が、やや前進気味のテーパーなので案の定 低速でも翼端失速の気配はない。 エンジンの違いがあるとは言えコルセアとチャンポンに飛ばすと、各舵が鈍く重めでまた違った味があり、同様のコンセプトで設計しても翼平面形の違いが歴然と感じられる。ほぼ翼全長の巾の狭いエルロンを付けたせいだと思うが、ロール系の運動性能が劣る。前作隼同様ロールの背面からの起き上がりが左右アンバランスで、クイックになる。クラークYの宿命か。またテーパーが少ないほどロールは安定する。 安定性はほぼ同等だがやはりスローの沈み込みは若干大きい。たった5g/デシ程度の差がはっきり感じられる。やはり飛行機(実機だって)は重量軽減が最大課題だと痛感した。 こんなにそれぞれの飛行機の持ち味が感じられるのは、同一コンセプトでも各々実機のデザインを取り入れているからで、同一サイズでいろんな型を造る楽しみが実感できた。やっぱりこだわりを持たない気軽な「飛んでりゃスケール」はやめられない。私はなんて大雑把な人間なんだ!これもタイの風土がそうさせるのか・・・などと逃げを打ってはイカン。 |