誰でも 気軽に(安心)手軽に(安価)軽々と(安全)
スケール・ムードを味わいながらリラックスして飛行を楽しめる 機体を求めて

飛んでりゃスケール 第6弾 「フォッケウルフ」
FLYING SCALE TRAINER # 6

TT 25(スカタン)搭載、
全巾:124p、全長:89p(スピンナーなし)
メカ 標準サーボ4ch・エンジン・OKタンク180cc搭載全備重量:1640g
翼面積:約24.8デシ、翼面過重:約66g/デシ


ドンムアン・フェスティバルに向け突貫製作。実製作時間丸3日。長いキャノピーは一体で成形出来ず後部は胴体プランクにカラーリングで仕上げる。
メイキング・オブ・飛んでりゃスケール「フォッケウルフ」
第2次大戦 空冷星型戦闘機の最高傑作といえばなにをおいてもフォッケ!
模型のデザイン的にはD型の方がむいていると思うがあえて独断と偏見で長っ鼻よりA型を好む。
頭でっかちのカウル部分は胴体の延長でバルサ積層の丸味仕上げ。やはり小さめで長めになりちょっとツライところ。従って最大の特徴の側面の排気集合管部分が偏平で今一つ。その分 エアインテーク、機銃カバーをバルサでディーテールアップ、雰囲気を大切に。
最も美しいガーランド・キャノピーを何とか一体でと試みたが、所詮ペットボトルの限界、長さが足りない。やむなく流麗な後部胴体のラインを崩さないようキャノピー後部のジュラルミン部分だけバルサプランクで胴体と一体に成形する。
3角形の前部と滑らかな曲線の後部をワンピースで成形出来たのが救いで、独特のシルエットを保つことに成功したといえよう。
何としてもこだわりたい尾輪位置。手慣れた「中間クッション・ロッド」?でラダー連動に。
これは実に簡単でなお且つラダーに影響を与えず、タキシングのショックも吸収する優れものと自負している。(もっとも多くの先輩方が使われた手だと思うが)
最終胴枠に軸受けを貼り付け(アルミ板+2ミリタッピング)尾輪軸の先端を90度折り曲げて左右いずれかに突き出し先端をU字型に折り返しておく。従って胴体完成前に組み込んでおく事になる。
ラダーロッド先端のアジャスターネジの根元にナットを締込み、燃料チューブの切れはしとワッシャを入れ、尾輪軸先端のU字穴を通し、また燃料チューブ、そしてナイロンホーンの端切れでナットを作って締込み適度の弾力を付けておく。最後にアジャスターを締め込んでラダーホーンと接続。
長さの調節がちょっと厄介だが、サーボ側のロッドで自由に合わせられるからさほど面倒はない。
この方法で尾輪を付けるとかなりスケール感がアップする。
例によって胴体は側板基準線の上に台形に側板を追加。キャノピーから前は丸くプランク。
特徴的なテールラインを出すために背骨?は6X15のバルサ棒を台形に削り、十分な削り代を持たせておいて、側板貼り付け垂直板固定後にカッター+サンドペーパーの芸術となる。

カラーリングはヨーロッパ戦線風に。なにせ定型が有って無いようなドイツ空軍の迷彩だから史実などこだわらずに代表的なヤツでいく。モノコートのグレーを下面・胴体側面に、ODをヘル・グリュンに見立て、上面に貼り、最後にタミヤのポリカスプレーでデュンケル・グリュンの迷彩パターンを塗装する。
側面のインクスポットは、メッサー同様ODの切り落としをハサミでチョキチョキできるだけランダムに大量のスポットを作り全体に貼り当てて位置決めしてからアイロンがけして出来上がり。
これがまた飛んでるとりっぱにそれらしく見えるし、耐燃料にもいいし手入れも楽。無駄を省いて丈夫で長持ち、なかなかウマイ方法だと思いますが皆様はいかに? エ!やっぱりボッコイ? 気にしない気にしないマイ・ペン・ライがタイのライフスタイルです。
フライトインプレッション・飛んでりゃスケール「フォッケウルフ」
市販品の(安物)ギヤセットなのでどうしても短足!まして内又のおすまし脚線美だから本当は自作したかったが、今回は時間が・・・いずれ交換して脚線美も。
ほぼ前後同率の緩いテーパーの翼だから飛行性能は「スカイライト」並み。エルロンはほぼフルエルロンに近いが若干広め(32ミリ)のせいか横の運動はカーチスよりずっと素直で、前作メッサーとそっくりで実にイージー。
水平が小さいフォッケだが勿論実機より大きめにしてあるし、エレベーター面積も大きいので縦のコントロールはまったく問題無し。むしろ舵角を大きくとって、BMWは無いけど、OSの25かサイトーの30あたりの余裕パワーのあるエンジンを積んでやったら、きっと持っている性能を100%発揮して結構なスタントぶりも見せてくれるに違いない。未熟な小生の操縦ではまだ性能を出し切っていないと思う。
すべてにバランスがとれた優等生といった感じの飛びっぷりで、一番万人向きともいえる。

Return to GP page  この機で「飛んでりゃスケール」へお戻りください。