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スケール・ムードを味わいながらリラックスして飛行を楽しめる 機体を求めて |
飛んでりゃスケール 第3弾 「メッサー」
FLYING SCALE TRAINER #3
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OS 25FS搭載、 全巾:126p、全長:93p(スピンナーなし) メカ4ch・エンジン25搭載全備重量:1610g 翼面積:約25デシ、翼面過重:約64.5g/デシ 注文製作 第1号、ドンムアンを飛翔する隼が人気(安すぎる?)、注文により何でもカスタムメイドすると一言で注文希望者(見込み客?)が・・・ 第1号は例によって友人のSingha氏が一番乗り。以前製作したフィゼラー・シュトルヒとペアになるメッサーシュミットBf109Eアフリカ軍団仕様に決定。 手慣れたスカイライト改なので正月休みでほぼ骨格完成、2週間で完成引き渡しとなった。 |
メイキング・オブ・飛んでりゃスケール「メッサー」 | ||
基本コンセプトと唯一違うところは、推力線から6センチ高いところにある水平尾翼の位置。 上半角は隼の経験から5度に決定、30%位置のスパーを一直線に前後同一テーパーの主翼。 「すわり」はかなりいいはずだが、ロール系の飛行特性はどうなるかが楽しみであり不安でもある。 | ||
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基本骨格はほとんどスカイライト同様。マウント部分のみオイルクーラーの雰囲気を出すために段付きにして 先端は三角テーパーでちょっとトンがらす。 |
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胴体は側板基準線の上に台形に側板を追加。キャノピーから前は丸くプランク。 キャノピーはペットボトルで製作。形がシンプルなので比較的作り易いし、経験値があがって割とすんなりできた。 窓枠は温度の問題でやはりフィルムではむずかしい。もっと低温のフィルム(昔の京商エクセルコートみたいな)で色がそろえばいいのだが。今回は細く切ったフィルムを瞬間で貼り付けた。が曲線はきれいに仕上がらない。やはり塗装が一番のようだ。 |
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水平尾翼のリンケージはロッドの曲がりによる誤差を無くすためフレキシ・ロッドを使う。以前中間のたわみでエレベーター・ノーコン墜落の経験から、胴枠各所にしっかり中間固定した。遊びは全く無くシャープな利きが期待できる。テールギヤはラダー直結に簡略化。 |
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主翼はテーパーになっただけで、基本的にスカイライトと同一。エルロンはオリジナルに近いフルエルロンで。 中央前縁後ろにメインギヤ取り付けのベニヤと堅木をつけ、極普通のピアノ線ギヤをつけると、メッサーらしいあぶなっかしい脚のイメージがそのまま。 | |
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デザインはアフリカ戦線で。モノコートのスカイグレーを下・側面に、ベージュ(デザートイエローに見える?)を翼・胴体上面に。デュンケルグリュンはオリーブドラブで代用、てきとうに鋏でチョキチョキ迷彩パターンを散らばしてペタペタ。ハーケンクロイツ、バルカンクロイツもモノコート重ね貼り、多少のずれはご容赦。 メッサーらしい排気管とサンドフィルター付きエアインテイクはバルサスクラッチにタミヤエナメル塗りで。デカいスピンナー(60o)先端の機銃「穴」もメッサーの特長だから再現。 おもちゃっぽいが飛んでりゃスケール!かなりのムードが出ている。飛行前の評判最高。単純な脚だが位置的にイメージは上々、某メーカー出来合い品のインチキ引き込み脚よりよっぽど本物っぽい。もっとも引っ込まないけど・・・(xx!) | ||
フライトインプレッション・飛んでりゃスケール「メッサー」 | ||
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OS25FS搭載、ゆとりのパワーで垂直上昇まで期待? 水平尾翼取り付け位置(垂力線上6センチ)がどう影響するか? | |
1月21日(日)土曜日は枯れ草焼きの煙幕で視界数メーター、消防車出動となり飛行を断念。 日曜なのに人が少なく絶好の飛行日和。エンジンのセッティングOK、いよいよ初飛行。横風の滑走路に向けタキシをはじめスロットルを開き始めたらもう尻が上がり、中スロットルになったらもうすんなり脚が浮いている。そのまま吹かしこんでまっすぐ上昇、頭上げもなくトルク負けの左曲がりもほとんどなし。なんと素直な奴だ! 上半角をスカイライト(6度)よりへらし、改修してへらしすぎてしまった隼(約4度弱)よりは多く、結局下面で片側5度にセットしたのがベストの結果となった。 場周1回でエレベーター、エルロントリム調整もOK。あとはいつものペース、何の不安も癖もない。作る度に良くなる。上空で風に向かい最スローにしても緩やかに降下、ちょっとアップを触るだけで歩行飛行?そのまま一気にフルスロットルにしてループもバッチリ。ロールのエルロン癖ほとんどなし。左がやや早いのはしかたなし、エレベーターアップ・ダウンを触る程度でロール3連続ができた。 スローでの安定も抜群、脚間隔がせまい実機同様?のあぶなっかしい足だが、最スローでスロットルでチョコチョコ支えながら接地するまで実に素直に進入、何もしないうちにいつのまにかという感じでランディング。 隼といいこのメッサーといい、実機の設計が優れた機体は模型でも優秀だと実感。さすがにOS25FS搭載だから、OS25LAの隼と比べてスピード感も実機並み?にぐっと速く感じる。 あまりの出来のよさに、引き渡すのをためらってしまうほど気にいった。そのうち自分用に1機、絹張り塗装し上げでもやってみたくなった。アフリカ軍団カラーリングは飛行中とても見やすくていい。 同じようなスケール・サイズで同様のコンセプトの機体をいろんな形で作ると実にアジの違いがあって面白いもんだと実感した。 次回は何にしようかと初飛行終了時にもう次の欲が出た。もはやどんな格好の機体でも「飛んでりゃスケール」に敵は無い!!! |