Early Park Scale  D.H.60 Gypsy III Moth  

 胴体/主翼 バルサ・Lアングル 角胴 フェザー・コート張り 
 全長 535 mm 全巾:上下翼 700 mm
 翼面積:13.7 dcu、
 全備重量:345 - 365 g
 機体重量(モーター、バッテリー、ラジオ除く)199 g
 翼面加重:(約25.1〜26.6 g)/dcu

 RCW 2807/1421KV (HP 2209 Type) B.L. (50 g)(+マウント+ペラ=63 g)
 LiPo 2 / 3 S 700 〜1000 mA (40〜60 g)
 アンプ( 20 g)レシーバー、マイクロサーボX2 (3) =RCメカ (約60 g)搭載
 特注4ch エルロン仕様 (3ch ラダー仕様 標準仕様)
WWT戦後、自家用機としてDH51を製作、しかし少々大きすぎるのでさらに縮小版としてDH60を製作。当初は軍の放出で大量に余っていたV8エアディスコエンジンの片側4シリンダーを使用。後にデ・ハヴィランド自社製のジプシーUエンジンを採用。これが実に名作で一気に航空民間化に貢献。さらに改良したジプシーVエンジンは倒立で前方視界もぐっと向上。やがてこれが各種モス・シリーズや名機「DH82タイガー・モス」へと発展してゆく。
「ほとんど・スケール」でも成功作だったDH60 MOTHを、一回り縮小、そして徹底的な簡素化=軽量化をほどこして「パーク・モス」が誕生。そして今また、モーター換装でさらにリファインして新登場。

 パーク・スケール 「D.H.60GV ジプシーVモス」 誕生
2205型BL予定から、よりスケール機にマッチした小径ペラで高回転型余裕パワーの2209タイプ採用に変更。
倒立ジプシーVエンジンにより、ノーズの形は後のタイガー・モスともうほとんどそっくりに・・・
初代パーク・モスをさらにリファインして軽量化。といってもまったくといっていいくらい同重量。(実際はラダー機でもう少し軽くなるはずなのだが、最初からエルロン仕様の特注のためなのです・・・)
探してわかる兄貴分との違い、でもその差は200g近いのです!
なんでこだわるゴム止め主翼? 初心者に緊急着陸(別名 墜落)はつきもの。カンタンにズッコケ、外れるゴム止め主翼は機体を破損から守る必須アイテムじゃありませんか? 初飛行大破なんて悲しい思いはしたくないから・・・
これが軽量仕上げの決め手でもあるんです。エルロンつき、ビス止めだと確かにカッコいいけど、その見返りが100gもあればヤッパゴム止め、ラダー機がベター。

翼間支柱もジェニー以来のツッコミ+ゴム賭けで、簡単に軽くシッカリ。
パークシリーズは手投げが基本? 尾橇も固定式に。無論タキシだってできます。竹串を差してあるだけなのでスリへっても交換ワンタッチ!?
こんなに竹串を愛用してるからって、毎日ヤキトリ喰ってるわけじゃありませんゾ! これぞ東洋の英知!
なんでもマスプロ=プラスチック しか考えてない白人にゃ  わかんねえだろうなぁ
みなさ〜ん 自然素材を愛用しませう! 酒はタイ特産 もち米の酒 サヤーム・サトー 日々一本! 

 ・・・といいつつ 初号機はエルロン仕様の特注なのです・・・
上級ほとんど機より5mm狭い胴体、エルロンサーボ内装はスペースギリギリ。 初代ほとんどスケールDH60でも外付け、外装のエルロンだったが、何とか内奏してカッコよく・・・ 判決は サーボのお尻がハンケツ!
でもこのおかげで主翼ゴム止めも簡単確実に。 ここにダミーの増槽でもくっつけますかね。。。

またまた問題、予定のRTCが品切れ! 運良く?TAIWANモノ発見
ローカルの後進性?常時同じものが在庫していない!運んできちゃあ売りっきり。日本でも同様かな???
当初は3CHラダー軽量機の計画で、RTC2815=2205クラスを使用する予定だったが、初号機受注がエルロン機で若干の重量増加が見込まれ、また運動性能も向上させるために、一クラス上の2209タイプを搭載することに。
いつものSHOPは毎回在庫が変わる。でもなぜか旨いものが見つかる商売上手な中国人! 今回はTAIWAN製H社2209のソックリさん発見。1421KVで8X4サイズ高回転と実に好都合おあつらえ向き。アンプも余裕を持って20Aクラスに。結局パワーユニットだけで計画より30g近い重量増加となってしまった。
しかし余裕の翼面積、そこが複葉機の強み? 2S/800mAでも垂直上昇しそうな強力余裕パワー。オーバーパワーは本来の趣旨ではないし、この手の機体には似合わないけれど、やっぱり非力でヨタヨタでは飛ばしていて今ひとつ満足感が無い。実機同様のムードは何も馬力荷重にまでこだわる事はない! 模型なのだから余裕があればスロットルを絞ればいいだけ。その分飛行時間も長くなる。かつては280〜350〜400と重量増加で泣かされてきたが、軽量強力ブラシレスの使い勝手がやっと今頃になって飲み込めたようだ。これだけの余裕パワーモーターを搭載しても350ギヤダウンと同等なんですから・・・
ジプシーVでノーズが伸びた分、鼻の長さは上級ほとんどスケールとほぼ同寸法、従ってバッテリー室も余裕があり、モーターのシャフトが後に突き出しても問題なく、1300mAまで搭載できる。もっとも今度はノーズ・ヘビーになってしまうから、2S/800mAくらいが理想的。

2006 8月 のっけからエルロン装備で 特注パーク・スケール?完成
カラーリングは特殊仕様。これまた仮想大日本帝国海軍機 大東亜戦争以前の標準塗色 風。。。
ジェニーは「カ式初歩練習機」 じゃ MOTHは「デ式」? 「モ式」は実機モーリス・ファルマンで使ってたから・・・
なぜか複葉機にはどれでも似合う?海軍色・・・
 って思うのは日本人だからでしょうねぇ

バランスの取れた名機ゆえ、見ただけで
良く飛びそうな安心感がある。

ゴム止め主翼も こうしてみると
飛んでる姿ではほとんど苦にならない

2006 8月 パーク・スケール勢ぞろい
<アブロと聞いちゃ引っ込んでられない。久作アブロ621チューターも飛び入り参加 私も新エンジンでカッ飛びたいよぅ〜>

シリーズ他機より50gほどヘビー級となってしまったアブロ504、当初の2215(2205クラス)では如何にせん非力。
クセのない実に安定した最高のバランスで文句なし手はなしの傑作ではあったが・・・「わたしゃもすこし力欲しい」。

新作MOTHはエルロン仕様の特注で。そこで再検討。ギリギリパワーより余裕馬力があったほうがイイ。
そこでモ=ターをワンランク・アップ、2209タイプ(H社2209のソックリさん、性能もなかなか)を搭載。
案の定この機体サイズには充分すぎるオーバー・パワー。2215全開でのんびり場周飛行だったのが、2Sでも胴体持って垂直にして回すとそのまま手の中で上へ上へと上がってゆく! こりゃかなりのジャジャ馬に変身するぞ!

やはり「大は小をかねる」ですかね・・・モーター重量に大差がないブラシレス、価格だってほほ同等、となればここらでランク・アップ。パーク・スケールだからってあえて非力にしなくても、余裕パワーがあればTPOで遊びの範囲もグッと広がるでしょう。

こうなると2205クラスにマッチした さらに小型軽量の機体を作ってみたくなりますねぇ。。。
もっとシンプル・デザインにして全備重量300g以下で、こりゃミニ・パーク・スケールに発展ですかね

・・・ということから 2008年から気分も設計も一新。
 とはいえバルサ+フィルムカバーのオーソドックスな機体、しかもスケール感にこだわると、どうしても200g台が限界。
 長い間のジレンマの帰結は結局・・・

 2205クラスで余裕の飛行性能をもったさらに小型、全巾60センチ、全備重量300g以下新パーク・スケールに発展

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