NEW Park Scale2008  Supermarine Walrus 1/16  
ミニ飛行艇 スーパーマリン ウォルラス 1/24 

ミニ飛行艇がおもしろい! ってことで 世に知られたスーパーマリン・ウォルラス
 プラモも数多あるメジャーなWalrus 資料も山ほどある あえて薀蓄を語る必要なし。
   ・・・ ってだけに手抜きはできないゾ!


 主翼 バルサ・フィルム張り
 艇体 バルサBOX フィルム張り 
 全長:  485 mm 全巾: 590 mm
 翼面積:11.7 dcu、
 全備重量:246〜266g
 機体重量(モーター、バッテリー、ラジオ除く) 148 g
 翼面加重:(約21〜22.7 g)/dcu

 2204/05 クラス B.L. (+ペラ=34 g>)
 LiPo 2/3S 450〜800 mA (25〜45 g)
 アンプ、レシーバー、マイクロサーボX3
  =RCメカ (約45 g)搭載
 4 ch エルロン・ラダー仕様


2009 04 ミニ・ウォラス 2号機

2008 12 ミニ・ウォラス 初号機 レポート:離水初飛行成功 

1/24 ミニ・ウォラス 2号艇 
2009年  4月 14日 1/24 ミニ・ウォラス 2号艇 完成 (↓下に)
2009年  4月 12日 1/24 ミニ・ウォラス 2号機 組み立て完了 
2号機となるといつものとおり「もうちょっと」の欲が出て・・・
 エンジンマウント位置を小変更。6”ペラに余裕を持たせる為上翼位置を5mmUP
 バカ穴(なんて呼んじゃいけない! 気持ちの表れナノダ!)あけも目いっぱい。
卵型したエンジンカバーは如何にせん再現不可能、若干細めはやむなしと・・・
↑ 胴体上面にもマッキ同様ペラ先端クリアの為の凹をつけました。
   ノーズもさらに実機のラインに近づけて。ますます艇内は広くなった! ↑
↑ 実機同様の凸型艇底は踏襲。1mmバルサ二段底だから強度もバッチリ
 エルロンサーボもマウント位置を上げて、砲弾型カバーの切り取りを最小限に。
 マウントをUPしたのでカバー下側の切り欠きも極わずか。下翼を斜めにして抜き差しクリヤ。 ↑
可能な限り尻軽るに! Evロッドもクランク式をやめてミニ・マッキ同様に斜めロッドでダイレクトに。
水中舵兼用の尾輪カバーもラダー連動で取り付けました・・・ナンテコタナイ行って来いヤンケ。。。

機体生地完成重量は117g 前作とほとんど同じ。オマケが増えた分バカ穴もオリコウに!
2009年  4月 XX日 迷彩カバーリングで完成に 

2009年  4月 14日 1/24 ミニ・ウォラス 2号艇 完成 
生地完成で117g 極薄フィルムの効果大、全26gでカバーリング完成!
重ね貼り迷彩カバーリングして完成機体143g 初号機より5g軽く出来たぞ!
毎回オマケが増えて重量も増加するのが常なのだが、今回は軽量化努力が報われた。
翼端フロートは発泡荒削りで両面テープペタリの仮組み。
バラストを積んで全備240gで進水式。まだまだ喫水は浅い。
オマケの尾輪カバー=水中舵もうまいこと水面下に入りタキシングもバッチリだろう。
1000mAくらいのリポ約50g+を積んでも全備で280g程度。それでも翼面荷重は24g/デシそこそこ。
やっぱりこのミニ・ウォルラスは出来のいいヤツだ!

1/24 ミニ・ウォラス 初号機
2008年  12月 14日 1/24 ミニ・ウォラス 完成 (↓下に)

2008年  12月 05日 ミニ飛行艇がおもしろい! で、メジャーな「ウォルラス」を
側板は上縁を平らにして内面に切り取り線を書き込み、出来上がってから上縁を切り取る。
ビッグ・サイズ マッキM7同様に床板を平面形の基準として組むからくるいはでない。
バカ穴あけは、完成後に。このほうが平板を抜くよりずっと楽だし、目一杯削り取れる。
上面は翼台部分、支柱付け根などの補強をして1mmバルサでプランク。
底面はまず平らにプランク、キールを貼って、実機同様凸型の艇底を再現。
手順はミニ・マッキとほとんど同じ、で、省略して 生地完成。
尾翼は水平板の位置が高いので、ビッグ・サイズ同様クランク式に。
  垂直板差し込み固定部分(艇内部)が余分な目方を喰うが、ここはシッカリさせておかないと。
支柱はマッキ同様△ヤグラで、上翼は中心1ヶ所のゴム止め。
翼間支柱もダンプラチューブと釣り糸バッテン張り巡らしでシッカリ。これだけでもうグラともしない。
ウォルラスの一番の特徴 砲弾型エンジンナセルは
 PET成型の砲弾型カバーを前からスッポリ・・・
  手ごろなPETボトルを探さなきゃ。。。
<砲弾型カバーはシーライオンVの時からそうだったんだよね>
やはり後退角+上半角の下翼は厄介で目方喰い。
軽さが命のミニ・サイズゆえに、
エルロンは上下連動は省略して上翼のみのダイレクト・フルエロンに。

実機は翼折りたたみのために後縁が複雑な△切り込み。フルエルロンの根元を細工して・・・
一見それっぽく特徴を再現しました。


艇底は実機同様凸型段つきを再現。
単純なV底ではなく、左右の平らな部分は
チャインの役目もしたのだろうか?
最大の難関は最後にやってくる。
砲弾型エンジン・ナセルはもくろみがはずれて・・・
型を作ってトライしてはみたものの、やはりPETボトルをここまで絞り込むのは不可能。

結局1mmバルサハリボテ曲げワッパで、
ナセルを支柱、マウントに作り付けに。

2008年  12月 14日 1/24 ミニ・ウォラス 完成 
苦労の甲斐あってナセルも上々。
どこでどう間違えたか?斜めにして差し込む下翼が入らない! やむなくナセルの下を切り取ってギリギリで差し込み可能に。モーター軸線を出来るだけ実機に近づけようと下にしすぎたのだ。。。

エルロンはアジャスターをエルロンホーンに取り付けて、サーボからのロッドを差し込んで固定。これでゴム止め主翼の着脱も簡単に。

艇底はまさに実機どおり うまいこと凸底が出来た。
あれこれ手が込んだ割には、生地完成119g、クリヤグリーン重ね貼り迷彩のカバーリング完成で148gと、シンプルなミニ・マッキM7より約20gの増加で仕上がった。
翼端フロートは発泡削りだし、両面テープ貼り付けのワンタッチ、でも底の形だけはリアルに・・・

しかしRAF(だけじゃなくて海軍も)の迷彩色はどうしてこうも くすんだ?ボケた?奇妙な色なんだろう。。。
海軍機下面の「スカイ」も、(緑が濃すぎて若草色みたいになっちゃったけど・・・) 実際霧に包まれた英国の空ってのはこんなとぼけた色なのだろうか?

ちなみに 英国海軍巡洋艦「グロスター」搭載のウォルラスTをモデルに(手持ち資料の関係で。。。)
折りたたみ主翼の△切り込み、主翼付け根の支柱、空冷9気筒ブリストル・ペガサスYのダミーエンジン、カバーつき水中舵兼用の尾輪、そして肝心の折りたたみ式脚と車輪、近代的なかまぼこ型曲面の翼端フロート・・・そこら辺はそのうち大型スケール製作時点までオアズケで。。。
リポと乾電池を積んで全備240gで進水式。まだ軽すぎて、急ごしらえの翼端フロートもちょっと短くて、少し傾いてしまった。
インスタントの発泡スチロールフロートだから作り直しも簡単。過荷重270gくらいでも喫水は十分浅い。

荒波の北海で波高1.8mでも離着水可能という仕様指示書からも、英国空軍初の全金属セミ・モノコックの頑丈な艇は、見事な踏波性だった。
(スケールにすれば7.5cmの波!!! これもそうだといいんだけどねぇ。。。そんなむちゃな!)

 シュナイダー・トロフィーを英国にもたらした、S5,S6B、そして後に流麗なラインの流れを汲んだ名機スピット・ファイア、この中間にかのレジナルド・J・ミッチェルが設計した、まるでイメージの違う実用一点張りの無骨な飛行艇「シーガル/ウォルラス」・・・やはり名機?は格好だけじゃないんだ。
 しかしWWUの時点でも、こんなクラシックな飛行艇を艦載哨戒偵察機として実用していたイギリス。
敵とするドイツ海軍には空母がなく、洋上の空に敵機がない英国海軍はソードフィッシュなんかでも使えていたくらいだから、これでも十分名機として活躍できたんだろう。
<IF> ドイツに零戦があったら? バトル・オブ・ブリテンでスピット・ファイアMkXは叩きのめされ、
     ビスマルクも沈められず、英国は蹂躙されていた???

  空母機動部隊から低翼単葉の艦爆、艦攻、戦闘機を活用していた最新鋭日本海軍航空隊は、
パールハーバーで海軍航空に遅れをとっていたアメリカに目を覚まさせ、
七つの海の制海・空権は我が物と油断していた英国海軍は、マレー沖で戦闘機の護衛のない新鋭戦艦を失い、インド洋で空母ハーミスを失い、そしてチャーチルは泣いた。

 歴史は人間の生き様を如実に教えてくれる。しかし臭いものには蓋で其処を闇に葬り、其処から何も学ぼうともしない者は、やがてまた己の分を見失い机上の空論のド壷にはまってしまうことだろう。

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