日本陸軍 一式戦闘機 隼 キ43 ( Nakajima Ki-43 HAYABUSA )
一式戦 隼 キ43 1/12
T型
1号機
U型
2、
3号機
T型
4号機
U型
5号機
T型
6号機
T型
7号機
胴体 バルサ・モノコック丸胴 フィルム張り
主翼 バルサ/フィルム張り
全長 725 mm 725 mm 725 mm 725 mm 725 mm 725 mm
全巾 1020 mm 1020mm
(950)mm
950 mm 950 mm 1020 mm 1020 mm
翼面積 18.0 dcu 18.0 dcu
17.0 dcu
17.0 dcu 17.0 dcu 18.0 dcu 18.0 dcu
機体重量
(メカ除く)
470 g 440 g 450 g 500 g 460 g 510 g
全装重量 690〜 〜700〜 g 710 g 795〜825 g 〜866 g 880 g
RCメカ XM2834CA-72
(2217)
XM2834CA-72
(2217)
(2217) E-Max2220
-1050kv
FSD3530 FSD3536
LiPo----- 3S 1000 mA〜1300 mA 〜1500 mA
サーボ-----9g X 3+1 9gX4
12gX1(G)
9gX4 12gX4
ミニ・メタル
 GWS引込脚 電動引込脚 電動引込脚

2021新春  「コトブキ飛行隊」仕上げの写真をいただきました。
2020/12/13 キ43 隼 T型  1/12 7号機   ・・・(埼玉} N.F.さま NEW

2017/03/23 キ43 隼 T型  1/12 6号機   ・・・(大分) T.F.さま 

2013/10/06 キ43 隼 U型乙 1/12 5号機   ・・・(埼玉) K.U. さま

2012/01/10 キ43 隼 T型  1/12 4号機   ・・・(福岡) T.S. さま

2010/06/23 キ43 隼 U型乙 1/12 2、3号機 ・・・(神奈川)SNU/IMZ さま

2010/04/03 キ43 隼 T型  1/12 1号機   ・・・(BKK)ISB さま

*** 製作開始から完成までの工作詳細は 工房日誌 キ43 1/12 でご観察ください。***

日本陸軍 一式戦闘機 隼 キ43 T型 1/12スケール 7号機
久々に「隼」といっても、前作をほぼ踏襲。(某国のように勝手に歴史上の過去は変えられないから)
今回 日の丸はなし。空想の世界は「紅豚」と同じで「コトブキ・・・」印になる模様。化粧は
オーナーの腕の見せ処!? ということで工場出荷状態で。??世紀の飛行隊。。
2020年12月13日 7機目の隼「コトブキ飛行隊」仕様に
実戦機ではないからマーキングはなし。「コトブキ印の白縁」だけで。

 戦中・戦後派二十世紀人間には考えられないアニメの世界、零戦32型が敵機だなんて。。。
 もう大東亜戦争は遠い歴史の中に埋没してしまったようだ。靖国の英霊の方々お許しあれ。

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日本陸軍 一式戦闘機 隼 キ43 T型 1/12スケール 6号機
久々の隼、今回は初の超小型電動引き込み脚を採用。
キャノピー・ハッチを少し幅をつめ、キャノピーも一回り小さく実スケール寸に。
ESC搭載はモーター上、受信機は下側でカウル内に。尾翼サーボは操縦席下、ハッチ内に。
ハッチ内にバッテリーを搭載するので多少容量増加もOK。
2017年 3月23日 6機目の隼 やっぱり六十四戦隊 加藤部隊長機
今回の電動リトラクトはなかなかの優れもの。脚柱固定部分もダイキャストで結構頑丈だ。
固定も芋ネジ2本でシッカリ。 ギヤノイズは大きいが作動がゆっくりで実にいいムード。
ただし差動角が90度なので開いた脚がハの字になってしまう。上半角に合わせて取付を傾けると
引込んだ時翼内にもぐってしまう。現物合わせでギリギリの調整でなんとか・・・
プロポch5のストローク調整ができて、下げた時の位置をずらせば直立になるかもしれないが、
はたしてギヤはロック、作動停止できるだろうか?
 後は前線で実戦整備にお任せして。。。

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日本陸軍 一式戦闘機 隼 キ43 U型乙 1/12スケール5号機
またまた1年半ぶりに隼を 今回もU型で・・・変ったところは?
エルロンを翼端ハッチ式Wサーボに。引き込み脚サーボは12gメタルギヤに強化。
キャノピー・ハッチを少し幅をつめ、キャノピーも一回り小さく実スケール寸に。
ESC搭載をモーター下カウル内に。尾翼サーボを前進させて操縦席下、ハッチ内に。
GWS引き込み脚は脚柱を少し短く実スケールに近づけた。・・・でも見た目はほとんど変らない???
2013年10月 6日 5機目の隼 二型でも改修の2型 
↑ サーボハッチがうまく日の丸をよけてくれた。
  コードも継ぎ足しせずに中央へ届いた。ここは楽勝。
  翼巾がつまって平面形はアスペクト比の低い
  ほとんど実機スケールそのままのイメージ。

← 脚を収納して真正面から離陸直後の
  イメージ写真にしたかった。。。
 2、3号機U型とほとんど変らないが、細部はけっこう変ってるんです。
 後方排気集合管は厚紙でパイプ状のリアルな仕上げ! アンテナ支柱はカーボンパイプ内装。

 今回使用した光輝シルバーのフィルムは 従来と違うPETフィルムで、銀色が白っぽく輝きが強い、
 まさにアルクラッド風のピッタリイメージ。がしかし!!! ということは
 アルミの多い塗料でフィルムが硬く 収縮は低温で強力で そのくせ裏面の糊の喰い付きが弱い。。。 
 機体各部の隅々折り返し重ね部分は通常のアイロン貼りでは、ヒートするとズルズル引き込まれてしまう。
 結局折り返し部分はすべて瞬間併用で固着させる羽目に。作業時間3倍!!!
 あちこちに瞬間のはみ出しが・・・仕上がりの不始末は平にご容赦の程を・・・
 まして逆Rのフィレットはとてもいつもの方法では貼れない。そこで思案ひとしきり、発泡に使うスプレー糊を
 両面にうすく塗って、指先で撫で付けながらアイロンがけ。四苦八苦でなんとか貼れたが、ズームアップには
 耐える仕上がりではない。。。 これほど苦労したフィルムは初めてだ。

 さんざん苦労させられたが なんとかスタンド・オフ・スケールとしては許容範囲か。。。

 サーボ追加9g、メタルサーボ+3g、Wエルロンハッチ、3翔ペラ+スピンナー、ETC.えとせとら・・・
 結果は約60g以上重量増加に。。。軽戦闘機の極地 隼も 改良型になるたびに重くなった?
 とはいえ CGバランスは改善され3S1500mA搭載ではほとんど追加ウェイトなしでいけそうだ!
 なんとか結果オーライと言ったところか。フォルムは最高の出来ではあるのだが・・・ 

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日本陸軍 一式戦闘機 隼 キ43 T型 1/12スケール4号機

丸メカニック 1984/3月号より
1年半ぶりまたまた隼T型 
1号機は加藤部隊長機のパターンだったので
今回は思い入れのある檜與平中尉機を。
昔の丸メカにあったイラストから
檜中尉機のカラーリングで
飛行第六十四戦隊 第二中隊所属当時を想定して。。。
このイラストではハッキリしないが、どうも開戦当初マレー作戦当時に、加藤部隊長の指示で現地で適当に迷彩塗装を試した時の、
濃緑/茶色のまだら迷彩のようだが、ほんの一時ですぐ塗り替えた。
その後の17年春ビルマ作戦当時にはほとんど全面濃緑色ベタ塗りが普通だったようで(部隊長戦死時も緑だった)そこで今回は
以前に製作した五式戦で使った手法で、上面はオリーブ・グリーン、下面は銀のPETフィルム貼りにした。後の陸軍機制式塗色の濃緑色より茶色っぽいが、ウェザリング?という感じで実戦機の雰囲気は出ているのでは・・・
2012 1月10日 隼 初めての2色迷彩塗装で完成 
仕上げを急いだのでカウルの塗装が色があっていない。出撃前に再塗装して・・・
モーターは手持ちの2217で代用したので、コレットのためスピンナーが5mmほど前に出てしまっているが
XM2834搭載ではピッタリになるはず。
昇降舵バランスの形状もT型の角の丸みを再現。 蝶型空戦フラップは線引きではなくフィルム重ね貼りでしっかり表現。
初号機のミスを修正 m(_~_)m T型には着陸灯は付いていない。でも翼後端下面のマグネシウム翼下照明装置は省略で・・・
Rd、Ev、リンケージもカーボンパイプとロッドアジャスター式にグレードUP。 胴体脇の点検脱出口も重ね貼りで再現。
4作目でもあり過去のミスを修正、随所に手を加えて
キャノピーはモールド修正というよりほとんど作り替え、より忠実なフォルムに。カウル上の機銃口カバーは一体凸モールドに成功。
胴体中央水平補強板の穴も変更して、引き込み脚の点検調整もハッチからできるように改修。
恥辱のミス m(_~_)m ハ25のシリンダー配列も正しく変更。気化器空気取り入れ口の防護柵はバルサだから本数が足りないのは・・・
脚柱カバーに新アイデア、ゴム風船利用のフレキシブル構造?で翼下面に密着、付けたままで飛行も可能に。


18年以後の陸海軍共同識別塗色以前なので、胴体の日の丸も無く、全体に色気?が少なく
ちょっと寂しい気がするけど、実戦の戦闘機らしい雰囲気は表現できたと思う。
大空を舞う姿を早く見てみたいものだ。前線の健闘を祈る。

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日本陸軍 一式戦闘機 隼 キ43 U型乙 1/12スケール2、3号機
続く2,3号機はU型乙で。計画値では実スケールサイズだったが、やはり軽戦らしさを求めて翼面荷重軽減のため、翼巾(約7%)・胴体長を延長した前作T型とおなじ修正スケール寸法で製作。
結果的に四式戦1/12スケールなみの大きさになっている。
「鬼の横転性能」からすれば翼巾は狭く翼弦の広いダンビロ翼でよかったのかもしれないが・・・
2010年6月24日 生地完成の2号機につづき3号機はサーボ搭載済みで完成 
迷彩塗装とマーキングは前線部隊で・・・ということで日の丸だけつけた銀地肌 工場完成状態で
 写真撮りのためにバルサの棒で突っ込んだだけのスピンナー あれれ ズッコケちゃってらぁ。。。
 細く長いスリムな隼の特徴が更に強調されている・・・でもダンビロな翼はスマートに。。。
 一応翼端の形状は 実機では全巾50センチつめたU型の形にしてある でも長いのだ。。。
 引込脚もロッドを直線にしたから タイヤハウスもリンケージもすっきりと。
 ギヤの取り付け角度には手こずった。カバーリング後にも組み立て時に再修正。
 何度も削っては取り付けの現物あわせで やっとカバーがピタット閉まるようになった。
 タイヤがむき出しの隼だからカバーに苦労しなくてすむけど、他の機体だと・・・
 カウルの隙間もリアルに表現 ハッチはもうお手の物。メカ積み、メンテはきわめて楽。
 丸い風防のU型だから光像式照準器?もオマケ 
 風防がラフでゆがんで見えるところだけは「超リアル?」なんともはや。。。でもPETの丈夫さは
 きっと実戦で役に立つはず。ひっくり返ったって潰れません!

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日本陸軍 一式戦闘機 隼 キ43 T型 1/12スケール初号機

1/13九七戦で機体構造はほぼ完熟 いよいよ本命「隼」を
電動飛行機当初から幾度となく、いろいろなメカ装備で つくり続けてきた「隼」
BLの進化によりますます内容は充実 ついに今回は引込脚装備の完全スケールをめざして!
今回の「集大成」とも言える隼は、同じバンコクに住む退役友人の依頼でもあり、
加藤部隊長 乗機(当然初期のT型)を精魂込めて製作。

2010年3月 愛機 九七戦 につづき 隼一型を
つくりなれた中島の機体 ストレート・テーパーのスリムな胴体、前縁直線の主翼 そして 引込脚装備
もともと細くてスリムな隼だけど RC機としての縦安定を考慮して 胴体は後部を少し延長してある。
その分尾翼面積をあまり拡大したりしなくて済むので イメージはますますスマート。
いつものPETボトル成形カウルだが、ダミー「ハ25」環状オイルクーラー エアインテークはもちろん
機銃口カバーもバルサで成形して取り付けた。カウルフラップの線はケガいて墨入れ。
ハイペリオンのスケール・スピンナーがピッタリマッチする。さすがに電動機用で薄く軽くできている。
スターター押し付けてグリグリなんていうGP機ではないから不要な強度はいらないわけだ。 
引込脚はGWSのLFW-508/21を利用。強度が心配だったが、実物を見れば納得、
機体重量1kgまで使えるというのでまずOK。
脚柱はあえて2.5mmピアノ線のものを使用。新型のカーボン・ロッドでは曲げられない!
ピアノ線も高度の焼入れでかなり丈夫、万力にくわえて曲げ加工してそれらしい脚柱の形もできた。
切断はトーチで先端を焼きなまして金のこでカット。ストッパーや車軸も小さなパーツだが
工作精度は高くしっかりできている。なかなかの優れ物だ。

サーボは中国製だが日本輸出用の高トルク(2.9kg)12gマイクロを使用。ストロークも120度と充分。
ところがリンケージが難題、1.2mmピアノ線を何度も曲げてはあわせて、作動チェックしたが
どうしても出し入れがスムーズにいかない。そうこうする内 サーボのギヤがいかれてしまった! 
再度取り外してチェックしていて気がついた。摺動部にグリスを塗ったら別物みたいに軽く動く!!
樹脂製だからシリコン系のグリスなら理想的 リチウム・グリスでも耐油性があるようでOKだ。
めったに使わない5CHなので舵角調整も忘れていたのだ!!!
やむなく汎用の中国製9gサーボに付け替えたら、1.6kgのトルクでも充分作動する。
この愛用のサーボは 安物でもガッチリできていて信頼できる。RD直結タキシにも充分な強度がある。
 <高品質・低価格> もはや中国は世界スタンダードなのだ。
低翼単葉のハッチはこれでキマリ!キャノピーと一体にエンジンまでの胴体上部をガッポリ開く。
1300mA/3Sでも苦も無く積める。胴体側にまるで誂えたようにアンプがピッタリ収まった。

マトモに使えない無線電話機 でもその重要性を理解していた加藤部隊長は最後まで取り外さなかった。RCのアンテナ線を出すために、やはりオリジナルのままにつけておきたい。

尾輪はデフォルムだがタキシのスムーズさを重視して、シンプルなラダー直結とした。

2010年 4月 3日 すべて装備完了 全備重量 690g(2S/1300mA) 〜728g(3S/1300mA)
充分な翼面積で 翼面荷重は1/13九七戦とほとんど同じ38〜40g/デシにおさまった。
これで2834の強力パワーだから まさに軽戦の極地と言える空戦能力を発揮するだろう。

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  ♪ エンジンの轟々と 隼は征く雲の果て ♪ 
 戦時中のプロパガンダであまりにも有名な「加藤隼戦闘隊 部隊歌」だが、実際には格闘戦一点張りの陸軍パイロットや軍官僚の無定見によって苦渋の決断で作られた、キ43。
 時代遅れの貧弱な武装、極限まで軽量化したためジュラルミン外板にシワができるほどの強度不足な機体。オイル漏れが当たり前のパッキン、絶えず漏電・ミスファイアして寿命も短いプラグ、飛行機だけは世界水準のものになっても、総合的な工業レベルはまだまだ後進国。開戦時になっても準備できていなかった12.7mm機関砲(海軍では機銃)は幾多の戦士が腔内爆発で自爆して尊い命を散華した。
 そんな劣悪な装備、環境でも一度戦争となれば命をかけて国に尽くすのが軍人の使命。その魂で最後まで戦い抜きとおした加藤部隊長こそ、真の武士、大和男児の鏡たる尊い姿。
どのような世になろうと、祖国を愛し身を挺して戦った幾多の戦士達の命は永劫に称え伝えられるべきである。

 「温故知新」 歴史の真の姿を学び 過去の過ちを熟知し 眼を広く世界に開き 誇りある日本国民としての自負を肝に銘じ 万民平和な未来を念じて 与えられた命を全うしたいものである。

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