Hanriot-Dupont HD2 Float plane
ほとんど・スケール アンリオ HD2 水上戦闘機 1/10 (2212クラス → 2810クラス)

アンリオ HD2 1/10スケール (2号機=水上専用)
 胴体/主翼 バルサ・トラス角胴 フィルム張り 
 全長: 700(570) mm
 全巾: 890/760 mm
 翼面積:18.8 dcu、
 生地完成:430 g (400 g)
 機体重量:495(水)/390(陸) g (480 g)
 全備重量:700(水)/600(陸) g (780 g)
 翼面加重:(約38.2/31.9 g) (-41.5+ g)/dcu

 2212 B.L. (+マウント+ペラ+スピンナー=70 g)(2810 / 130 g)
 LiPo 2 / 3S 1000 mA (85 g)
 ESC( 20 g )レシーバー、マイクロサーボX4
  =RCメカ (約 70g / 90g)搭載 4 ch エルロン仕様
WWT後のまだフランス航空が王座にいたころ、イタリヤの戦闘飛行艇の
向こうをはって? 地中海の制空権を競って? 採用された下駄履きの
水上戦闘機=アンリオ(Hanriot-Dupont)HD2を製作。
当時としては先進的?双フロートでいかにも安定性はよさそう。

WWT時の陸上型HD1との違いは尾翼形状と機銃が2丁くらい。
後期には垂直板も丸く拡大し、「うちわ」みたいな大型に。
(エドワードのプラモなどはこのウチワ型)
左の実機写真ではHD1と同じ垂直板でラダーが丸く少し大きくなった形
やはり水上走行性向上の為大型化したのだろう。

初号機は水陸両用を考慮してこの旧形に。
2号機は水上専用なので 後期のHD2の拡大型に。

*** 製作開始から完成までの工作詳細は 工房日誌 アンリオHD2 1/10 でご観察ください。***

2014年10月 1/10 アンリオ HD2 水上戦闘機 ・・・ 2号機 改良新型

2010年10月 1/12 アンリオ HD2 水上戦闘機 (2208クラス)

2010年 9月 1/10 アンリオ HD2 水上戦闘機 ・・・ 初号機

2014年 10月 1/10 アンリオ HD2 水上戦闘機 ・・・2号機 各部再検討 改修新型
4年ぶりにまたアンリオ水上戦闘機を製作することに。過去に1/10つづいて1/12と製作したが、現在の感覚からすると
やはりアンダーパワーであったと思える。当時としてはそれなりの軽量化に腐心したのだが、十分な余裕馬力を持たせたほうが
飛ばしやすいのは事実。そこで今回は当初計画より2クラスほど上の28クラスを搭載して、機体は十分な強度を持たせた
余裕設計に。
カラーリングは1/12と同様 グレー+シルバーでフランス海軍仕様に。
(蛇の目の色配列を赤白青→赤青白に変えるだけでUSNavy仕様にもなっちゃう・・・)
 前作同様 中央斜め支柱、フロートの中央▽支柱は ダンプラ+シュリンク+輪ゴムとおしのダミー。
 翼端支柱は上下ビス止め式で耐久性向上。フロート支柱位置も実機とおりにして張り線で位置固定を。
 操縦席はヘッドレスト一体のハッチで、ビス一本で開閉、バッテリー搭載、結線点検もここから。
 2810搭載で計画していたが、当面品切れで やむなく完全なオーバーパワーを承知で2814を搭載。
 ルローン・ロータリーをP&Wツインワスプに積み替えたようなもので、全開ではぶっ飛んでしまうだろうが、
 スペースギリギリで搭載OK。ペラをあえて9’サイズの小ぶりのままにして多少のパワーロスも問題なし。
 おまけに ノーズが重くなる分テールヘビーを解消するのにも一役買ってくれる。
 3S1300mA搭載 全備重量780gで進水式
 2814搭載で重量が増した分 喫水が心配だったが前作とほとんど変わらず。
 実機よりは若干深めだがオーバーパワーで引っ張るから離水にはほとんど問題なしだろう。
 フロートの形状から先端が薄く尖っているので、着水時にはUPでフレヤーをかけてやらないと
 先端を突っ込んでデングリガエシの危険が有る。ここらへんが一寸難しいところか・・・

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2010/10/10 めずらしい 双フロートの下駄履き単座戦闘機 アンリオHD2 完成
 実機は全面シーグレー塗装のようだが オーナーの希望でクラシック調、羽布色・木目調フロートで。
 ニューポール17 1/10とほとんど同じくらいのサイズ、下翼はストレートで小さく、上翼は大きい上半角に大き目のエルロン、特徴あるアンリオ独特の一葉半形式。
まだ角型だけどちゃんとステップも付いてる近代的?な双フロート。スタイルは一見バランスよさそう。
ハードな着水でも耐えるよう発泡埋め込みのノーパンク・フロートにしたのが災い、予定より
かなり目方が増えてしまった。(フロートだけで140g! 機体の半分くらいの重さだ。。。)
今回は主翼の防水に新工夫を。
どうしてもハッチ式のエルロ2サーボでは万一の転覆時に必ず翼内部に浸水してしまう。水の入った翼の再生は極めて困難。そんな問題を一気に解決。
主翼下面にサーボ埋め込みのBOXとコード通しの凹溝を作りつけに。サーボのセッティング後にフィルムの重ね貼りでカバー。
見た目も良く、主翼は完全密封で浮き袋と同じ。
果たして結果は・・・↓写真でじっくり観察してください。
 バランスとりのウェイトも懸念して全備過荷重720gで進水式
AXI2212、9gサーボX2 5gサーボX2、アンプ、ミニ受信機、1000mA程度のリポ この辺の装備で
約200g強 全備重量は695g、これでほぼCGバランスはOKになるはず。バランスウェイトも考慮して、
過荷重にした分だけ実機よりフロートのテールが少し水没する。
水上静止姿勢はほぼ実機並み。ほんの少し重心を前にずらせばパーフェクト。
バッテリー搭載用にハッチ式にした操縦席もピッタリ収まって、ビス1本で開閉OK
フロート・ステーは実機同様の骨組みで頑丈に正確に固定。
下駄を脚に付け替えれば 陸上機に変身
 といっても実機では陸上型の戦闘機として採用されなかったようなので、あくまで空想上の機体だが。。。
フロートを付け替えるだけで一気に100gも減量、陸上型全備重量は600gそこそこ。翼面荷重も
32g/デシと軽量、かなりの運動性能が期待できる。
まず陸上型で試験飛行・・・というのがRC水上機の常道なのだが、が、しかし!!!
この極端な鼻ペチャだから前後バランスはかなりシビアになるはず。
カウル内のマウント下がもってこいのバランス・ウェイト・スペースに・・・
下手するととんでもないジャジャ馬になってしまうかも・・・
かえって水上型のほうが全体のバランスがよく飛ばしやすそうな気がする。
 ・・・はたして 初飛行成功を祈ります。

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