Ford FLIVVER II   フォード・フリバーU 

いろいろなサイトや資料をひもとくと、どうもフリバーは2機しか作られなかったようだ。
最初の1号機はヘンリー・フォードの誕生日にあわせて、otto Koppen が設計したもの。
Flivver #1 Flivver #2 lindbergh
#1はテスト・パイロット(H.Fordの友人の息子)Harry Brooks により1926年7月31日初飛行。
そして主翼をフルエルロンからスプリット・エルロンに改修。268のナンバーがついた(#2)
同年8月10日 全米訪問中にデトロイトへ立ち寄ったチャールズ・リンドバーグが試乗。
L「これに乗せてもらえないかね?」F「もちろんいいとも。でもこの機は残念ながら貴君が1番じゃないけどね」
その後、1927年末 #3が完成。でもこれはまったく別設計の記録挑戦用の機体で、
FORD自家製のフラットツインエンジンを搭載。
1928年2月21日 ハリー・ブルックスの操縦でデトロイトを出発。ヘンリー・フォードが待ち受けるマイアミへ。
飛行距離1010マイル、平均時速78mph、52ガロンタンクの内40ガロンで翔破。経済性の大記録。
同25日 マイアミから40マイルのダーボンで大西洋に墜落。ハリー・ブルックスは帰らぬ人となった。 そのため FORD FLIVVERの生産は取りやめとなり、大衆自動車王の大衆自家用飛行機の夢は潰えたのだった。
1号機(=#2)はフォード・ミュジ゙アムに永久展示されることとなった。
1991年 EAAによりレプリカが作られ、EAA Airventure Musium に展示された。

したがってフォード・フリバーには3つのタイプがあったのだが、残ったのは#2のみで、その後フォードの飛行機として世に出たのが、うるさくてたまらない「ガチョウ」とあだ名された「フォード・トライモーター」だった。
参照:
http://commons.wikimedia.org/wiki/Image:Ford_Flivver.jpg ( Type2 Pic.)
http://www.countdowntokittyhawk.com/gallery/fordgallery.html ( Lindbergh Pic.)
http://www.thehenryford.com/museum/heroes/entrepreneurs/flivver_big.aspFord Musium
http://www.oldbeacon.com/gallery/williamsbro/williamsbro-1.htm ( Story )
http://fsxfreeware.com/modules.php?name=Downloads&d_op=viewdownloaddetails&lid=2727&ttitle=fs_2004_1927_Ford_Flivver_v3 #3 Downlard ( FLIVVER #3 simuration Soft & Pic. )

2009 02 14 「ほとんど・スケール」第116作 フォード・フリバーU #2 完成
久々のフォード・フリバー 今回はHP2209搭載なので少々の重量増加には目をつぶり、主翼を新設計。
前縁プランクも広げリブキャップをして表面をより滑らかに。

製作過程は 工房日誌「フォードU」で。
2212クラスの3姉妹を作った時、遊び半分で作ったコミック・ミニ・フォードが結局ボツになって主翼だけ生き残って旧作フォードUの誕生となった。あれからもう2年以上たつけど、やはりもっと小さいお遊びフォードが欲しい。2204やミニ・リポも手にある現在、トイラジに負けない本格派?のお庭飛行機に取り付かれている。再挑戦の時来る・・・か

11 Feb. 2007 「ほとんど・スケール」第76作 フォード・フリバーU BL 完成
GWS350〜400、そしてブラシレスと作り続けてきたフォード・フリバー
BL6号機製作とともに、眠っていた旧作の主翼とヤカンBLで、一回り小型のフリバーを・・・
ってところで、かのリンドバーグが試乗した#2(=#1改修)を。。。

良く知られたWILLIAMS 1/48プラモのBOXアート、パイロットはスーツに飛行帽をかぶったリンドバーグなのです。
見た目はほとんど従来型とおんなじ。でも機体は一回り小さく約60g軽い。・・・見比べてみて!<工房日誌>
この弟分が成功したから、今後は兄貴分「ほとんどスケール FORD/FLIVVER」も#2タイプに変更します。
機体はまったく別設計、一番の違いは主翼、エルロン。 その他 脚も簡素化、ダミーエンジン(アンザニ3気筒)は
未装備。・・・どうせヘボ・パイロットの私では初飛行で潰すのがしのびないから・・・ 
GWSと同じに3mmネジのある長いシャフトは使い方自由で実に便利。
短くしてペラアダプターでもよし(シャフトにヤキが入ってないから金ノコで簡単に切れる!)
GWS350GDのラバー・スピンナーも使えちゃう。(バルサ積層削りだしの平べったいリアル・スピンナーは失敗シタ!)
268のレターは難物。アンティーク?なフォントがない。したがって似たようなフォントを手書きで文字修正
主翼はモノコート切り出し貼り付け。ラダーはプリントの紙ステッカーで・・・
これでアンザニ・エンジンがつけば、仕上がりは兄貴分2212クラスの ほとんどスケール・フリバー とほぼ同等。
でも格安が魅力のヤカンBLだからここは手抜きでコストダウン???

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