Fokker D7 フォッカー DZ 1/10


クリック 拡大プラン画像
 胴体/主翼 
      バルサ・Lアングル角胴/バルサリブ+フィルム( MonoKote )張り 
 全長:680 o、全巾:890 o
 翼面積:22.7 dcu、
 全備重量:〜760 g
 機体重量:生地395g 機完500g メカ積655g
 翼面加重:約33.9 g /dcu

 2217(1100KV) + ペラ9050(約 80g)
 リポ 3セル1500mAまで (約 〜115g)
 9gマイクロサーボX4、30Aアンプ、レシーバー=RCメカ(約70 g)搭載
 4ch エルロン仕様(翼端上下連動 2サーボ)
 ほとんど1/10フル・スケールサイズ
 前作SE5aに続き、今度は最もメジャーなドイツ機。
 RC機としてアレンジ個所は、エルロン翼弦を少し拡大、尾橇はラダー直結連動でタキシを完全に、
 翼型及び翼厚(フラットボトム)はちょっと異色、実機同様のテーパー翼厚を再現。
 上面は平、下面が上半角付きになる。(故にエルロンは斜めヒンジラインで同じ厚みとなるわけだ)
 水平尾翼は実機同様迎え角+1度つき、DZ独特のエンジンカバーもルーバーやハッチを忠実に再現。
 フィルムは強度接着度とも信頼のモノコート(上:レッド、下:ホワイト)で。

 製作 組み立ての詳細は「工房日誌 Fokker DZ 1/10でジックリどうぞ。

2011 12 20 フォッカーDZ 1/10サイズ 新設計2217クラス 第1号機 完成
ちょっと太目の胴体、組み立てが厄介な△支柱、翼端へ薄くなるテーパー翼厚の上下翼、バルサ貼り重ね削りだしのコダワリのエンジンカバー、N字型に位置決めした翼間支柱、、、重くなる要素がいっぱい。結局他のWWT戦闘機の中では最重量級になってしまったが、それでもまだまだ翼面荷重は余裕充分。実機同様のどっしりした安定性を発揮するだろう。
脚は1.4mmと2mmピアノ線で△に強化。後ろが主脚で胴体差込み式、前は補強ベニヤの床面に3mmナベタッピングで。軸間の小羽根も前作のアイデアを踏襲して、ゴム止めフライングマウントで破損を免れるフェールセーフ。
こだわりのディーテール
おなじみメルセデス180HP。 シュパンダウ機銃はコッキング・レバー、給弾口・排莢口まで忠実に再現。
DZ独特の鋼管△トラスの支柱はなかなか曲者、位置決めに苦労する。
通常の複葉機とは逆に、先に図面上でN字型一体の翼間支柱を製作。斜め支柱基部は針金ワッカにして上下翼ピボットにビス止めに。 これでおおよその位置決めをしておいて中央支柱を組み立て、位置決めすれば比較的楽にアライメントを調整できる。
前後支柱は長さも異なるので基部はピアノ線♀をカーボンパイプに差込み接着ビス止めに。仮組みで上下翼アライメントを確認しながら一本ずつ外してエポキシで接着後またビス止め。同じ作業の繰り返し。
前の△2本支柱は別作りにして胴体穴に差し込み式で位置を簡単に調整できるようにしてある。これも同様に組み立て後に翼アライメントを最終決定した所で叉をグラス糸で縛り瞬間で固めて、前支柱3本を一体化する。
テールのロッドはカーボンパイプ継ぎ足しでアジャスター式の1.4mmロッドに強化。
このクラスになれば多少の重量軽減より実用性を重視した方がいい。やはり外部で微調整できた方が楽だ。
水冷エンジン機の最大のメリット 長い鼻長い鼻=広いバッテリー&メカスペース。
前作SE5a同様 水冷エンジンならこその広さで、1500mA3S平積みで胴体内は余裕綽々。
バッテリーやメカをノーズに積むだけでCGバランスはいとも簡単にキマル! 2217、1500mA3S(115g)、アンプ、受信機をノーズに積み込むだけでほぼ水平・・・ということは、
空冷鼻ペチャのようにバランス取りに大量のウェイトを積み込む必要がない=即ち=全備重量はそのまま飛行重量ということで、翼面荷重など飛行性能にとってかなりのメリットになるのだ!
それでもまだテールヘビーなときは、モーター下のあごに少量のバラスも入れられる。

 (下記諸元比較だけでも実感できます)
かくしてWWT戦闘機の中では大型重量級のフォッカーDZの出来上がり。
格闘戦、空戦性能最重視の小型軽量戦闘機を中心としたイギリス、フランスとは異なり、大戦後期にはすでにパワーと高速を利して一撃離脱戦法を生み出していたドイツ。いかにも機械の国らしい最先端技術を駆使した重戦闘機志向。
その大戦の戦訓を得ることなく平和裏に自画自賛にはまり込んでいった日本陸海軍。20年たっても格闘戦一辺倒で時代遅れの石頭。。。「井の中の蛙大海を知らず」

 何はともあれ遊びの世界はムード第一、軽戦だろうと重戦だろうとお気に入りの飛行機を自分で操縦する、ラジコンの世界はタイムトンネル! このDZも実機同様一味違った醍醐味を味あわせてくれるはず。
なぜ戦勝国がDZを全て引き渡せ!といったか。名機たる所以とは・・・
名機フォッカーDZの薀蓄はこちらに・・・

1/10 WWTシリーズ  諸元比較  飛行過荷重(バランス・ウェイト込み)
諸 元 全巾 全長 翼面積 生地完成重量 機体完成重量 メカ積重量 全備重量 翼面荷重(全備)
DZ
新1/10(2217)
890 mm 680 mm 22.7 dcu 395 g 500 g 655 g 770 g
( 3S1500mA =115g)
33.9g/dcu
(ウェイト=不要)
SE5a
新1/10(2217)
820 mm 625 mm 22.8 dcu 380 g 450 g 590 g 705g
( 3S1500mA =115g)
30.9g/dcu
(ウェイト=不要)
パップ
新1/10(2217)
810 mm 575 mm 24.0 dcu 365 g 445 g 590〜 g 675/705 g
800 g
28〜29.4g/dcu
33.3 /dcu
キャメル
新1/10(2217)
850 mm 560 mm 22.0 dcu 360 g 430 g 575 〜 g 660/690 g
+? g
30〜31.3g/dcu
+? g/dcu
Ni17
1/10(2212〜)
830 mm 590 mm 18.0 dcu 290 g 345 g 470 〜 g 560〜 g
600 g
31.1 g/dcu
33.3 g/dcu
Dr.1
1/10(2212〜)
720 mm 570 mm 19.0 dcu 296 g 345 g 500 〜 g 590〜 g
670 g
30.8 g/dcu
35.2 g/dcu
DH82a
1/10(2217)
900 mm 730 mm 24.9 dcu 395 g 495 g 640 〜 g 760〜 g
790 g
30.5 g/dcu
31.7 g/dcu
Jenny
1/10(2217)
1330 mm 820 mm 36.6 dcu 460 g 575 g 725 〜 g 845 g
895 g
23.0 g/dcu
24.5 g/dcu



Return to EP page  この機で「EP一覧」へお戻りください。