F1M2
Japanese Imperial Navy F1M2 "PEET"

1/12 零式水観 1/12 九五水偵 1/12 九三水練
2009年

ほとんどスケール
BIG SCALE

日本海軍 水上機
全 長 790(機体 665) mm 740(機体 615) mm 725(機体 670)/ mm
全 巾 920 mm 920/860 mm 920/780 mm
翼面積 21.8 dcu 21.7 dcu 22.0 dcu
機体乾燥重量 516 g 375 g 490(陸 390) g
機体全備重量 740〜g 650〜g 730(陸 615) g
翼面荷重 33.9〜 g/dcu 32.3〜 g/dcu 33〜 (陸 28) g/dcu
モーター 2217 type(CTC2836) 2217 type 2217 type
メ カ 4ch エルロン仕様
(単フロート 水上機)
4ch エルロン仕様
(単フロート 水上機)
4ch エルロン仕様
(双フロート 水(陸)両用)

2009/06/07「ほとんど・スケール」第119作 零式水上観測機 1/12・・・(福岡)ASO さま

*** 製作開始から完成までの工作詳細は 工房日誌 零式水観でご観察ください。***

2009/04/08「ほとんど・スケール」第119作 零式水上観測機 初号機 完成
シリーズ最大、最重量級のBIGモデル。
近代的金属製○胴体、1本支柱の単フロート、細いテーパーの主翼 etc.・・・
複雑なつくりで重量増加は決定的だが、
ベテラン操縦士オ−ナーの、
GP機の操縦感覚に近い「落ち着いた実機っぽい飛び」にはもっと翼面荷重が高くても充分!
とのご意見により、過荷重を気にせずにシッカリ丈夫に仕上げられた。
とはいえ軽量仕上げの努力は惜しまず、ほぼ同じサイズの前作1/13(変則=翼のみ約1/12)双フロートの九三水練とほぼ同等に仕上がった。
九三水練は2212クラスだったが、陸上仕様ではナイフエッジ、ストール・ターンまで出来てしまう高性能とご評価いただいた。
この零観はデカイ単フロートの下駄履きとはいえ、パワーは<瑞星>2217クラスだから、余裕馬力も手伝って飛行性能はまったく問題ナシだろう。戦果が楽しみだ!
零観のカラーリングは実にさまざまで、コレといった共通塗色は決まってない。
戦時中の塗装は、色々な資料、写真や、タミヤ、ハセガワなどなど数あるプラモですら、皆まちまち。
当初は明灰緑色1色だったようだが、開戦後海軍の迷彩塗装規定によりそれぞれの部隊で濃緑色を上塗りしたようで、コレといった統一した塗色はない。厳密な正確さを求めるなら、配備部隊、搭載艦を選定しなければならない。 そこで17年の陸海軍共通識別塗装(翼前縁の黄橙色ライン)以後の最も一般的な濃緑色/明灰緑色の2色塗りで。
下翼ステー、翼端フロート斜ステーも 恒例輪ゴム・ダミーで追加。
ダミー(簡易型一枚板方式)瑞星エンジン、エアインテークつきカウル、集合排気管、
バルサ積層削りだし単フロート支柱、一枚板翼単支柱・・・ムードは充分!?
上面濃緑色と下面灰緑色 ともにクリヤフィルム裏面塗装で。
いつものことながら、調合した塗料は吹付け乾燥すると色が変化する。
今回も、上面濃緑色は塗膜が薄すぎてクリヤのようになってしまい、重ね貼り部分だけ濃くなってしまった。
下面の灰緑色も乾燥カバーリング後にはやはりちょっと濃い灰緑色になってしまった・・・
原因はクリヤフィルムの糊!フィルム自体が薄い黄色おびているから、裏面の塗色と混ざって色調が変わってしまうのだ。前作九五水偵の経験から青みを強くして何度も点塗りテストをしたのだが・・・難しい!!!

過荷重全備740gで進水式
しかし・・・ 算数苦手はいつものこと、充分バラストをつんでもまだ喫水が高い!
やはりメインフロートがちょっと太かったのだ。(スケール計算の四捨五入がこういう結果になってしまう。。。)
ペラとの関係で主フロートを上げるわけにもいかず、いまさらフロートを作り変えるわけにもいかない。
やむなく左右翼端フロートのステーを1cm延長して静止状態ヤジロベエが平らになるように改修。

前作同縮尺の九五水偵を上回る、シリーズ中過去最大のモデル。オマケにデカイフロート。
曲面しかない単支柱・翼端フロート、フルプランクの○胴体、尾翼にまでついてるフィレット、特異なキャノピー・・・
幾多の難関を突破してヤットコサ納得できる外観と重量で完成!

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