Garden Plane G-Moth  
庭先飛行機 ガーデン・モス 

2009年  12月 吉日 お庭飛行機 格好もつけて第2号は「DH60 MOTH」 1/18
試製 ガーデン・ビーがまずまずの成果。低速飛行、操縦性、合格点。そうなれば・・・
かつて2205BLでシリーズ化した「パーク・スケール」の二番煎じで もう二回り小さく、軽く。
即席試作機「ガーデン・ビー」のデータを元に、どこまでスケール感を持たせられるか。

2205クラスのパーク・スケールは、そこそこのスケール感も盛り込んで、縮小スケールモデルを目指したのが命取りで、狭いスペースで気軽に飛ばすにはまだまだ大きく、翼面荷重も高く、電動RC機の小型化にしかならなかった。
低速小回りのガーデン機なのだから、この際虚飾は一切捨てる! 徹底的簡素化軽量化に徹して・・・
まずは パーク・スケールで実績一番の「DH60 Moth」でいってみよう〜

2009年  12月 末日 ガーデン・モス 組みあがり
絶対的な軽さは、墜落、衝突しても衝撃も少ないから 意外と壊れない。 
ならばトコトン贅肉、虚飾(これを捨てるのはきわめてつらいことなのだが)を排除して軽くし、
翼面荷重も徹底的に小さくしてやろう。
モーターもベストマッチングなCTC2211−2200 5'ペラに設定、
アンプ、レシーバー、サーボ、リポもすべて小型軽量なもので揃える前提で取り掛かろう。
翼面積/翼面荷重を検討して、試製 即席G−Beeよりさらに一回り小型化軽量化。
造りはほとんどパーク・スケールとおんなじ。でも徹底的に簡素化。
なんといっても一番目方を喰うエルロンはなしにしてシンプルな翼のラダー機で。
スパーは2.5mmバルサ1枚板、前後縁も贅肉削り取り。中央部のみ上面プランク。
胴体もプランク部など1.2mmバルサかまぼこだけにしてトコトン軽量化。
手投げでポイのお遊び機だから一番目方喰いの脚車輪はスチレン+厚紙の形だけの徹底簡素化。
もちろんちゃんと回るけど滑走ははなから頭にない。着地時の機体保護くらいの役目で。
やるだけやって 生地完機体 47g! ついに50gを切った。


2205仕様パーク・スケールと並べれば違いは歴然
当然目的が違うから見栄えは比べようもないが、低速飛行性能は格段に向上。
一割り方小さくなって重量は半分! 徹底シンプル化の成果歴然に!
2010年  1月 20日 カバーリング 機体完成
ムードを大切に しかも軽く! 極薄クリヤフィルムの効力大ナリ カバーリング完成機体 67g
パーク・スケールでお気に入りになった「アウト・オブ・アフリカ」のカラーリング
翼下面はクリヤのまま、でも2トーンとレターはしっかりとムードUP!
軽量仕上げ、飛行性能最優先だから翼間支柱もナシ、テールロッドも外張りむき出し、
でもタイヤはやっぱりフォームの「マトモ?」なものに。着陸だけはちゃんと・・・させたいなぁ。
2010年  1月 末日 いよいよ待望のメカが揃った。


モーター: CTC2211−2200
 ペラ5043 アダプター込みで 23g
アンプ: ロビンCT12A(V2) 11g
レシーバー: RC4S0 4g
リポ: HP 2S240mA 16g
サーボ: 4gマイクロX2 8g

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最新超軽量メカで 全装備 62g
 +ロッド、ストッパー他+4g

 
パーク・モス 1/16 ガーデン・モス 1/18
全 長 465mm 400mm
全 巾 580mm 520mm
機体生地完成 105g 47g
機体カバー完成 140g 67g
搭載メカ合計 2205BL(28mm径)
サーボ6gX2 9gX1
リポ〜800〜mA
ミニ受信機・アンプ
合計 124g
CTC2211BL(22mm径)+5030
サーボ4gX2
リポ HP240mA
マイクロ受信機、12Aアンプ
合計 62g+
全備重量 260g〜 133g
翼面積/翼面荷重 10.2デシ 25.5g/デシ 7.65デシ 17.4g/デシ

2010年  2月 1日 いきなり初飛行成功 
メカ積み完了 リポ満充電 朝凪の静けさの中 プイ〜ンと小さな音を立てて手投げ初飛行
狭い広場(20X40mほど)だからトリム調整も旋回しながら、5回のトライでほぼセッティング完了。
5円玉サイズの2211でもこの重量なら余裕綽々、全開ではパイロン機並にカッ飛んでしまう。
60%ほどで充分、ゆったりスムーズに飛び回る。微風の追い風でも何の苦も無く自由にコントロールできる。
ラダーオンリーでもスムーズに小回りOK
ちっちゃな240mAでも充分飛ばしこめる。

トリム調整しながら何度も草むらに軟着陸しても、
お隣の家の塀際であわてて急旋回墜落しても、
絶対的な軽さの強み 主翼の輪ゴムが1個外れただけで
まったく無傷。
何の気兼ねも心配も無く気楽にポイと飛ばして遊べる
まさに希望通りのガーデン飛行機が出来上がった。

どうしてもバルサ機体にフィルム貼り、ディーテール・外観にこだわれば 重くなるのは必定。
  格好、ムードを取るか? お遊び飛行性能を優先するか?
なんといっても狭い空き地でフンワカ飛ばすには徹底して虚飾は断たねばならない。
とはいえ単なる箱や板じゃあまりにもお粗末、最低限度の格好を保ちつつ。。。
 メーカーの量産品のようにハイテクな極小のスケール機は
未経験の素人でも衝動買いしてしまうくらい魅力的
でもかなりシビアでテクが無ければ飛ばせないのでは
安全な「お遊び機」とはいえない。
 インドア機のように精緻な造りや特殊メカにこだわらずとも、狭い場所でちょっとした風があっても安定して飛んでくれる機体をめざすとすれば・・・
結果的にこの辺のサイズが理想的ではないだろうか?

←家の前の団地の空き地  2009年 年末
お験し機「ガーデン・ビー」(180モーター 全備179g)の成功が
子供のころからくすぶっていた遊び心に火をつけた。
団地の中でも裏へ回ればゴミの散らかりようがまさにタイ!
家の裏の窓辺を飛行機が飛んでも誰一人文句を言うものなどいない。かりに飛び込んだとしてもマイペンライ。
他人に干渉しないタイ人の寛容さが好きだ。タイの庶民の子供らは興味津々何の屈託もなく極めて朗らか。
 ・・・それもこれも他人に不安を感じさせない小ささゆえの大きなメリット!

ぶらり近場で 気軽に 手軽に 軽々と 飛行機遊びの原点復帰をめざして・・・