庭先飛行機 ガーデン・ビー180 

2009年  11月 吉日 お庭飛行機にチャレンジ
   世人のすなるガーデン・ヒカウキ 吾もしてみむとてすなり。

ユニオンのファンフライ用GDユニット(ニッカド時代に買いこんで挫折してごっそりあまってた)から引っこ抜いた
180モーターがある。これを動力源として試したマイクロ飛行艇がちゃんと飛んだ。
でも狭い庭先でフンワカ飛ばす代物ではない。そこで使い捨ておためしとして一夜漬けのスチレン機を作った。
さすがにスチレンは軽い!マイクロ飛行艇と同じくらいのサイズ(48cmX37cm)で機体は64g
これに かのモーター、GWS10Aアンプ、双葉R114(10gもある)、4gマイクロサーボX2
ありあわせのメカを適当にぶち込んで、450mA2S(30g)全備で160g
超小型軽量ガーデンプレーンからすれば倍くらいの重さ! 複葉で翼面積8.28デシだから翼面荷重は19.3g/デシ
グライダー並の低翼面荷重だから・・・広場でトライ! みごとフンワカ飛んだ! 子供のかけっこくらいの低速!
当然図面なんてなし。6年も昔電動機工作最初に作って成功した「はみんぐ・Bee」をイメージして。
電卓片手に一夜の遊びの即席細工だからやっぱり欠点だらけ。
大木の下の乱流も影響してるけど、まるで旋回安定性がない。水平板が小さすぎ!ラダーがデカ過ぎ!
半速くらいで軽くて投げでフンワリ飛ぶ、けれどラダーを当てるとグラリ・ポットン。
ランディング程度の機速だからガバッと舵をうつとたちまち失速してしまう。

ともあれ試験飛行はOK。飛ぶことが確認できればそれでよし!(サヴォイアも最初はそうだったんだよね。。。)
これでバルサで作ったらどのくらいのものになるか? さっそくスクラッチ・バルサかき集めで即製。

2009年  12月 02日 ガーデン・ビー 組みあがり
最初1mm側板のBOXで作ったら生地完成で63g
 カバーリングなしでスチレンとトントン。
当然先を見越して翼面積は大きくしてあるから
これでも楽勝なのだが・・・
どうせやるならトコトンやれ! ってことでダイエット。
1mmバルサを穴だらけにしたってたかがしれたこと
とはいえそれで58g 4gも痩せた!

GP機 初期電動機からしたら恐ろしいほどの
握ったら潰れそうなくらいの徹底ダイエット仕上げ。

これで最新のマイクロレシーバーや超マイクロサーボ、ミニ・リポなら、全備重量はスチレン機+α程度。
翼面積は10.4デシだから翼面荷重はスチレン機より軽い16g/デシ程度に仕上がるだろう。

やはり 2204パークスケール、180マイクロ飛行艇 より一回り小さい でも7割以下の重量!

2009年  12月 05日 ガーデン・ビー 完成
やはり出来上がってみると、カバーリングやら詰め込んだスポンジやらなんだかんだで重量は増すもので、
苦肉の生地完+カバー24gで機体完成82gに。
これで超小型受信機をとおもったら肝心の送信機がおかしくなってモーターが回らない。
やむなく旧型40MhでGWSアンプ・受信機という組み合わせで、結局メカ類合計は64gにも・・・
2S450mA(30+g)積んで 全備重量は179gに。
翼面積は10.4デシあるので翼面荷重は17.3g/デシとスチレン飛行機より軽く仕上がったのです。
  これでマトモに飛ばなかったら、もうラジコンはやめる! 決意は固く(でも意志は薄弱・・・)
それにしても最新の超軽量RCメカならさらに15gくらいは簡単に減らせるんだけど。。。
 ぼやいてもせんないバンコク、ともあれ飛んでもらいましょう!
2009年  12月 06日 ガーデン・ビー 試験飛行大成功
沈みかけている夕日にせかされて、裏の空き地で・・・
20mX50mくらいの原っぱ。
大昔は東京近郊でもこんな空き地があったよなぁ。。。

まずは2S450mA(31g)搭載で手投げ発進。
もうほとんど放電してた使いかけリポ
フルにするとBEC切れしてしまうので
ハーフスロットルくらいでだましだましポイ!

エレベータートリム、重心あわせで3回ほど、
もうほとんど操縦いらずでスイ〜
子供が追いかけて走ると追いつきそうなくらい。
旋回もまったく申し分なし。チョンチョンで緩旋回、ガバッで急旋回、ほとんど降下なしにスイスイ飛び回る。
電池切れでモーターも回らなくなるくらいで、リポを交換。2S800mAで45g(今手元にはこれしかない。。。)
フル充電の2Sでは怖いくらいにビュンビュン回る。ほとんど50%でかなりなハイスピード!
狭い空き地をクルクル飛び回る。正面から夕日の目潰しで何度も電柱や粗大ごみ?に激突。
その度にボウズが駆け寄って拾ってきてくれる。軽いということはダメージも軽い!ほとんど無傷!

まずは試験・慣熟飛行成功。それもそのはず、電動機取っ掛かりの頃作った「ハミングBee」の縮小版だから。
飛行特性までそっくり。なんで6年前にこれが作れなかったんでしょうかねぇ。みんな昔の材料なのに。。。
唯一の違いといえば電池。リポの効用は偉大ですね〜 本物の自動車だって電気自動車時代なんだから。。。
重いNiMhと180GDユニット(80gもあったのだ!)で四苦八苦した苦労が今頃になって実った。
2009年  12月 07日 ガーデン・ビー 早速改良
180モーターではオーバーパワー、これなら・・・タンスのコヤシの130モーターと4”ペラが。
中国製オモチャ飛行機のパーツとして売られていた小物を買ったまま忘れてたのだ。今こそ登場。
外周は同じサイズだからそのまま交換でOK。
さっそく2Sでテスト・ランしてみると
甲高い音でキュ〜ンと回り引きも上々。
裏庭飛行機にはこれで充分。

同じメカで全備重量は165g
翼面荷重は一気に15.8g/デシに!

ブラシモーターの重さは、現代のBLでは
考えられないほど・・・時代は新世紀なのだ
2009年  12月 09日 プロポ、アンプのセッティングで完璧に
ちっぽけな130モーターと4”ペラ 一見情けないくらい非力そうだが、この程度の機体なら充分使える。
何度も手投げ、何度もハード・ランディング(墜落ではナイ!)でも 軽いということは絶対的メリットで、
ダメージもほとんどなし。ゴム止め主翼が外れることもなく、位置調整とCGチェックだけで即再飛行OK。
舵の調整をして、ほとんど手放しでまっすぐ飛ぶ状態になったところで、モーターがパンク!?
原因はプロポのエンコン調整が出来てなくて、過電流でフル回転させてしまったから。
さっそく新しいモーターに交換、アンプの許容範囲内で連続フル回転出来るようにプロポのセッティング。
再度飛行テストに・・・
もう何の不安もなしに気楽にポイ!で場周飛行、2S450mAで何回も遊べた。
リポのパワーが落ちてきても のんびりフンワカスイ〜と超低空で旋回できる。
毎朝 朝飯前?に一飛びできるこの手軽さは 本格RC機の醍醐味とはまた一味違った楽しみ。

気軽に 手軽に 軽々と 電動飛行機作り 当初の目標がやっと実現できた気がする。

もう一息煮詰めたら、最新の小型ブラシレス、超ミニ受信機・アンプをそろえて性能向上
 さらに 小型軽量化をめざして新しい課題にチャレンジしよう。