工房日誌 製作ダイアリー
 スーパーマリン シーライオン U  1/8 
1922 Schnider Trophy Race Winner  Supermarine Sealion 2 G-FRAH
           Powerd by Napiea Lion 2  W12 450HP

 2020 05 シーラーオンU 1/8 2号機 ・・・・・(神奈川)M.M.さま

 2020 02 シーラーオンU 1/8 初号機 ・・・・・(舞鶴)N.A.さま

 スーパーマリン シーライオン U 1/8 2号機
 ベテランRCマニアの方のリクエストにより「生地完成」でのご注文。生地まる見えなので
 アラは見せられないからメチャ気を使うし、手間も時間もかかる。工作人の意地と面子にかけて。。。
2020年 5月20日 2機目とは言え毎度のことであれこれマイナー・チェンジが加わって
基本工作は一緒だがメカ搭載はオーナーにお任せなので、簡略化してシンプル・軽量をめざす。
中央BOXとセンターキール、背骨は一体にして骨格を正す。尾部の垂直板差込みスリット部は拡大強化。
主翼取付け部ここが全ての横水平の基準になるから、前方ベニヤ胴枠 主翼台はしっかり正確に。
艇体前半はスチレン・フォーム成形+プランクで不沈構造 後半はフルプランク・モノコック
水平・垂直尾翼の製作 アライメント確認
水平板は5+1mm 垂直板は1+4+1mm で積層構造 舵面は2X3でリブパターン
胴体フル・プランク 艇底部の作りつけ
この微妙な○胴体のプランクは難物。出来る限り継ぎ目を減らすべく、
濡らしバルサ+高熱アイロンの蒸らし曲げ加工と現物合わせの切り取り細工。
シーライオンの特異的「イカ頭」サメ・スタイル?
○+△+曲線ラインの平面+凹面の底板
こんな線をコンプーターも無い時代
どうやって計算したのか?
G・ブリトンの英知とでもいうのか・・・

なんたって現物あわせが一番!
バルサ工作泣かせの操縦席ハッチ
○に重なる○ 
金属板ならともかくバルサ曲げ加工では
至難の業 これだけは継ぎ接ぎしか手が無い。

今回は苦難を覚悟で防水スリットを造りつけた。
果たしてどれだけ効果があるかは未知数。
 あくまで自己満? 知らんけど・・・
胴でしょう 胴ですか 胴だぁ〜

さてさて一山越して一服。先には主翼とエンジン、支柱。。。まだまだ峠はつづく

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新作 スーパーマリン シーライオン U  1/8

実寸比較で違いは歴然
←新型 1/8 vs 旧作 1/11→
長年ご愛用いただいたお馴染み様のリクエストにお応えして、今再びシーライオンの新型を製作。
近年のサヴォイア連作の経験から最新のノウハウをつぎ込んで、一気に拡大した1/8サイズに。
2020年 2月 3日 35モーター搭載 拡大新型1/8で通算3機目に挑戦
旧作同様 艇内部のBOXセクション採用。艇前半内部はスチレン・フォーム一体成形
+後部はバルサ胴枠・縦通材とキールで成形+バルサ・フルプランクで完全防水構造。
積層フォームの接着が固まったら
まづは平面形
そして側面形
あとは粉まみれのサンディング削りだし
○胴体ができたら底のキールをエポ付けして
本機の最大の特徴「イカ頭」型の底部分はプランク○胴体が完成してから後付けに。
後部胴体の製作 組立
背骨の接着は冶具上でラインをしっかり決めてエポキシでガッチリ接着
縦通材を張り終えるまえに ここでラダーのリンケージ組込みが定石。
尾翼の製作
スリット差込み組立式の尾翼は
1mmバルサ外板を積層で強化。
Rd.はミドル・サーボ艇内からロッド式
Ev.はミドル・サーボ艇背中からワイヤ式
艇内に埋め込んでホーンだけ露出で
ワイヤの張り、調整は外部で楽にできる。
ここで思わぬ伏兵が! ピアノ線ロッドの長さが足りないのだ! かといって
Rd.サーボを後ろにしたら、主翼の下では完成後の点検・調整が極めて厄介なことになる。
やむなくストッパーとハンダ付けで延長することに・・・
 昇降舵は胴体背中のサーボホーンから外部ワイヤリンケージ。まづはテグスで差動確認のお試し。
作動テスト完了!
フォーンの長さもジャストで舵角はベスト。
組立式尾翼でも捻れや曲がりも無くスムーズ作動。
機体完成後ワイヤ・リンケージを張れば完璧。
(写真じゃほとんど見えないから画像に線引きしてます)

サーボの防水対策も秘策あり。問題なし。
主翼台の組み付け
胴体は○で頂点に主翼が乗るから、どうしても幅のあるベースが必要になる。
胴体内部の□型フレームは外形○にあわせて胴体上部ラインより1cm下がっているのだ。
その差を埋めるのが箱の上に作りつけた主翼台になる。外側のフィレットは
フル・プランク終了後に、操縦席ハッチとラインを合わせて後付けとなる。
ここが一番神経を使うところ。主翼中央部の左右水平が完全でないと後々調整がひどく厄介なことになる。
おまけに下主翼は迎え角2度つけるから、側面ラインは水平ではない。
あとは全体をプランクすれば艇本体は完成。バルサ生地なら外付け底部も簡単確実に接着組立できる。
本体○胴体は密閉だから底部分だけ後付けでもまったく浸水の恐れはない。成形も自由にできて好都合。
○胴体のプランク
中央はほぼ○断面、
後部は上辺が水平だから下側を曲げ加工。
難関は砲弾型のノーズのカーブ。
どんなことしても一枚板では曲げ不可能。
結局タンザク張り合わせの桶造りしかない。
濡らしバルサを高温アイロンでスチーム曲げ。
一枚ごとにライン合わせしながら貼り付ける。
 悪戦苦闘 プランクで2日の激戦に。。。
実物の造船所宜しく何枚もの張り合わせでようやく本体○胴完成。継ぎ接ぎなんて言わないで!
中味はフォームのアンコだし全面スプレー糊で接着だから完全ノーパンク!浸水皆無。
基本○胴体完成 そして船底の造りつけ


今回は大型でもあり船底は実機同様の
リアルな形にしたい。その欲が祟って・・・
{ 「(x~x) 過ぎたるは・・・やっぱりシンプルな△形左右張り出しにしとけばよかった。
実機の資料や写真をさんざん眺め回したが、どうも胴体先端の底は、単純な逆Rだけではない!
先端中央は内部の○胴体の舳先が突き出ているのだ。左右に△底が貼りついている感じ。
それだけならなんとかスンナリやれそうなのだが、問題は「ステップ」。他の飛行艇の経験から、
RC艇ではなんとしてもステップの段つきは欠かせない。○と△と直線Vの折衷!
さんざん下書きを繰り返し、結局ノーズ部分だけ中央○底+左右△という形に仕上げた
操縦席ハッチの製作
大型化にともないハッチ開口部も大きくなり、操縦席床のトラスタッピングビス止でしっかり閉鎖。
艇本体 完了 
艇底も決まり、ハッチも完成しこれで艇本体は終了。
2段のステップで離水性能も向上した。はずた・・・
仮組みするとようやくシーライオンらしい
全体のフォルムが現れてきた。
上下主翼の製作
下翼は中央水平で左右上半角3度、迎え角2度。上翼は中央接合 上半角1.5度、迎え角0度一体型
下翼中央が水平の基本となるので胴体上面を入念に調整、それから左右、上下翼組立になる。
エンジン、支柱の製作
旧作1/11、1/10ではモーターベースに合わせて
中央シリンダー列のBOXを幅広にしたので
サイズが大きすぎてちょっと不細工ではあった。
今回は機体に合ったリアルサイズにして、
マウント部分から後ろはカバー無しで
モーターは露出にした。
エンジンの外観はグッとリアルになった。
上部は上翼下面にではめ込みエポキシ接着で固定。
動力源となる中央支柱はアルミ板とロッドで、付け根はボルト・ナット止めでしっかり固定。
斜めロッドはアジャスター付きにして前後へのブレを止め、上下翼のアライメントも調整できる。
3542サイズの強力パワーのモーターで
10X7の4翔ペラだから、推力は余裕綽々。
操縦席はまるごとハッチで、大型化して
開口部も内部も広く十分なスペースがあり
ここにESC、受信機、バッテリーが楽に収納できる。
4S2000mAクラスのバッテリーも余裕。

モーターへの延長線入り口はシーラントで密封する。

ノーズに重量物をまとめるからバランスとりも楽に。
尾翼の組立て

カバーリング完成後に組立。

@水平、垂直板の合体

A昇降舵の取り付け

B方向舵の取り付け

C胴体への差込み取り付け
接着固定時に直角を確認
水平尾翼は
艇背骨ライン(縦水平)と並行に。
下翼中央部(横水平)と並行に。
垂直翼ヒンジラインは
艇背骨ライン(縦水平)と直角に。

最後に斜め支柱を差込み、接着。
2020年3月5日 いよいよ生地完成
生地完成(リンケージ済) 1048g
残念ながら計画値を50gオーバー、
やはりスチレンフォームの「アンコ」が
目方喰いの犯人のようだが、工作の容易さと
ノーパンク、浮沈の信頼性を思えば納得できる。

大面積の複葉だから翼面過重的には十分な余裕があり
過去の小型軽量機体のように軽すぎてフワついたりせず
落ち着いて安定した水上性能と飛びが期待できる。
まだまだ低翼面過重だから離水も容易だろう。

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