工房日誌 製作ダイアリー |
WWT後期の英国戦闘機 R.A.F. SE5a なぜかニックネームはない! |
2011年 1/10でWWTシリーズを キャメル、パップ 続いて第3作としてSE5を再設計新型で製作
大戦後期名作イスパノの200HP導入でドイツのDZなどに対抗する新世代戦闘機として軍自ら開発したSE5だが、新鋭機は問題だらけ。やがて英国産ウーズレー・バイパーエンジンが供給されSE5aになってようやく快調に。
いかにも英国機らしい武骨で奇をてらわないオーソドックスなデザインは、戦闘の武器とはシンプル・イズ・ベストで信頼性第一が基本であるかのごとく、実にバランスのいいまとまったシルエットになっている。ゴッツくてもなぜかいい形=傑作機たる所以か・・・
並列2丁が常識化した頃に機銃の装備などなんとなく時代遅れな感は否めないが、設計時点と実用化時点のギャップといえるだろう。 しかし それがまたこのSE5aの個性ともいえるかもしれない。他の機種とは一風変わったオリジナリティーが好きなのだ!
飛燕→5式戦、ムスタング、メッサーMe109、フォッケウルフTa152 などなど、エンジン換装で一躍進化した名機は数多く、 歴史は技術者の英知と努力(火事場のクソ力?)による進化を物語る。人類の発展は戦争から産まれる?
|
2011年 9月末 1/10 SE5a 製作開始 |
従前2212クラスとして1/12で製作したSE5を、1/10でさらにスケール度UP、内容充実して
|
 |
 |
 |
サイズUPを考えて側板、胴枠などを2mmバルサにしたのが重量増加の原因のようだ。
仕上げのサンディングをハードにゴシゴシやらねば。。。
いかにもオーソドックスな胴体は実にシンプルで作りやすい。だからARFなんかでも好評なのだろう。
|
 |
 |
 |
十分なノーズの長さがあるからCGバランスは
とりやすいはず。とはいえ複葉の頭上げ対策として、
水平板を迎え角1度(下げ舵)に設定。
これならノーズにバランス錘を積まなくてもすむだろう。
機体総重量を押さえるのに有効なはず。
フォッカーDRTやDZなども同様の設計だ。
やはりテールヘビーは実機でも問題だったのだろう。 |
 |
 |
尾橇はラダー連動にしてあるから、特徴的なお尻のシッポみたいな尾橇のデッパリカバーは省略ということに。 |
この時点でテールのリンケージを組み込んでおく |
 |
 |
前作PUP同様 リンケージロッドは先端にアジャスター付きの1.4mmで。重いのだが・・・ |
上部骨組みの組み立て |
 |
 |
エンジン部分はそっくりハッチにして。操縦席や機銃などまたまた誘惑が・・・ |
 |
支柱は4mmカーボンパイプ+1.6mmピアノ線。
幸運か?今回は肉厚なパイプで強度は倍増。
側板補強バルサから内部ベニヤ支持部まで貫通。
機体完成後仮組みで位置きめし、分解して
内部固定ポイントをエポキシ接着補強。
--- 是定石也!--- It's my own way --- |
 |
 |
ダミーエンジン(ウーズレー・バイパー ヘッドだけ・・・)はハッチに接着。軸線との位置決めにてこずった。 |
脚、ラジエター そして胴体出来上がり |
 |
脚は下面の補強ベニヤにビス止め。
脚注は2mmと1.4mmピアノ線ハンダ付けで ガッチリ一体構造。
下面プランクに溝彫り、3mm皿頭タッピングで。
ラジエターはカバーだけPETモールド、
内側にガードを成型したバルサをサンドイッチ。
上部のラジエターキャップのビスはハッチ固定になる。 |
 |
 |
主翼の組み立て 上下同一だから非常に楽。 |
 |
 |
 |
今回はPUPでやった3分割はヤメ(重くなる!)
中央をカンザシで接合→下面を水平に削り、
上面をバルサで成形というシンプルな一般的方法で。
翼端は実機同様、前縁R部分の最外側1リブを薄くして
なだらかな傾斜に。 |
 |
 |
オマケがいっぱい |
 |
 |
 |
排気管はハッチ部分で2分割差込み式。
後部の消音器切り欠き?もリアルに再現。
照準器支柱は機銃レール支持も兼ねる。
風防ガラスもリアルに工作。
操縦席内部もコッキングレバーや操縦桿・・・
翼上のルイス機銃は銃身カバーの付いた後期型
スライドレールはアルミ線でリアルに |
2011年 10月 7日 1/10 ようやく機体生地完成に |
|