工房日誌 製作ダイアリー
サヴォイアS21 フォルゴーレ
1/8 特注限定 新作
2018年 1月
S21 850 スペシャル《改》
画像クリックで拡大絵図面
不幸なアクシデントにより大破してしまった850SPの再起を期して再挑戦。
前作のミスを克服、初飛行のインプレッションも加味して、基本設計を修正。
艇内の補強と構造を改善して内蔵のフォームをさらに拡大強化。
荷重による深い喫水を改善すべく、艇体巾を広げて底底面積を拡大。
その結果座りのいい?かまぼこ型断面で平面形は涙滴型の流線型?艇体に。
尾翼の厚みを増して埋め込みサーボをハッチ式に。 エトセトラ ETC.
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特注限定版1/8
Savoia 8 Nouvo
850 SP 改
Rd、Ev3サーボ埋め込み式尾翼
50クラスモーター 大容量リポの過荷重 高速重戦タイプ
艇底内蔵のフォームを拡大、ボートらしい?船型に??。
操縦席後方、底のステップ段つきより後部まで
延長して艇全体の強度も向上。
陸上設置時に傷めやすい段付き部を
ベニヤ板追加で角をしっかり守る。
翼支柱のV角度を変えて艇内底の巾を拡大
大型ESCや大容量バッテリーの搭載も簡単。
これでCGバランス調整がグンと楽になった。
操縦席床下も広いトンネルになり、後方の
尾翼からの延長線取り出しや、側面からの
モーター・コード、エルロン延長線などの
取り回しもよりしやすくなった。
艇後部のコード・トンネルも楕円形で拡大。尾翼からの取り込みもグンと楽に。
尾翼の組立ても改善
垂直板基部のコードトンネルも拡大。 積層バルサの厚みを変更(各1mm増加)して、
各舵ともサーボは全部ハッチ取り付け式に改修。 舵面も造りを変更してカバーリング後の外観を向上。
水平板支柱はコの字にしてPETパーツとトラスビスで固定。艇体にはロッド先端を差し込み接着式で、
アライメント調整も楽に可能、組み付け分解を容易に。
一月十日 新春初仕事 まづは艇本体 組立て完成
1/8の大きさを利して エルロン延長コード収納室設置
主翼付け根に蓋つきBOXを設け、組立て完成後でもワンタッチで開閉可能式。
エルロン延長コードも箱型トンネルで完全内蔵式に。 主翼を貫通するモーター延長線もここを通して
一緒にまとめ支柱に沿わせて機内へ。完成時の見た目スッキリ、外観グット向上 。
翼端フロート支柱も改修
前後支柱は3mmカーボンロッド、主翼穴に差込み高さ調整可能。
斜め張り線は1mmピアノ線を支柱と共にフロートへ埋め込みエポキシで固定。
進水式で喫水線にあわせて左右フロートの高さをチェック。斜め支柱は高さが決まった時点で翼にビス止めに。
生地完成まであと一息
あとは モーターを搭載して、エンジンポッドカバーを現物合わせで製作。
サーボを埋め込み、各リンケージを組つければ ようやく生地完成に。
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2017年 9月
S21 850 スペシャル
ヌーヴォ8シリーズ
の魁
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特注限定版1/8
Savoia 8 Nouvo
850 SP
Rd、Ev3サーボ埋め込み式尾翼
50クラスモーター 大容量リポの過荷重 高速重戦タイプ
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標準型1/8
Savoia 8 Nouvo
842
艇内2サーボ ロッド・ダイレクト式尾翼
4250モーター 軽量機体 高運動性の 中戦タイプ
艇底部、前方ハッチ部、主翼、外形は 同一仕様
← 画像クリックで拡大絵図面 →
発想の転換 完全ノーパンクのフォーム内臓一体艇底
行きつけのDIYにあった新素材 壁装断熱材のポリスチレンフォーム! 発泡スチロールとは大違いで、軽く 硬さもあり、
カット、サンディングなどあらゆる加工が可能 まれで極柔らかなホオ材みたい。こんな旨いものをなぜ見逃していたのか。。。
バルサ一点張りの既成概念を打ち破る新発見。まったく新しい工作方法も実にスムーズに。
@
A
B
C
D
E
F
G
H
@A 接着はスプレー式ボンドで完璧
B−Eカット、サンディング 自由自在
F支柱固定部にベニヤを接着=エポキシ
G艇胴枠(上半分)を接着=エポキシ
Hメカ固定バンド(ベルクロ)ベース板接着
これだけで艇前半の船体骨格完成。
完全一体でかなり丈夫
あとは側板を貼れば狂いのない艇体ができる。
艇尾部の工作にかかる前に 第一関門 組み立て式尾翼の製作に・・・
垂直板は上下二分割。サーボ埋め込みとコード通し溝、補強ガイド骨格(カーボンパイプ+カーボンロッド)埋め込みのため、
バルサ積層で厚みは11mmにもなってしまう。
垂直板基部は艇尾部に接着固定。 バルサ積層で
1.5+2.0+4.0(CR●4)+2.0+1.5===11.0mm
コード通し穴は8mmで余裕のスペース。
水平板は薄型ミニサーボ(9mm厚)埋め込みで、全体の厚さを抑えるべく、1mmベニヤのサーボカバーは下面外付けに。
1.0+8.0+1.0(S 9mm)+PW1.0===10.0mm+1.0PW Evヒンジ部は8mm厚にサンディング削りだし。
中央の穴にガイドロッド前後2本を通すから狂いナシ。
センターで垂直板基部にビス止め。
その上に垂直板上部がガイドパイプ(CP6◎)で重なる。
左右Evサーボコードは基部のトンネルから前に出てくる。
艇内のトンネル内でYジョイントに接続。
実際は先にジョイントを結線しておいて、延長コードを
垂直板基部、艇内に通して組み立てることになる。
垂直板上部にはRdサーボ(9mm薄型ミニサーボ)が埋め込まれ、カバー(1.0mmベニヤ)は外板きり欠きに埋め込まれ面一になる。
1.0+2.0+5.0(CP6◎)+2.0+1.0(1mmPW)===11.0mm
水平板は中央でビス止め。その上に垂直板上部をはめ込み、前ガイドパイプとガイドロッドを2mmタッピングで共締めしてロック。
ロッドとパイプはピッタリでほとんどガタはない。前後二本で位置も取り付けもピッタリ。
Evヒンジは接着、ラダーは最後にヒンジをビス止め。これで尾翼周りは何度でも分解組み立てできる。
各サーボはピッタリの凹穴にはまっており、カバーのベニヤをかぶせてビス止めでまったくガタなし。
コードを通した後サーボの周囲にグリスを塗ってカバーを止めれば防水も完璧、水をかぶってもホーン部分が開口だから排水も完全。
組み立て時に水平板下面と垂直板下面にシーラントを塗布しておけば、配線トンネルへの浸水もシャットアウトできる。
超大型改造のデータを元に考えうるすべての対策は施した。(想定外のアクシデントは想定外。。。)
これにて最大の難関は見事に突破できた。
尾翼はクリヤ いよいよ艇の仕上げに。
CG位置を境にセンターキールの埋め込み溝の加工
後部胴枠の組み込み、センターキールの接着=エポキシ、尾部縦通材の組み込み
底面のプランク(2mmバルサ) 前半はスプレー糊+センターキールと側板は瞬間で。
艇上部の艤装 尾翼基部の接着+コードトンネルの作り付け
コードトンネルはポリプロピレン薄板(0.5mm)のパイプ巻きを胴枠位置に布ガムテープを巻いて胴枠に瞬間固め。
パイプの滑らかな表面と余裕のある太さで、道糸も楽に通せる。尾翼組み立て時に延長コードを結んで艇内に引き込む。
垂直板基部は前後左右の垂直を確認して、艇尾部の溝と最後部壁のトンネル穴にピッタリあわせて接着=エポキシ
操縦席後の壁は防水壁でそこから後は完全密閉となる。コードは支柱前まで(ハッチの開口部まで)の十分な長さ。
主翼支柱の製作、組み立て位置調整 ・・・ ここが一番シビアなところ。
翼支柱は カーボンパイプの積層とピアノ線
(CP6 / CP4 / 1.8PW)
ネジ止めリングと斜め支柱付け根は1.2mmピアノ線、
インナーの4mmパイプとアウターの6mmパイプに
切り込みをいれ重ねて接着。最重要部分だから
=緩硬化エポキシでガッチリ固定。
その上からバルサで外形を成形、フィルムでカバー
これで艇骨格は完成 あとは上面プランクをして 操縦席周りを艤装すれば 艇体が完成に。
主翼の製作
主翼は超大型と同様に半対象の翼型に。平板上で上面を仕上げてから下面を削りだしで加工。
そのため上面プランク完了まで下面は前後ゲタを残したフラット面一のまま。
機体サイズも大きくなり強度も必要で、主桁は5mm檜角材のスパーに。リブも1/10までの1.5から2.0に。
2分割式はどうしても余分な手間と目方を喰う。支柱固定ビスは上下貫通の3mmビス・ナットなので、ベニヤの補強は不要。
固定ビス貫通部分は4◎アルミパイプ埋め込み、前下面は6◎カーボンを重ねて、翼中央と水平になるよう下駄を履かせて、
迎え角を決定。この翼支柱取付部分にスペーサーを加減すれば、飛行状態に合わせて取付角の微調整も可能。
エルロン・サーボ室は定石のハッチ&コド・トレー式。翼厚の余裕があるから上面も蓋して完全なボックスに。
完全密封カバーリングの翼で、これで翼内部への浸水はシャットアウト。
半対象翼なので下面前後を削り上げるから、翼端板も削り取り部分を積層で強度も十分。余分な肉抜きも廃止。
離着水で万一翼端をひどく引っ掛けても翼端、エルロンの破損は防止できる。
中央部左下面のトレーは、左右エルロンコードと
Yコネクターをまとめて収納し、Yコネ延長線と、
モーター延長コード(支柱脇の穴を通す)を
一緒に束ねて、左支柱に沿わせて艇内へ。
これで下面はスッキリ、
外観もグッと見栄えがよくなる。
モーター・マウント=エンジンポッドの製作
ポッドはハードベニヤの強固なBOXに
支柱は超大型のような組み立て式ではなく従来型同様
カーボンパイプ埋め込み接着の固定式に。
6◎+4◎重ねの強靭さ。1.2mmピアノ線で
ビス取り付け穴を奥まで埋め込んで緩硬化エポキシで
ガッチリ固める。
モーター延長コードは支柱に沿わせて艇内へ。
見た目もスッキリ!
翼端フロートの製作
発泡あんこのバルサもなか フロートの作りはすでに定番。
3●カーボンロッド+シリコンチューブ翼内埋設・差込み式。
斜め支柱は1.2mmピアノ線折り曲げ加工。
翼ビス止め部は長穴で角度・長さの微調整可能。
フロート基部は支柱とシュリンクカバー(テープでも可)で
完全固定はせず、引っ掛け事故のフェールセーフに。
翼端フロートの高さは実にデリケート。
積載加重により喫水線が変わるから
上下調整は必須
で
この斜め支柱にはいつも苦慮させられる。
上下支柱の結合は、上下貫通3mmビス・ナット止め。半対象翼型なので、前方下面取付部は下駄を履かせて
翼スパー〜中央部の底面は、機体基準線=水平基準線に並行に。 主翼翼型により迎え角は2度になる。
9月27日 悪戦苦闘ひと月 ようやく生地完成に
機体は計画通り だがメカが・・・ 全備だと予期せぬヘビー級に
850SP
842標準型(計画値)
機体生地完成
1430g
(1300)g
メカ合計
665g+
400g
モーター(ペラ・スピンナ含)
5020 / 465g
4250 / 258g
ESC
100A / 108g
60A / 60g
サーボ
Al.2+Ev/Rd.3 / 95g
19gX4 / 80g
バッテリー
6S / 400g
4S / 250〜300g
予想全備重量
〜2600g
2070〜2100g
予想翼面荷重
82〜g/デシ
80.6g/デシ
飛行タイプ
過荷重 重戦
標準的 中戦
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