工房日誌 製作ダイアリー
ほとんどスケール・ミニ ポルコのサヴォイアS21 フォルゴーレ  1/15
習作としてトライアルした1/15の、試行錯誤の結果をもとに徹底改修して2号艇を新規製作。
構造的にほとんど大差ないから2212クラス以上の大型なら翼面荷重的にも工作はずっと楽になるが、習作の経験をどこまでリファインできるか、自問自答の再挑戦。
結局従来どおりのオーソドックスなバルサ艇で新設計。
主翼もアスペクト比を図面に近づけ、必要最小限に拡大。

2009年 07月24日 2205クラス、ミニ・サイズで ポルコのサヴォイア・フォルゴーレ 改修新型2号艇
上級2212、2217クラスの他の艇とほとんど同等の造りだから、当然重量は増す。
各部材もミニマムに、可能な限りの軽量化に努めたが、この造りは如何にせん2205クラスには贅沢。
というより私の造りは相変わらずワンパターン。。。でも確実にダイエットしているのは事実。
主翼は仮想図面のアスペクト比を少し増して、
イメージはそのままに翼面積を10.1dcuに拡大。
ステー取り付け部分も改良。
エルロンはムサシノ式?シンプルなトレーナー同様
一枚板のフルエルロンで軽量化。
難関のエンジンカバー、やはり結果はバルサが勝った。
試作機で散々てこずった発泡スチロール。
表面処理で目方を喰い35gもあった。
バルサスクラッチのカバーは27gで完成!

上下2分割式で、上半分がカッポリ開けられる。
2mmベニヤのマウントベース後ろをアンプ搭載スペースに。翼から艇内へのコードの取り回しもスッキリする。

こういう細工はやっぱりバルサならでは!
ラジエターはまさにダミー、バルサのドラム
空気が抜けないから前面抵抗はデカイだろうなぁ〜〜〜

ハッチも幅広で内部はガランドウ、
サーボ、メカ搭載も極めて楽々。
搭載位置でCG合わせも自由自在。

翼端フロートはEPP削りだし。底面はエポキシをコーティング(って指でナビッただけだけど・・・)
やっぱり時代は変わった。EPPの軽さ、丈夫さ、加工のしやすさには脱帽。瞬間も効くしサンディングも出来る。
これで機体を作りゃどんな物だって飛ぶわさ!
でも、ここでは手に入らない。。。。。無念
2009年 07月31日 機体生地完成 187g 
試作機より約10g減量・・・って ほとんど同じ。。。だがしかし!
バルサモノコック艇体、バルサスクラッチ・エンジンカバー、翼端フロート、これだけのグレード・アップして
気持ちだけでも軽くなったのだから、努力の成果は歴然。
試製1/15 1号機と並べてみれば・・・
飛行性能的にはそう変わらないと思うが、(翼面荷重30:33)イメージは格段にUP
習作1/16 お遊び機と並べてみれば・・・
如何にせんバルサ機体でここまで小さくしてスケールを盛り込むのは至難の業。
でも、艇体をEPPで作ったらこの大きさでもまともなスケールに仕上げられるだろうなぁ〜〜〜
このサイズで100gも差がありゃ飛びだってまさに軽々。。。

近場のちょっとした空き地で、気軽にポイと「ヒコーキ」を遊ぶためには、やはり素材の革新なしでは困難。
オーソドックスなバルサ工作にこだわる限り、こうしたお気軽お遊びヒコーキは夢なのだろうか。。。
「遊」ナラント欲スレバ「姿」ナラズ。「麗」ナラント欲スレバ「軽」ナラズ。 行方は彼処、道は何処へ。。。



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