工房日誌 製作ダイアリー
ポルコのサヴォイアS21 フォルゴーレ  1/10
2019年1月 先行作1/8に続いて 遂に1/10も基本縮尺を根本的に見直しして 新型NEO登場。
実縮尺改定最新型1/10 NEO ← ←  ←   ←    ←

当初の縮尺設定の間違いを訂正、
市販1/48プラモのサイズを元に
実寸を割り出し正規1/10縮尺で
全面新設計。
《サヴォイアは宮崎氏のアニメ設定で
 実際には架空の機体なのだが、
 公認プラモの寸法なら まづ
 実寸として設定して良いだろう》

ということで、現物は従前型より
縦横約5cmほど小さい機体になった。
当然各部の作りも、更なる軽量化も
加味した新設計でリノベーション!
従来改良発展最終型 NOUVO

2019 02 011041号艇 《Savoia 10 NEO 》 改定版 ネオ#1 NEW

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2018 02 11  1040号艇 《Savoia 10 Nouvo 》 3号艇

2017 11 01  1039号艇 《Savoia 10 Nouvo 》 2号艇

2017 07 30  1038号艇 《Savoia 10 Nouvo 》 フル・モデルチェンジ ヌーヴォ#1

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2017 05 24  1037号艇 《New Model》 全面改修版

2017 02 12  1036号艇 《New Model》 全面改修板

2015 06 05  1030号艇  《All New Concept》  

2015 06 05  1029号艇  《New Concept》 =アニメ・イメージ+水上性能 徹底追求

2015 04 30  1028号艇 (艇底新方式=アニメ・イメージ再現+水上性能確保 主翼改修)

2014 12 14  1025号艇〜27号艇 (主翼新設計 劇場版初期型)

2014 09 15  1024号艇 (劇場版初期型 主翼変更)

2014 07 30  1023号艇 (前作踏襲 ステップ位置修正)

2014 05 25  1022号艇 (前作踏襲 エルロン・サーボ改修)

2014 05 25  1021号艇 (前作踏襲 艇底小改修)

2014 04 15  1020号艇 (1011号艇以来同仕様 小改良追加)

2014 04 04  1019号艇 (1017号艇 同仕様)

2014 03 10  1018号艇 (1017号艇 同仕様)

2014 02 24  1017号艇 (1015号艇 同仕様)(ノーズを気持ちスリムに絞った)

2014 01 30  1016号艇 (1015号艇 同仕様)

2014 01 13  1015号艇 (1012号艇 同仕様 中央防水隔壁)

2013 12 24  1014号艇 (1012号艇 同仕様)

2013 11 25  1013号艇 (1012号艇 同仕様)

2013 10 22  1012号艇 (1011号艇同仕様 マウントBOX小改良)

2013 09 01  1011号艇 (マウントボックス改修) PETフィルムカバーリング 小軽量化

2013 08 12 改良新型 1010号艇 (107号艇 同仕様 補足)

2013 07 21 改良新型 109号艇 (107号艇 同仕様 補足)

2013 06 19 改良新型 108号艇 (107号艇 同仕様 補足)

2013 05 25 改良新型 107号艇 (540クラス2814搭載)

2013 01 01 改修新型 106号艇 (540クラス2810搭載)

2012 03 11 新型(DVD版)105号艇

2012 02 01 新型(DVD版)104号艇

2009 11 30 改良型103号艇

2009 10 16 101、102号艇

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 2018年 02月 1/10 1040号艇 Savoia 10 Nouvo #3
 サヴォイア 定番となった 10ヌーヴォ、3号艇
 艇の造りは前作同様。上部隔壁の厚さを増して構造を少しシンプルに。
 組立て式尾翼は上下・左右に外板(1mm)を重ねて剛性強化
 艇の翼支柱も850同様に角度を変えて
 すそを広げ、艇内部空間を拡大。
 ハッチも少し短くした。
 3Sリポならこれでも出し入れに問題は無い。
 開口面積が少ないほど艇自体の強度は上がる。
 2018 02 11 生地完成に
 前作とほとんど同じ造り、各部強化したにもかかわらず、生地完成重量は682g
 80gほど軽く仕上がった! 何が奏功したのかは製作者にもわからない???

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 2017年 11月 1/10 1039号艇 Savoia 10 Nouvo #2
 10ヌーヴォ、そして新作8ヌーヴォのノウハウを結集、さらにリファインして2号艇を
 最新作8ヌーヴォのフォーム内蔵一体式を採用。高さを拡大して艇前半部はフルに。胴枠を省略。
 平板上に固定して平面形を仕上げ、側板を貼り付け。後部はバルサ胴枠で艇体を組立て。
 側板=スプレー糊 センターキール=エポキシ 胴枠=瞬間 接着剤の使い分け。
 底面はスプレー糊とコーナー部分を瞬間で2mmバルサ全面プランク。
 台から外し側面、上面をサンディング仕上げで艇完成。狂い曲がり皆無、ノーパンクで強度完璧。!
 尾翼、リンケージ、サーボベッドの組立て
 842ヌーヴォ改修で採用した 
 2サーボ、2エレベーター・ロッド式に。
 ロッドは1.4mmピアノ線一本物でダイレクト。
 ロッド取出しを尾翼位置まで後退させ、
 折り曲げで左右エレベーターへ直結。

 水平板は 前作10ヌーヴォ#1の
 左右分割式を踏襲。
 艇上部 操縦席ハッチ、翼支柱、バッテリー・ハッチ、ノーズの組立て
 支柱部分の胴枠は大きく切り欠き、ハッチ内部は前部バッテリー室から後部サーボ室(操縦席下)まで
 全通で、配線、メカ積み、重心調整が極めて容易に。
 操縦席ハッチの形状も、着脱しやすく後ろ壁を斜めに、842同様に改修
 バッテリー室ハッチは、支柱中間位置まで拡大。垂直板は一枚もの穴あけ軽量化。
  機体は進化しても こんなところは使い勝手優先で先祖返りすることも是亦真也。


 精鋭 NOUVO兄弟 お披露目 Nouvo8=842−1 VS Nouvo10=1039 
 大型化すると細部もかなり複雑になる。従来からの定番1/10は基本工作はほとんど完熟。
 
 2017年11月27日 10ヌーヴォ 2号艇 生地完成
 2号艇の唯一改修点は 後退角付きで左右独立のEvリンケージ。
 842同様の左右別々の2ロッドで2サーボ式に。操縦席ハッチも少し後退。
 前作8ヌーヴォ、10ヌーヴォとほとんど同じ構造で、一気に生地完成に
 艇内フォーム内蔵で生地完成重量は約1割増えて767g。これでも翼面荷重は70gデシ以下で
 アニメどうりの軽快でシャープな飛行を見せてくれるはず。
 1/8 1/10 ともに構造、メカ等ほとんど同仕様。 バランスの取れた艇体と水上性能、
 主翼の取り付け方法、左右分割後退角尾翼とメカハッチ操縦席 等々 拙作サヴォイアの標準型に。
 

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 2017年 7月 1/10 フルモデル・チェンジ 1038号艇
               Nouvo Savoia 誕生
8年3ダース超えの歴史を一新 過去のデータを集大成
 製作開始以来 絶えず試行錯誤してきた艇底の形状、艇の縦横比、主翼の形状・高さ・・・しかし
 ず〜っと変えることがなかった基本構造、尾翼デザインをまったく新たな構想で根本的に再設計。
 宮崎原画のイメージ、アニメのスタイル、さらには公認プラモのデザイン すべてを検証・融合させ
 尚且つRC飛行艇としての水上・飛行性能も満たす究極の理想形を求めて。。。
艇内の全通ベニヤの中央骨格は長くなりすぎるので 井桁型のベニヤとバルサ同枠で
艇底ラインは前作まででほとんど完璧、CG位置が前後センターキール前後角度の切り替え点に。
さらにイメージ向上を狙って逆凹底面をCG前方まで延長して、Vから逆凹底面への切り替え点
=フラット・ポイントは前支柱下あたりに前進。イタリヤ艇特有のかまぼこ底面を表現。
イメージ上のステップ位置(側面)は操縦席下まで延長。ただしセンター・キールのラインは
CGから後ろは艇尾まで直線の立ち上がりになるので、逆凹のアール部分が長くても、
ポーポイズの元になる尻上げの浮力は抑えられる。 今回から艇後部を延長したので
離水時の頭上げが抑えられ→尻はね返しのシーソー挙動も解消する効果あり・・・ト認ム。
今回改良のメインは 水平尾翼
製作開始以来踏襲してきただましのEv直線ヒンジラインを、原作どおりの後退角付きに。
当然ヒンジラインは「ヘの字」だから左右Evは別個にコントロールすることになる。
そこで水平尾翼は左右分割・垂直板を挟んでカンザシで結合ということに。
艇体中央にY又ロッドを通し、左右ロッドエンドまで
平面上一直線にしてEv左右に個別に接続。
艇体からの出口は防水上パイプ通しだから
ロッドが前後すれば当然、出口一点ではY又は
すぼんだり広がったりする訳だが、ピアノ線
ロッドの弾力とガイドとの隙間で変形の逃げは
十分とれて、意外なほどスムーズに作動する。
エレベーターはこれで解決。
既成概念を捨てて新たな進展が。正に結果オーライ!

(クリック拡大画像)
水平板支柱は従来同様 カーボンロッド差込み接着式だが、分割尾翼の強度補足もかねて2本に。
艇前部の工作 ハッチは前後にダブル!
もう一つの目玉は 操縦席まるごとハッチ
ラダー、エレベーター・サーボはちょっと大きめ
20gのメタルギヤ ミニサーボに強化。
Yロッドの撓り負荷にも余裕綽々。
操縦席がまるごと開くから<メンテは極めて楽。 
艇の開口部にラッピをかぶせ、操縦席内のビスで
しっかり締めるから、防水完璧。
艇との面仕上げはサンディングの鬩ぎ合い。
 (だから操縦席が一番あとなのだ)
艇中央部 支柱間部分は空間でトンネルになっているから、メカ搭載は極めて自由に調整できる。
前部ハッチはバッテリー搭載用、浸水の可能性が高いコード通しの切り欠きは廃止。
モーター・コード、Al.延長線の取り出しは支柱根本の艇の穴から。
結線完了後 バスコーク充填で防水も完全。コードは支柱に沿わせて見た目もGoo!
新型艇体 組み立て完了

(クリック拡大画像)
艇の巾は中央重心位置で最大。旧作同等の120mm巾。前後涙滴型に絞り、スラリと伸びた後部で
外観は実にスマート。艇体積、底面積も余裕で浮力は十分。浅い喫水で離着水も軽々と。
支柱も幅広に、垂直尾翼も原画イメージに近い丸みをもたせて。
主翼は前作同様 前部下面削り上げの 擬似半対象翼で 
主翼面積はスピードと空中運動性能も考慮して、翼面荷重60程度のすこし小さめに。
今やGP機並みの翼面荷重でもまったく問題ないモーターとリポのパワーソース、
かつての直流400モーター時代の軽量仕上げの苦難はすでに昔話となってしまった。
主翼取付は超大型以来前作でも採用したボルト貫通ナット止め方式で。
主翼後縁ギリギリで操縦席部分がまるごとハッチで開口。テールのサーボメンテが極めて楽に。
モーターマウント支柱は貫通ボルト埋め込みで左右からナット止め式に。
水平板はカンザシ結合・接着、ステーは前後2本に。
長年使ってきた直線ヒンジラインの見せ掛け後退翼をやめ、今回左右別体の昇降舵を採用。
左右2本のロッドを艇内でY又に結合した1サーボのダイレクト・ロッド式に。
ようやく本来の姿形を実現できた。やっぱりグンとリアルだw。
遂に完成 正真正銘の「ヌーヴォ」
前2作でほとんど完塾していた基本構造を
そのまま受け継ぎつつも、過去の蓄積と
暖めてきた新案をすべて盛り込んで
完全に生まれ変わった、まさに「ヌーヴォ」
 スラリと伸びた艇体後部
 細く短く小ぶりになった主翼
 リアルな左右別体の後退角つき水平尾翼
 防水性とメンテのよさを追求したダブル・ハッチ
生地完成重量 708g 旧作より100g以上重くはなったがそれでも翼面荷重は65g/デシ程度。
 超大型のシャープな飛びにグンと近づいた飛行性能を発揮するだろう。
 これらの改良点もすべて次期メイン機種1/8「Savoia 8 Nouvo」に盛り込むための新機構。
 改変と修正の積み重ねだった拙作サヴォイア10もいよいよゴールが目前に。

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2017年 5月 1/10 モデル・チェンジ 新型 1037号艇
全面的新設計のニューモデル1036号艇を改修 艇底デザインはこれでようやく決定版に
過去の飛行動画や超特大型の詳細な飛行インプレをもとに、理想的船底デザインを求めて。
完全な水上・離水性能を求め、矛盾する理論的ステップ位置とサド・シルエットのイメージを徹底追及。
イタリヤ艇独特の逆凹底を再現するために理論的段付きステップは無しにして、 
前半の迎え角と後部の立ち上がりとの切り替え点=理論的ステップ位置=重心点を基本に
艇底デザインを再検討。 艇底の一番深いところを重心位置に、前後に立ち上げる。
チャインも重心近くまで延長して、前半のV底から重心位置を頂点として逆凹曲線へと
滑らかな線でつなげて、アニメ・サイド・シルエットも再現。
苦節8年 空想のアニメ・イメージとRC飛行艇のセオリーとの鬩ぎ合いの試行錯誤も、
ようやく理想的なポルコ・サヴォイアの終着点にたどりついたようだ。

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2017年 2月 1/10 モデル・チェンジ 新型 1036号艇
 過去の経験値と 前作超大型のコンセプトをもとに全面的新設計のニューモデル
 艇本体を根本的に見直し、中央部の巾を狭めたスリムな形に。Rd,Ev,サーボを操縦席下へ移動。
 ここでリヤのリンケージを組み込むのは従来どおり。サーボが後退したぶんロッドも短い。
 ハッチは後部支柱まで延長拡大。メカ搭載位置を自由に調整できてバランス取りをしやすくした。
 操縦席床面がサーボ室のハッチに。後ろの壁で仕切り、艇内前部は防水メカ室に。
 尾翼も改良。垂直板後部に切り欠きをつけ、水平板ヒンジ位置を前にずらし、
 ラダーのヒンジラインを直線にして強度向上。
 細身でスンナリした艇。ますますリファインされたフォルムに!
  いよいよ山場 主翼とエンジンマウント 新方式のボルトON 
 従来=艇支柱と主翼はナベ皿タッピング止め、ポッド支柱は主翼のベニヤ補強穴にタッピング止め
 新型=主翼の穴(カーボンパイプ埋め込み)に 3mmビス貫通で支柱にナット止め
  穴位置の確定には主翼とマウント支柱を同時進行で製作し、正確な位置決めが重要になる。
 エンジンポッド(モーターマウントBOX)の
 位置をしっかり固定しないと、
 支柱を正確に組み立てできない。
 今回バルサ厚板でがっちりした冶具を作り
 そのまま支柱付け根をエポキシで接着固定。
 主翼へ取り付け部のピアノ線ワッカは
 曲げ微調整して主翼上面のカーブにあわせる。
 ここが非常に微妙で苦労する破目に。。。
 主翼下面は従来のフラット・ボトムを変更。
 後半は水平、スパーから前を反り揚げた
 準半対象のようなスポーティーな翼型に。
 翼前縁線が少し高くなるので、その結果
 支柱ラインは水平でも正確な迎え角がとれる。
 艇支柱と翼下面にスペーサーを増減すれば
 主翼取付角=迎え角も楽に修正できるから
 まさに一石二鳥。 飛行状態にあわせ微調整可能!
 全パーツの組み立てが終わり、いよいよ生地完成へ。あとは艤装仕上げが待っている。
  ハッチのポルコ、エンジンポッドの塗装、そしてカバーリング 完成まであと一歩。

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2015年 7月 1/10 オール・ニュー・コンセプト 最新版 1030号艇
 前作でほぼ行き着いた最終型を少し手直しで、製作開始から最新版の更新で
 センターキール迎え角へのこだわりは捨て、側板の立ち上がりを大きくすることで、底面全体が迎え角を持つのと同じことに。
 サイドシルエット、ノーズの丸みは ほとんどアニメのイメージそのままに再現できた。
 拙作オリジナルの ポルコのサヴォイアも遂に行き着くところまで来た感がある。

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2015年 6月 1/10 オール・ニュー・コンセプト 最新版 1029号艇
飽くなき欲望? 最新型を自負して同時進行で製作していた1028号と1029号なのだが・・・
 新型1028に続いて1029号製作開始になってまたまた悶々が〜 
さんざん悩みぬいたつもりの新方式だと自負していたのだが、繰り返しDVDを見つめていると、
今までの既成概念がハタと真っ白にいっぺんに消えてしまう閃きが。
セオリーどおりにセンターキールの迎え角に固執して、その結果どうしても
艇先端が小さくなってしまい、それがアニメ・イメージと違和感のあるノーズになっていたのだ。
 センター・キールの迎え角を消し去ると、まったく新たな思考が浮かび上がった。
側板の前方立ち上がりを大きく斜めにすれば、平らに近いセンターキールでも艇底のV角度が大きく
長くなり、結果的にV底面全体が大きな迎え角を持つのと同じことになるのではないか?!
その発想で画面内のサボイアを凝視すると・・・
なんということでしょう!
赤い艇側面の前方切り上がりは結構強いじゃありませんか。

New Concept
1029号艇

底面まで引っ括めた全体の外形線から見れば
 確かにノーズの丸みは上下とも大きく丸っこい。
今までそのイメージを醸すために側板を深くしすぎたのだ。
 その結果ノーズの底面が狭まってもオチョボ口に・・・
底のV面をそのままサイドラインに添って立ち上げれば・・・
 実に素直に上唇のふた山が現出されるではないか!
前作新型
1028号艇

従来型
1025〜7艇

二機揃いの後がま1029号艇は はたまた切開手術 
センターキールは、CG位置を中心に 前は迎え角(さすがに0度では心もとないので
僅かに3度程)を思い切り減らし、後方はステップ位置まで可能な範囲で反り上げた。
逆凹からVへの切り替わり点もCG方向へ後退。 
大きく先端へ向かって切り上げた側板のラインに向かって V底面の角度も増し斜め面積も増大した。
チャインは ノーズの波切り部分を最大にして 後方CG位置底面の逆凹まで滑らかな線で繋がるよう
薄く延長した。
今回初めて操縦席後部胴体の「背鰭」も追加
これにて一件落着 サイドシルエット、ノーズの丸みは ようやく満足・納得できるものに仕上がった


なんとも永い紆余曲折、他サイズも含めると早4ダースものサヴォイアを作り続けてようやくここまでたどり着いた。
経験値の積み重ね、試行錯誤の連続、ひたすら没頭する努力をこなさなければ 一つ事を習得できない知力の低さに、
つくづく「己が性の拙きを泣く」のみ。。。 
 ♪ 前に出るしか能無し野郎 歩には歩なりの意地がある
    いつか と金で♪♪♪  まず 終生その日はやってこないだろうが。。。

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2015年 4月 1/10 ニュー・コンセプト 新型 1028号艇
 前作まででほとんど改良もしつくした1/10サヴォイアだが、1/12サイズの新型で根本的な改修を加えた結果を踏まえ、
今回は艇底の形状を徹底的に追及、CG位置から操縦席までの部分を水平に延長して、さらにアニメのスタイルを再現
しつつ、RC飛行艇としての水上性能を両立させた「ニュー・コンセプト」としてリフレッシュ。
新作1028号艇
 アニメのイメージ再現には 最大の問題点がステップ位置。
 重心位置から操縦席下まで大きく後退している。
 その解決法は? 
 CG位置に胴枠を追加し、
 艇底前半は迎え角を二段切り替えで確保。
 その後部はステップまで水平に延長
 逆凹の底面はノーズのチャインからステップ位置まで
 なめらかに繋がる線になるよう整形仕上げ。

 これで サイドシルエットも、底面の迎え角、形状も
 旨く両立させることができた。
従前最終型1025〜7号艇


 悩みに悩んだセンターキールの角度決め ここが最大の改良ポイント!
従来は重心位置すぐ後ろをステップとし
そこからノーズまで一直線の迎え角の
センターキールを通していたが、
CG〜ステップ間を水平にするために
後部位置が高くなり、そのままでは前方の
キール迎え角がかなり浅くなってしまう。
そこで V底〜逆凹底へ切り替わる水平ポイントで
前後二段に設定。これでノーズの迎え角も確保できる。
 チャインを作りつけて滑らかな艇底面を整形
 サイドシルエットは限りなくアニメのイメージに。 一見では大差ない僅かな変更でも大きな成果
  苦労は報われまた一歩前進・・・これってやっぱり単なる自己満でしかないのか??? 最早執念の世界。。。
 上部構造はほぼ前作を踏襲
 操縦席から後ろは胴枠を一枚追加して、プランク、カバーリング時の剛性を強化
 バランスとりの関係でバッテリーを後方の支柱間にも楽に搭載できるよう、ハッチ後部を拡大延長
欲望は留まることがない。ここまで来ても・・・
 暗記するほど見続けたDVD。何度見ても答えは同じ。シーンごとに機体の絵が皆違う! それもその筈
もともとイメージだけで描かれた実体のない機体をもとに描かれた動画なのだから、様々なアングルの画像が画一的な寸法で統一されているわけではないのだ。所詮アニメはビジュアル・イメージを表現するもの
 実体のある3Dモデルにするにはどこか一点でコレと決めなければ具現化できっこない。
その意味では、メーカーで多くの人が寄り集まって合意の上でマスプロ製品化されたプラモデルはある意味一つの雛形でもある。 しかし、プラモデルは飛ばない! あくまで見た目のイメージ追求。
 RC機は飛んでナンボで、飾るだけなら機体構造、剛性・強度・軽量化、操縦系統など余計な思案は不必要。
飛ばすための構造には全く別の次元のセオリーが立ちはだかるのだ。 それでもあえて外観イメージにこだわるのは
「紅の豚」に心底心酔しきっているから。それゆえ帰結のない悩みが果てしなく続くのだ。
とことん納得できるイメージを追求。ほとんど出来上がった挺をまたまたいじくって・・・
多くの画像ではステップ位置が操縦席の下あたり、主翼、CG位置とは無関係な場所でまちまちに描かれている。
あくまでアニメ・イメージにこだわり、このステップ位置と艇底のデザインを再現するには、飛行セオリーをキープするための
独自のアイデアが必要になる。そこで先程までのアイデアを更に進めて、切った貼ったの大修正を加えることに。。。
ステップ位置を操縦席中間まで後退。CG位置から後ろのサイドラインは水平のまま延長し、センターキールラインは
上方へ反らし、CG位置を谷底として前後バランスのヤジロベエのセンターに。したがって後方のステップ位置では
逆凹底のカーブの湾曲も大きくなり、結果オーライで よりイタリア艇のイメージUPにもなった。
 これで離水時の水面への貼り付きも軽減され、前後シーソー動作も解消でき、ポーポイズも防止できるであろうと判断。
流体力学の知識など無いが、逆凹底の効果で水流は艇中央に圧縮されて流速が上がれば、艇底が水面に吸い付けられるような力が加わるかもしれない?が、キールライン後方ろを上に反らせR部の面積が増す分拡散されて負圧は軽減されるのではないか?? 無い知恵絞って考え抜いた帰結ははたしてどれだけの水上性能を発揮できるか???
 逆凹底が後方まで伸びた結果、かなり直進性が強くなり滑水時の方向修正が難しくなるのは否めないだろう。
 ともあれ なんとかこれでサイドシルエット、外観イメージも格段に向上し、底面の悩みもようやく解消できた。

主翼も再検討 前3作の成果(高アスペクト比の細長イメージ)に翼面荷重軽減の欲も加えて・・・
 翼弦は前作より少し増やし、中央と翼端3リブの間隔を広げ翼幅を40mm拡大。ほぼ同等のアスペクト比とした。
結果 翼面積は旧作とほぼ同じ20デシを確保。翼厚も少し増して揚力も向上させ、低速での飛行性能も向上。

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2014年 12月 1/10 最新版 1025号艇 劇場版初期イソッタ・フラスキーニ仕様
 1/10サヴォイアも2ダースを越え、今回は博物学資料?として製作依頼にあたり、機体全体にわたり再考証。
新作1025艇
 飛行性能も保ちつつ、アニメのイメージを可能な限り盛り込んで・・・

 主翼を新規作図、翼弦を詰めアスペクト比を高めて細長い翼に。
 (それでも翼面荷重は60g/デシ程度に収めて)

 艇底も凹型にして当初の作品同様イタリア艇の特徴を再採用。
 (ステップ位置は アニメでは操縦席前あたりまでかなり後ろだが、
  RC飛行艇としての離着水能力をキープするためちょっと前目に)

 エンジン・ポッドもアニメのイメージを最大限盛り込んで
 (V12エンジン搭載にしては無理のあるデザインだが、そこは理屈抜き。
  モーター軸線がどうしても高めで「アゴ」が大きすぎるのが辛い)

 ともあれ 毎回重ねてきた試行錯誤を集大成した感がある。それでも
  気まぐれコーチ・ビルダー爺はまた次回にはアレコレいじるんだろうが・・・

従前作1023艇
ここらで心機一転 製作過程をオサライのつもりで・・・
艇上面をフル・プランク 艇本体ほぼ組立完了
 新主翼の製作  翼弦を狭めて翼面積は従来20.5dcu から 18.8dcu に
 といっても寸法が変わるだけで作りは踏襲。 細く長くアニメのイメージに近づけた。
 (前作1024号艇では18.9dcuに縮小していたが今回は新規作図し直し)
 全備でも翼面荷重は60g/dcu程度に収め安定飛行性能を確保。超ベテラン操縦士ならもっとスリムにして
 高速飛行にしても飛ばせるだろうが、EP機としてはこの辺がリミットだと思う。ここら辺がプラモ等と違うところ。
 上面ハーフ・プランク+全リブキャップ、ハッチ式の翼端エルロンサーボ、スパー強化にも効果があるサーボコード・トレー、
 エルロンはバカ穴なし リブ追加で剛性を高める、翼構造はほとんど完成の域 従来の改修の集大成。
 紅豚サヴォイアならではのエンジン・ポッドは最大の山場
ベニヤBOXに カーボン・パイプ+バルサ+シュリンクカバーの支柱、差し込みエポキシ接着固定
翼取り付け基部はピアノ線の輪っか差し込みエポキシ接着で、翼ピボットにタッピングビス止め。
 ===この辺を量産品のようにもっとシンプルに全個所ビス止めにでもすれば工作はずっと簡単になるが、
    組み立て方によってはスラストに狂いが出やすい。こんな一番重要な部分を自己責任では・・・
     大メーカーのようにプラスチック成形でもすれば狂いは出ないだろうが ===
 なんたって毎回難儀するのがエンジン・カバー。バルサ工作では極めて厄介。
 ここらへんもプラ成形なら何のの苦労もなくしかも軽量に綺麗にできるのだろうが・・・
濡らして高温アイロンで蒸してヒートプレスの曲げ加工
当然現物合わせしかやりようがない。
ここがバルサ工作の妙技の見せ処と根性入れて・・・
したがって二つと同じものはない!
内面の曲げ部分はエポキシ・パテで補強。

塗装前の下地仕上げが一番の手間喰い、
ここにどれだけ時間を費やすかによって
仕上がりの見た目が決まってしまう。
 ようやく生地完成に 生地完成重量620g
 翼も小ぶりになったし ほとんど変わらない造りなのに 今回は30〜50gほど超過。
 犯人は? おまけのラジエターまで付いてるエンジン・ポッド。
 ちょっと気を入れて塗装下地仕上げにこだわると、たちまち数10gが・・・
  ***厚化粧にはそれなりのミテクレもあるんだから・・・と観念して***
 真上から見れば主翼の違いがハッキリ。でもちょっと見ではほとんど大差がないのが少々口惜しい・・・

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2014年 07月 1/10 最新版 1023号艇 ステップ位置修正
  当初から悩み続けてきたステップ位置。
 水上滑走時のシーソー現象やポーポイズの懸念もあったが
 従前作はいずれも飛行成功しており、最適な位置を
 確定できぬままあれこれ試行錯誤して造り続けてきた。
 アニメのイメージがしみ付いていたので なかなか
 踏ん切りがつかなかったのだが、
 今回結局飛行艇のセオリーどおりに、重心位置の
 ほんの少し後ろへ前進させた。
 後退翼なので揚力中心は中央部ではかなり後方になる。当然重心位置は揚力中心より少し前になるわけだが、
 そこまで前進させてしまうと滑水時に頭揚げしてしまったり、逆にテールがへばりついて上がりにくくなり 離水が
 難しくなる懸念もあって、結局CGのほんの少し後ろの位置に決定。
  ひたすら少しでも性能向上すればと思案し続けたが、下手な考え休むに似たりか? 果たして結果は如何に・・・

 揚力中心を再確認してみると、重心位置もかなり後方へ移り、当初からの計画だったバッテリー搭載位置は
 ハッチ内の艇最前部ではノーズヘビーになってしまいそうだ。1016号の飛行動画でも指摘されていたとおり
 重心位置を最適にするには、バッテリーをサーボの後ろの広い空きスペースに搭載する方が良さそうだ。
 それならハッチ前方の空きスペースを使ってバランスウェイトなどの調整や積み込みも楽にできる。

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2014年 07月 1/10 最新版 1022号艇 生地完成へ
  既成概念にとらわれていると なかなか発想の転換ができないもので、初期の104号艇以来ず〜っと
 密封防水トレー式フルカバーリング主翼で エルロン・サーボ埋め込み式を踏襲してきたが、
 毎回下面のサーボ・カバーに難儀してきた。これが最高と思い込んでしまうとアラも気づかない。。。
 今回は最高級デジタル・サーボ搭載ということで、ちょっとした気遣いから大逆転の新発見。
  単葉の大きな主翼だから当然翼厚もあり、ハッチ式にしてもサーボとハッチの厚みはクリヤできるではないか!
 もちろん独創アイデアのコード・トレー、サーボ・ボックス構造だから密封主翼に変わりはない。
 ハッチ面ならカバーリングも綺麗に仕上がるし、なにより信頼度がグンと向上する。
  窮すれば通ず まさに頭は生きてるうちに使わねば。たとえ瓢箪から駒にしても・・・


  毎回作るたびにどこかしら変更し続ける。これは進化と言えるのだろうか? はたまた短慮の反省繰り返しなのか。
 いつ果てるとも知れぬ完璧を追いかけて。見果てぬ夢。。ドン・キホーテも舌を出して笑ってらぁ。。。

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2014年 05月 1/10 最新版 1021号艇 生地完成 545g 最軽量!
 基本構造は前作同型式を踏襲。今回は艇底チャイン部分を改修。
 全体外観はほとんど変わらないが、ノーズのサイドラインを模型飛行艇のセオリーに近づけた。
 同枠位置を小変更して操縦席を前作同様の位置で
 主翼後縁に近づけた。

 翼端フロートも前作同様だが 
 気持ちだけ小ぶりで平べったい形状に変更。
 《ノーズのチャイン部分を変更》
  従来チャインをステップ前方まで長く大きめにして、
 サイドシルエットを丸みを帯びた感じにしていた(赤)が、
 側板の舳先の立ち上がりを強めチャインをノーズの
 水かき部分のみとして短くした。(青)
 艇底前半の後ろ半分ほどステップ部分までは平底で
 艇センターキールの立ち上がり角度は前作同一だが、
 サイドの底ラインが直線的になり角度のついた
 「ラジコン飛行艇」らしい?シルエットになった。
 結果 素材、接着剤、エポパテの使用量が減り、この辺が軽量化に大きく貢献したのだろう。

 参考 《主翼の組み立て方》
@左右分割式の主翼中央接合面、カーボンカンザシ部分をエポキシで接着
A翼中央部分(エルロンホーンを避けて)を平らな台上に固定して接着硬化
 (上反角は0で 翼下面が面一平面となるよう。左右ねじれに注意して)
B裏返して下にクッションを当て支柱をビス止め。まず支柱を少し前にずらして前方ビスを締め、
 後ろにずらしてC後部ビスを締める。(この段階では仮締めで)
◎翼端と艇後端の距離が左右同一になるよう位置を確認してから、増し締め固定する。
 (PETパーツは支柱の位置ズレ防止のためで、皿ビスの頭が支柱連結ピアノ線をしっかり押さえ込むことで確実に固定される) ◎その後翼上面にエンジンポッドをビス止めする

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2014年 04月 1/10 最新型 1020号艇 生地完成 560g
 1011艇以後基本構造は同型式を踏襲してきた。以後毎回部分改修を加え(毎回同じものは2つとない!?)てきた。
 今回はその集大成的な仕上げだが、また今回も小改良。
 1018艇から操縦席を少し前にずらしたが、
 今回さらに5mm前進させ翼後部に近づけた。
 (単に見た目だけ。。。より飛行機らしく・・・)

 1017艇から 第1胴枠の幅を少しつめて
 艇ノーズをほんの少し細身に絞った。

 1015艇以来、艇中央ステップ部分の隔壁を仕切って、
 艇後部を密封 浮き袋状態の不沈艇に。
 ハッチ内後部は完全に壁で遮断、
 艇前半内部はラッカースプレーで防水塗装。
 ハッチのポップ・アップはスプリング式に。 長時間閉鎖後でも確実に (浮き上がらないと指で開けられない!)
 艇底はステップ部分は平底。チャインをノーズの波切り部分でもっとも深く。

 舳先の立ち上がりを低めにして、ノーズの丸みを強調。

 主翼、エルロン・サーボ延長コードのトレーは前作同様。(若干深めでコネクターをクリア)
 翼端フロートは 1011艇以降 平べったく。1017艇から一回り小さめに。(実際翼端フロートは、停泊中に傾いたり
 波で転覆しなければいいだけの最小限の浮力でイイわけで、飛んでる時はただの抵抗でしかないわけだから・・・)
 1011艇から マウントベースを後退させペラを主翼先端に近づけたが、1019艇から支柱位置も5mm前進させ
 さらにペラを翼に近づけた。マウントボックス後部も延長して、ESC搭載スペースを拡大して余裕をもたせた。


 ・・・と まあ 毎回あれこれ思案のすえあちこちいじくりまわしてきたが、組みあがって完成して見ると
  機体全体の見た目はさほど変わらない。 毎回今度が最高と自画自賛しつつ、毎回変化し続ける。。。
   何とも定見のない優柔不断だが、確実に良くなっているのだと信じつつ・・・はたまた単なる気まぐれか。。。

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2014年 01月 1/10 最新型 1015号艇 生地完成 565g
 1012艇以後同型式を踏襲してきた。今回防水で一捻り。なんてこたぁない単なるヒラメキで
艇中央部胴枠の中央部分も塞いでしまえば、後半はフルプランクで完全密閉の空間となり
万一の冠水時でも完全な浮き袋となるから、不沈艇になるわけだ!
 前半はハッチの防水に留意すればまず浸水はない。製作時点で艇内部はラッカー吹付けしてあるから
艇内防水はほぼ完璧になる。
 1012艇以後マウントベース同型式 エンジンカバーは毎回造りが多少異なるが、まずこれにて一件落着。

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2013年 10月 1/10 最新型 1012号艇 生地完成 578g
 2217搭載当初からエンジンポッド前方が長すぎてペラ位置がかなり前方になっていた。
 2810以後でも直径が大きくなっても長さはほとんど変らず、ノーズヘビー気味に・・・
 今回からマウントBOXを改修し、モーターベース位置を支柱の後ろに後退させた。
 マウントベースを後退させると
 前支柱の支点を補強せねばならない。
 そこで前後共支柱差込み部分に堅木のブロックを
 追加接着して取り付けを強化。
 支柱組立ては9号艇依頼のEPPブロック冶具で。

 わずか1cm程でもペラがグッと翼に近づき
 よりアニメに近い引き締まった感じに・・・
 エンジンカバーも支柱から前の部分が短くなり
 卵形に近いよりソレっぽいスタイルに。

 ここまで来てもさらにまた改修。
 BOXの余分な部分を切り取って
 気持ちだけでも軽量化!?

 さてさて 仕上がりのイメージや如何に?
 完成写真は「EPほとんどスケール サヴォイア10」で

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2013年 8月 1/10 最新型 1010号艇 生地完成 583g
 107号から同一部品で量産化し、各部はほとんど共通。今回翼端フロートを少し平べったいクラシックな形に。
 原作「飛行艇時代」のイラストでは、後世の金属機のような後部が直線縦型の翼端フロートだったが、やはり時代背景的にアニメ劇場版の
 とがったデザインのほうが木製らしくてよく似合う。  少し平たくして浮きを良く、抵抗を減らして・・・屁理屈!!
 毎度お馴染み 生地完成全体写真。 ン? エルロン先端に肉抜き穴、やっぱり毎回どこか違ってる。。。
 ♪その日その日の出来心? 新納鶴千代じゃあるまいし・・・なんとも気まぐれな。。。。。。

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2013年 7月 1/10 最新型 109号艇 生地完成 583g
 107号から同一部品で量産化し、各部はほとんど共通。109号では主翼エルロンのバカ穴をやめて剛性向上を。
 1/10は最初から左右2分割接着結合の主翼だった。その中央合わせ目にゲージを立てて何度も寸法チェックしながらエンジン・ポッドの位置決めしていたが、今回なんとかもう少し楽に正確に決められないかと考えているうちに、
発泡フォームラバーのパッキンが目に付いて、それをブロック状の冶具にすることを思いついた。
 主翼上面のカーブに合わせ切り取り、中央にリブ型の壁を立て両翼の間に挟み込めば、前後の水平も左右のねじれも全く気にせずエンジンマウントBOXの位置が決まる。4本の柱も下のピボットを先にこしらえ、翼に仮止めして、
冶具上に据えたまま支柱をエポキシで接着してしまえば一発OK。

 *** すでにアイデアは出尽くした。今後サヴォイアの組立てがさらに楽に早く、正確に組めるようになった。***

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2013年 6月 1/10 最新型 108号艇 生地完成 570g
 同時進行の新型107号艇と同規格 同仕様。106号までとの外観上の大きな相違点は・・・ 
 主翼のリブ枚数を増やして間隔を調整し、エルロン位置をほんの少し翼端側につめ、翼端フロートの位置を
 アニメと同様のエルロン付け根になるようにした。
 外観は従来型とほとんど同じだが、
 奥行きを長くしたハッチで開口部が広く、
 内部の胴枠(前支柱後方)の中央部分を削除した結果
 メンテナンス性がぐっと向上した。
 サーボベッドの後、支柱の間の部分が広い空間となり、
 ここに受信機やコードなどを搭載することで、
 ノーズヘビー気味だった従来型に比べCGの調整が
 やりやすくなり、更に大容量のバッテリー搭載も可能に。
 (翼支柱間の中央付近にバッテリーを搭載し、ノーズに
  機器類やウェイトを積んでバランスをとることも可能)
 カバーリング前の生地完成状態で、艇全体に軽く吹き付け塗装して、最終仕上げのサンディングをすると、
 細かな凹凸もはっきりして、滑らかな表面仕上げが出来る。

 *** 同時進行していた107号を追いかけて、まもなく108号艇も完成に ***

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2013年 5月 1/10 最新型 107号艇 組み立て開始
 前作106号艇で採用した500クラス2810の大型モーターをわずかに上回る、2814を搭載。
艇の作りもさらにリファインして各部を強化改善しつつも軽量化にも留意。
前作同様 艇内部、底面を強化。艇内フレームはベニヤ切抜き一枚物で。
底ができたら台から剥がして上部の工作、ここで尾翼リンケージ、支柱を組み込む。
リンケージ・ロッドは1.4mmピアノ線一本通しで。

前作および1210艇の結果からテールヘビーより
ノーズヘビーが懸念されるので、従来のように
カーボンパイプ継ぎ足しであえて後部の軽量化に
苦心する必要もなしということで。
ハッチ開口部は従前のように少し後ろまで拡大。
ハッチ後部の胴枠壁もなくして後ろ側支柱基部の差し込み・接着をより確実にやり易く。
サーボ・ベッドの後ろには広い空間が出来るのでレシーバー等の収納もより楽に。バランス調整にも便利。
機銃口から差し込んでとめるハッチ固定ビスを
長いものにし、ネジガイド部分も長くして、
緩めすぎてビスが抜け、再度締めこんだとき
ネジ穴を壊す心配を解消。
《 完成状態 》長ハッチ大正解!
毎回カバーリング完成後に、翼支柱を差し込み、胴枠の○穴から
「葦の髄から天井覗く」式に支柱根元にエポキシを塗るのは
一苦労だった。 初期型はハッチもこの大きさだったのに・・・
従来 各艇のチャインは水上での運動性を考慮して
前部艇底の中間あたりまでしかつけず、ステップ部分は
平底にしてあった。
1210艇の進水式でも確認したが、中央の平底部分が
広すぎて、静止、低速時水上での「スワリ」が悪く
わずかな横風でも影響を受けて旋回・移動してしまう。
縦安定、直進性の向上を考えて、ステップ直前まで
チャインの後端を延長した。 結果的に
イタリヤ艇の特徴である⌒底に近い形状となった。
5月26日 艇体が完成
先に完成した1/12 1210号艇 と 最新型1/10 の比較
基本的構造はほぼ同じだが、単に一回り大きい
だけではなく、機体サイズの余裕から随所に手を加え
拙作サヴォイアの集大成ともいえる熟成した艇に
仕上がった。
以後 続いて製作する1/10サヴォイアは、すべて
この107艇と同型となる。


・・・例によってまた気まぐれ改修が加わるかもしれないが、
すでに同時進行で4機分のクローン・パーツは出来ている。。。
5月31日 主翼の製作
1/10の泣き所 郵送梱包の制約で主翼は2分割にしなければならない。いつも悩む中央カンザシ部分。
今回も出来る限りの簡素化軽量化に努めた。 一体式なら無くて良い部分で数10g費やすのが辛い。
エルロンコード・トレーも深くして箱型構造でメイン・スパーの強化にもなる。わずかな隙間も許されない、
密封防水構造翼の意味がなくなってしまう。

 《 秘密のアイデアを初公開 》 バルサの隙間埋めにはバルサで! 
サンディング時のバルサ粉を掃き捨てずに、カップに溜めておけば最高のフィラーになる。 瞬間でコチコチに固まるから補強にもなる。
今まで作り続けてきた1/10サヴォイアはエルロンサイズと翼端フロートの位置が一致していなかった。
エルロン面積を考えて少し長くしていたのだが、翼端エルロンとしてはもう少し短くても充分な面積のはず。
結局図面を何度もチェックして、リブを1枚増やし間隔を詰めてエルロン・サーボBOXを少し外側に移動。
これでアニメどおりにエルロン付け根に翼端フロートが付くようになる。フロート位置も良さそうだ。


・・・何10枚にもなるリブ、何本もあるスパー、5機分のパーツ作りだけでまるまる1日費やす。
しかしこうしてまとめ作りしてみると、単品を作るより各パーツの精度は向上するものだ。
スパーにしても、切り出したバルサを並べ束ねて表面を削るから面の寸や直角も正確に出るし、
リブも部所に合わせてバルサの素材を選別できる。
エンジン・ポッド 製作

一回り大き目2814搭載で マウント・BOXも小変更
6月6日 ようやく先行107号艇 生地完成
生地完成重量 595g! 艇内部補強など随所に手を加えたにもかかわらず、簡素な初期型とほとんど変らない
軽量仕上げに成功。改修型主翼の重量軽減が一番効果があったようだ。
これで過去最大の2814搭載だから 飛行性能はまさしく戦闘機並みの運動性能を発揮するだろう。

さてさて このまま続行で 続く108号艇も仕上げなければ・・・

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2012年 年末 1/10 改修新型 106号艇 組み立て開始
 昨年末WEB検索から偶然にも 飛行艇の権威 新明和工業(川西)の菊原静男氏の飛行艇理論のサイトに出会い、今更ながら己が不勉強を悔いつつ理論値と照らし合わせながら拙作図面をにらみ、数値を改修。
結果的に全体の寸法バランスはほぼ合格点なのだが、ステップ位置だけが釈然としない。
艇内部、底面を強化 123号艇でやった艇内フレームを採用。
サーボ位置は主翼に邪魔されず外からアジャスト出来るよう前作同様支柱の前に移動。
ハッチは後部コード取入れ口を前進させ全体も短縮。大きい機体だから不必要に開口させる必要はない。
←理論値と重ねてみると、アニメのイラストを修正して出した寸法だったが、ほぼ合格点範囲内で出来ていた。
→スタイルも考慮して操縦席も前進、テールを長めにしてよりスマートに。

 前作105号艇の飛行動画を拝見しながら、水上タキシ時に艇の舳先が上下するのに気付いた。
スロットルの急開閉だとしても上下の挙動が気になる。原因は???
着水時尻を下げてポーポイズ現象が起こるのを避けるため、ステップ位置を後目に設定していたのだが、
重心位置から後ろのステップまでが長く、最大巾の部分でもあって面積がありすぎるので、
OFF時には重心位置を支点に後部が浮き上がりノーズが下がってシーソーしてしまうのではないか?
そんなこんな悩んだ末に、ステップ位置を15mm前進、主翼取り付け位置を5mm後退、結局重心から
ステップまでの距離は20mm短縮することになった。それでも実機理論よりは余裕のある長さなので、
まずポーポイズの心配はない。水中抵抗が減る分、離水はさらにスムーズに早くなるのではないだろうか。
ハッチはすでに定番=機銃口からビスでロック。スポンジのPOP・UPで開閉も楽に。
尾翼の組立ては従来どおり。この時点で
リンケージ・ロッドは完成。

スロット・イン式の水平尾翼は4mmバルサで、
複雑な翼端成形はせず一枚物でシンプルに。
小細工しても接着剤が多くなるだけ。軽量なバルサ
一枚板のほうが仕上がりも綺麗だし強度も充分。
艇底は中央フラット、癖がなく水面上旋回性も素直。V底より横風の影響も受けにくくスワリが良い。
ノーズ立ち上がり部分にチャインをつけて成形、水切り性能は実証済み。
支柱を製作。現物あわせでゲージと睨めっこしながら長さ、位置を確定。ついでにアクセサリーも作ってしまって
艇体はほぼ生地完成に。プランクを慎重にパテ修正は最小限にして軽量化に腐心。
2013年 正月 主翼の製作
主翼は従来どおり密封防水翼。翼端フロート取りつけは機体サイズの余裕ゆえ多少の重量増加より
実用性を重視。従前のシリコン・チューブ差込調整式に。
左右接合カンザシも4mmカーボンパイプにピアノ線筋金入りで。
モーターマウント、エンジンカバーの製作 
もうエンジンカバーはお手の物 
と言いつつ毎回一番手間を食う厄介者。
今回は初の540クラス搭載で、案の定
出来かけてからマウントベース位置を修正。
大きいサイズに合わせベニヤBOXは巾を広げ
マウント板は3mmベニヤ、バルサスラスト積層
現物合わせなのでスピンナーともピッタリに整形。

前期のイソッタフラスキーニにして後部の外付け
ラジエターに・・・とも思ったけどパワーアップしたのは
後期のフィアット・フォルゴーレ
と言うことで結局従来どおりのデザインで。。。
翼端フロートはお馴染みハッポウ・モナカで

サーボコードトレーは深さを増してコネクターが
支柱ピアノ線をくぐれるように。
翼端フロートはシリコン・チューブ差し込み式で
荷重、喫水線に合わせて高さ調整ワンタッチ。

大きい機体サイズなのでハッチ開口部は充分広い。
大きめのバッテリーもOK、メカの搭載も楽々。
ハッチは奥行きを少なくしメンテナンスもやりやすく。
2013年 1月20日 ようやく生地完成 615g!!!
より戦闘艇らしいパワフルな飛びを期待して、540サイズ35mm径2810モーターにパワーUP
マウントやら艇底やら随所を強化したにもかかわらず、生地完成重量は同型前2作より20g軽量化で完成。
? エンジンカバーや艇底などのエポキシパテ強化を最小限にしたのが功を奏したのか?
?? カラカラ天気の乾期で機体のバルサが乾燥したのか??
     ともあれ結果オーライの大成功。これでハイパワーと来れば・・・・・・

 まさに「ウホッ 過激ーっ」な戦闘飛行艇に生まれ変わったゾ。

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2012年 3月 11日 1/10BIGスケール 105号艇 組み立て完了
寒波もものかわと前作104号艇手投げで試験飛行成功の報に励まされ、続く105号艇も気を入れて!
今回の1/105号艇も前作104号艇と同じくDVDイラスト版の改良最新型。
モーターマウントBOXの改修
 ベニヤBOXの巾を広げ、支柱の角度を多めに。
 その分長さはつめて少しでも軽く・・・

 主翼ピボット部分はエポ・パテで整形

 前回の反省から m(-~-)m 塗装は入念に。
 排気管もエンビ管で太めリアルに。
 仕上げは上々 でも 結果は目方喰い・・・

 モーター(E-MAX2220-07 1200KV)組込みなので
 現物あわせでぴったりに。特注アルミスピンナー付き。
 こいつが意外と目方喰いで結局30gほど増加に・・・
生地完成 636g(リンケージ込み) 6g増加は塗装仕上げの分?
 艇の製作=重量軽減を第一に従来の側板方式で。
 主翼の製作=ピボット部分の補強も出来る限り余分をなくして。
 翼端フロートは格好に拘って少し膨らませて・・・
 操縦席は1cm前進させて よりアニメのイメージを追求
 あれこれ拘って手を加えたわりには全体の軽量工作が効いて? 前作とほとんど変わらず6g増で完成。
  ・・・毎回作るたびに目方が増えてしまうのは残念至極、向上心?とご容赦を。

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2012年 2月 1日 1/10BIGスケール 104号艇 新設計 組み立て完了
103号艇快飛のフライト・インプレを参考に、また先の1/12 125号艇の成果もふまえて、今回の1/10
104号艇は同じくDVDイラスト版で新設計、スリムな涙滴型の艇体に。随所に改良を加えた最新型。
艇の製作 = Lアングルを中央に基本骨格を組んで側板を張る方式に強化。
垂直尾翼は全面積層をやめ、1/12同様基部だけサンドイッチ補強にして軽量仕上げに。
高さも修正して面積を拡大。リンケージロッドも2.5mmカーボンパイプでアジャスター式に。
支柱は4mmカーボンパイプN字型組みでガッチリ強化。ハッチ内のRd、Evサーボは支柱前に前進。
ハッチは125号艇同様、機銃口からビス差込みで前開きに。フィールドでの整備性がグッと向上。
主翼の製作 = まったく新設計の改良型 完全密封防水式に
122号艇やアンリオ、シュナイダーの転覆、翼内浸水の教訓から、飛行艇や水上機のエルロンサーボは、
ハッチ+トンネルの方式をやめ、サーボは翼下面切り込みに埋め込み、トレーを付けサーボコードを納めて
フィルムでカバーする方式に。
1/10は〒梱包の関係でどうしても主翼を一体で作ることが出来ず、左右分割結合式にしなければならない。これが最悪の条件で、カンザシやら中央補強やらでどうしても余分に重量が増してしまう。
おまけに今回は1/12艇同様エンジン架をビス止めに改良したため、ベニヤのピッボットや補強バルサなどでさらに重量が増す。せっかく艇体は軽量仕上げでうまくまとめたのに、結果的に旧型より50g以上増加になってしまった。ワンピースならずっとシンプルで軽量仕上げできるのに・・・ 已む無し。。。
エンジン・ポッド、支柱の製作 = ベニヤBOXのモーターマウントを改良
マウントベースは支柱をはさんでベニヤサンドイッチで強化。UPスラストをつけて組み立て。
マウント支柱は根元を1.4mmピアノ線のリングつき4mmカーボンパイプ+バルサシュリンクカバー仕上げ。
2.6mm皿タッピングで翼に固定。(翼のベニヤピボットに苦労するけど、組み立てはずっと楽で正確に出来る)
主翼支柱は3mmナベ皿タッピングで、支柱のピアノ線ごとガッチリ固定。
翼端フロートの製作 = お馴染み発泡モナカ+バルサプランクの軽量仕上げ
滑水時のヒッカケ、転覆防止に 取り付け角度を強くして尖がったシッポだけ水にあたるくらいに。
支柱は3mmカーボンパイプ主翼差込み貫通で、荷重・喫水に合わせて自由に高さをセットできる。
(無論 位置が決まったら出っ張る部分は削り落として見た目良く。ピッタリ差込みなので瞬間一滴で固定)
ようやく生地完成状態に
水平尾翼はDVD版の特徴 曲線の後退翼。ただしヒンジラインは直線でダミーの斜めラインで・・・
103号艇、125号艇の戦訓から艇底前半分は同様に平底にチャインをつけたシンプル設計。
あちこち改良=あれこれパーツやら補強やらふえて=重量増加。。。生地完成で630gに。
前作103号艇より50g強重量増加になってしまった。なんとしても分割主翼が一番辛い。
さらに全体モノコートのカバーリングでさらに・・・
とはいえこれだけ改良、強化、信頼性向上した代償としてはまず納得せねばなるまい。
さあ、気を取り直して仕上げに精を込めて、最新の1/10サヴォイアを!!!

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2009年11月30日 1/10BIGスケール 103号艇 改修新型仮組み
再度特大サボイア受注を機に、水上性能を向上させるべく艇を再設計。
基本工作は101,2号艇とほとんど同じだが、艇の底の部分を新設計に。
スケール的には後退するが、イタリヤ艇特有の逆凹底をやめ、ノーズへの立ち上がり角度を増した平面底に
ノーズ部分は幅広チャインを追加して滑水、離水性能向上を狙って。
2009年11月17日 ポルコのサヴォイア・フォルゴーレ 超特大1/10 103号艇 製作開始
組立て台からはずした艇にまずは後部から工作。
Rd、Evのロッドをほぼ直線でもっていくように サーボ搭載位置を支柱の後ろにずらし、
ハッチも2212、2208型同様に長めにして大きく開口するようにした。
そのため前支柱は開口部になるので、差込み部分胴枠をエポキシパテで補強。
艇底は組立て台の上で最初に平板で張っておき、
後から幅広のバルサを貼って削りだしでチャインを加工。
ステップ部分ではほとんど平面になるくらいに削り込み
ノーズのR部分はサンディングで決めた後
エポキシパテで補強整形。
この写真では分かりにくいが、底面のノーズへの立ち上がり角度はかなり大きくしてあり、チャインの側面のラインがほぼシルエットどおりとなる。
イタリア艇特有の逆凹Rの底は、直進性が強すぎて水面上での運動性が悪い。またアニメの図面どおりでは前半分の底面がほとんど平らに近く、そのために滑水時にノーズが沈み込みやすいのだ。同時に
逆凹の中を水流が通るので水面に張り付いて離水もしにくくなるのだろう。
やはり模型の基本セオリーどおりに、前への立ち上がり角度を多くすれば、滑水時に上向きの力がかかって艇は浮き上がる。ベテランの方の中には平底の方がいいという方もいるくらい、艇の底の形は難しい物だ。
飛んでナンボのRC機はプラモではないから空想図面どおりのスケールモデルにしてしまうと離水も難しくなってしまうのだ。。。
この機のモーターは余裕パワーのFC2835(当然AXI2217やHP2230より長い分強力?! 同じ28mm外径なのに各社いろいろな表示があって紛らわしい!)なので、それにあわせエンジンカバーもちょっと長め。
後はフィアット・フォルゴーレの特徴アゴ型ラジエターを造り付ける。
各部パーツが完成する前に仮組みを。早く全体の形にしてみたくて・・・こんな無駄な時間もまた楽しみの一つ。
後は艇上半分と主翼前部のプランクをすれば生地完成に。
この状態で520g +プランク+カバーリングで結果はいかに??? 
艇巾も広げ、側板の厚みも、支柱も いろいろ強化したけれどほぼ前作並の重量で仕上がりそう。
翼面積も若干増えているし、更なる強力パワーだから多少の重量増加があってもまず問題なし。

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2009年10月16日 1/10BIGスケール 101号 102号艇 同時完成
おためし1/16、試製1/15、完成1/15ときたところで、デッカイご注文。
2217クラス目いっぱいの1/10超BIGスケールのサボイアを!しかも同時に2機!!
同じような構造で大きくなれば細部も楽になる?と甘い考えで取り掛かってはみたものの、
やっぱりデカイ! バルサはどんどんなくなる、瞬間が何本も、、、
悪戦苦闘の1ヶ月なんとか一号艇組みあがり、二号艇も後を追って。。。
2009年08月20日 ドナルドのカーチス完成を待って、
  ポルコのサヴォイア・フォルゴーレ 超特大にチャレンジ!! しかも2機同時進行で。。。
ボートの作りはほとんど同じ。後の祭りだけど1.5側板はこのサイズではちょいと薄かったかも。。。
尾翼も1/15とほぼ同様、両側の1mmプランクを全面にして強化。ステーも取り付け。
まずはボートの艇体完成。やっぱり図面より実物の方がデカさもリアル。メカ室にはタバコが2箱!!
上部プランクも小型機のように一枚板というわけにはいかず、実機さながら分割板貼りあわせで。。。

問題の2分割主翼製作。
カンザシは5mmと3mmカーボンパイプ3本。あくまでも左右結合のガイドと補強のため。
組み立て時にエポキシでしっかり結合する。
下は胴体からの支柱、上にはエンジン・ポッドを接着結合するため、主翼は一体でなければならない。
郵送梱包のためだけに余分な分割組立て部分を追加するのが残念でならない。この部分だけでフロート1個分くらい余分な重量がかさんでしまうのだ。
いちばんの手間喰い虫 巨大ミッキーマウス、いやいや宮崎流なら「ナウシカのオーム」かな???
3mmベニヤBOXのモーターマウント、
支柱は4mmカーボンパイプ+シュリンク
厚紙の高さゲージと直角定規で
慎重に位置決め、瞬間で仮止め。
一番ハードな部分だからエポキシでシッカリ固定。

カバーは5mmソフバルサ積層で、
上下2分割で上側がカッポリはずせる。
バルサ積層ハリボテのモーターマウント。デカさゆえ後ろにはアンプはおろかレシーバーまで。。。
前から見ればまさに「ミッキーマウス」、 後ろから見るとなんとなく「オーム」のおしりみたい。。。
大きなヤキイモ 翼端フロートはいつもの手法で。
南国タイの自然の恵み、バルサも濡らして輪ゴムに止めてほって置くだけできれいな曲面成形に。
前後の切り込み甲板張りが超難物。サンディングでガシガシ仕上げができるよう1.5の厚板でプランク。

2009 09 09 20日ががりの艱難辛苦乗り越えて やっとこさ一号艇完了。
身長155cmの小柄なアムでも、
全長800mm 全巾1150mm 艇巾110mm
1/10の大きさは大迫力。

一息つくまもなく、二号艇が待っている。
艇上面フルプランク、
主翼プランク、
でかいミッキーマウス ・・・

近場のちょっとした空き地で、気軽にポイと「ベニトン」を楽しもうと
はじめたのに、やはり紅豚人気は絶大、何時とはなしに「紅の豚」シリーズ
オンパレードになってしまった。まだまだ終わりは来ない。
さてさてお次に控えしは、本命?1/12 2212サイズのサボイアが。。。
2009年10月12日 問題発生!!!
フィルム入荷待ちでお預け状態。先行した1/12サヴォイアが先に進水。そこでとんでもないトラブルが!
本命と入れ込んで製作したが基本設計で重量計算が甘く、完成後計画を100g以上オーバーしてしまった。
そのため全備重量600g超えでの初飛行テストで欠陥露呈! 喫水が深くなってしまい滑水状態で丸い艇の上までスッポリ水をかぶり、まるで寒天で包まれたアンコ玉のように、魚雷か原潜のように、到底離水など出来ない状態に。。。
即刻の貴重な戦況報告を受け、待機中の1/10も再検討。

やはりアニメは夢の産物、そのまんまで現実に飛ぶわけはない。主翼面積には腐心したが、艇の形状までじっくり検討しなかったのが大間違い。早速戦訓を取り入れすでに完成した艇のノーズを大改修。
先端の切り上げを高くし、V底の角度も増し、チャインを追加して、どうやら納得行くノーズに仕上がった。

進水テストでは艇底の面積も充分で、喫水は極めて浅く、ステップから後ろがやっと水面に触れる程度。
パワーソースも2220で余裕綽々の強力パワーだから、水切りも改善したのでこちらは問題なく楽々離水できそう。
艇側面が重ね貼りになってしまったのが返す返すも残念、せいてはことを仕損ずる・・・
2009年10月16日 苦節2ヶ月 やっと完成にこぎつけました。
      ・・・完成写真はこちら「ほとんどスケール サヴォイア101/102」で

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