工房日誌 製作ダイアリー
ドナルドのカーチス 新設計 拡大新作 1/8
 過去10機以上作り続けたR3C−0?は、飛行性能を考慮して胴体と翼が異縮尺の変形型だった。
そして一機のみの特大1/6は完全なオーバー・パワーと、懲りすぎのやたら複雑なメカの機体になってしまった。
今回 10サヴォイア オーナーのご要望にお答えして、並んで飛ばしても吊り合いの取れた大きさで1/8に。
旧作機のメリットを随所に取り入れて、シンプル・メカで 実機R3C−2のデータも取り込み、
飛ばしやすく 尚且つバランスの取れた、リアル感を盛り込んだ新型を製作。

2019/08/09  ドナルドのカーチス 1/8初号機 ↓

2019年08月 ドナルドのカーチス 1/8(3536)初号機
今回は 先に上下主翼を仕上げてしまうことに。造りは前作とほぼ同様。
 中央ガル部分は実機R3C並みに短く。角度も実機フィレット並みに浅く。
 この角度を先に決めてしまった方が、胴体の接合部の加工がしやすい。
 胴体は中央サイドラインを基軸に、巾は細く。先に下側から平板上で組立て。
 フロート取付部分は前後ともベニヤ積層で
 下側前半分は厚板タル張りで強度十分に。 平板上で下翼ガル部分を現物合わせで翼型に削りだし、
 左右・前後の高さ、アライメントを合わせる。これが全ての基本となるから慎重に。
 下半分の骨格が完成したら、平板からはがし上部の製作に。尾翼部分を先行。
 水平板を胴体スリットに差込み、垂直板差込み部底板の丸穴で、中央線をそろえればOK。
 ラダーのL軸は(カバーリング後に接着)水平板の穴から胴体尾部を貫通して、下部に突き出すが
 Wロックジョイントで後付け水中舵の固定ポイントになる。
 この時点でRd.とEv.のリンケージ・ロッドを組み込む。
 フィレットを作りつけて上翼取り付け台を仕上げる。(アライメント出しに苦労する対象翼型はやめ、
 あえて翼下面はフラットなクラークY翼型にした。)
 この時点で上下翼、尾翼のアライメントは確定。あとは胴体全面プランクで楕円型胴体の完成に。
 プランクが完成してから防火壁前のノーズを厚板樽張りで仕上げて胴体完了。
 ノーズのエンジンカバーは、バッテリー・ESCの搭載がしやすいように、1/6同様の一体型に。
 複雑なラインのカバーは現物合わせで切った・貼ったの寄木細工。
 翼間支柱作りは現物あわせの型紙作りから。この状態で翼は強度十分、翼端支柱は無くてもいいくらい。
ここまで来れば機体は殆んど完成。
フロートと支柱の製作





フロートは定石どおり。スチレン・フォーム積層削りだしのアンコに、バルサ フルプランクで。
でもちょっとこだわってアニメのように笹の葉がたの流線型ボディー仕上げ。
双フロートだからオーバーなチャインは無しで細い飛沫止めだけに。
支柱の先端に張り線留め金具を追加。前後のX字をきっちりと位置決めして
張り線のズレや緩みをなくし、フロートの前後・左右のブレを解消。
左右下翼への線を追加すると、さらに位置の固定がしっかりする。
ナイロン・テグスの仮組みでも十分固定されている。実際は細いピアノ・ワイヤで張るから完璧。
翼間支柱、水中舵、その他小物も仕上げて
翼間支柱は例によってピボットに斜めのスペーサーをつけ
角度の大きい支柱も上下タッピング止でOK。

テールの水中舵は、ラダー軸と連動で、
アタッチメントのイモ・ネジで着脱可能式。
2019年8月15日 生地完成
厚板多様、複雑なガル翼、大きめなフロート
懸念はあったが思いのほか
生地完成860gで収まった。

小型、大型のそれぞれ長所を取り入れて
加えるべきは組み入れ、簡素化できるところは簡潔に
まさに中庸というか 旨くまとまった機体になった。
 実機に近い短めの翼で 機体バランスはなかなか良い! さて完成後の翼面加重はいかに?
 元々がスピード追求のレーサーだけに、かなりシビアな機体ではあるだろうが・・・


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