工房日誌 製作ダイアリー
ほとんどスケール 1/12 350仕様 「ソッピース・パップ」
2005年 3月 16日 宿題完了 ソレ お次の番だよ 「パップ」ちゃん 製作開始 
ニューポール17で達成した小型軽量350 ・・・でやっぱりお気に入りオーソドックスなブリトン物を・・・
ソッピースといえばたいていの人が「キャメル」と答える。しかし軽戦となればWWT初期に苦戦しながらも善く戦った軽戦闘機のお手本みたいな奴、そう「コロコロ子犬のPUPちゃん」

第1次大戦後やっとこ航空に目覚めた我が海軍の要請で来日したセンピル教導団の教科書。 戦艦山城の大砲の上に作った滑走台?から初の離艦。
つづいて国産三菱10式艦戦もお後に宜しく、我が国初の空母鳳翔にこれまた初の着艦成功。
帝国日本海軍とも縁の深い「ソッピース・パップ」・・・
<参考資料:日本海軍軍用機集 グリーンアロー出版社 平成6年初版> ・・・ おかげでコックピットまで手が入っちゃった!

ダン広、短矩形のでかい翼が2枚、幅68センチしかないのに16.5デシ!、したがって出来る限り薄翼で。
ニューポール以上の超鼻ペチャ、重心は大丈夫だろうか?
ええいままよ!成せば成るって???

2005 07 20 5号機 ブラシレス・PUP  完成

2005年 3月 16日 プランもスンナリ、書くと同時に胴枠製作、速攻で1日仕上げ 
一番の厄介者はベニヤの防火壁。エエイ 一気に作ってしまえ。ってなんで6枚も???
ハイ、ネタをばらせばニューポール17もPUPも同じものなんです・・・受注先読み?早とちり???
もう定番となったLアングル胴体。迷うことなく一気に胴体組み上げ完了
今回から中央支柱はファイバーグラスパイプ、気持ちだけ軽いかな?
2005年 2月 18日 二日目で機体骨格完成 
こりゃやっぱり コロコロ子犬だわなぁ〜 こんな低アスペクト比の翼なら横の運動性はイイに決まってる。
しかも上下同サイズ、上半角片側3度。けっこうスワリもいいだろう。
したがってエルロンはビッグサイズ、下翼のみに簡素化。翼厚は11%の薄翼に。
パップ独特の操縦席、機銃のケツにつながった、グルリ皮パッドに囲まれた照準器? これナシでゴッツンコじゃ即死だわなぁ〜 なまじ資料があるとこんなところもいじってしまう・・・ブツブツ/ニタニタ
今回またまた改良した 針金翼端N支柱
従来の針金ひねりN型作り付けを止め、支柱は4本とも別々、真ん中のつなぎだけ別の針金で。
片側3本になるが、中央の張り線の長さを調整することで上下翼のねじれ、曲がり、ズレを修正できる。
位置決めして穴に差込3本とも曲げると、それだけでもう上下の翼は箱みたいにガッチリ。N型で固定してしまうより調整が出来て融通が利く。このパップは支柱が前後左右4本とも同じ長さなんです!・・・
2005年 3月 19日 速攻で 機体生地完成
生地完 モーター搭載のこの状態で256g。機体のみで192g 
ニューポール17より35gほど増えてしまった。
その分「お楽しみ」がついてるから仕方ないかな? それでも全備重量は400gそこそこ。
はみんぐBeBeの軽快な飛翔が姿を変えて脳裏を飛び回る。これまた楽しみがいっぱい・・・

ってところでまたまたムズムズ。この機体簡単にそのまんま400C搭載可能なんですよネ。。。
これだけの余裕の翼面積、2セルでも十分な暴れ馬が出来てしまうのでは???
この一枚がすべてを・・・ 
胴体はバルサLアングルで補強ナシで強度十分。下側はカーボン線接着でポッキリ防止。
エルロンはダイレクトの1サーボ、下翼のみの大面積。
ダミー脚は主翼スパーの?フックに輪ゴムをひっかっける。カバーはペッタンコな翼型断面?ヒシチューブ。
車輪はおなじみ添田式ビヤカンクラシック改S型 55mm径。
PET成型カウルの下は実機っぽくカット。
上翼ステー取り付けもいつものとおり PETパーツ+2mmタッピング・ビス止め。
リポはカウルの中胴体下の箱に外からベルクロでワンタッチ。2セル/700〜1100程度で重心バッチリ。
初代ほとんどスケール第1号
兄貴分(姉御?)ソッピース・キャメルと2ショット

1/11と1/12の差はほんのわずか、
でもこのサイズで350仕様だと、
モーターで40g、リポで30〜40g、さらに
機体構造簡略化して 一気に100g程度減量となる。

軽戦と重戦、350か400か いずれもそれぞれ味があって面白い。
やはり機種によりだいぶ影響される。シンプルな機体は1/12で350C、凝ったモデルは1/11で400C
大小二本差しの一人前に出世しました・・・

完成機 フライト・インプレッションは EP / Sopwith PUP でどうぞ

2005年 7月 ブラシレス搭載仕様で 改良型PUP5号機 完成 
小型のブラシレスにあわせ、カウルも短縮、より実機スケールに近くなった。
脚は≪着陸つんのめり防止≫で、防火壁から真下に。まるでフリーフライト機のようだ
ラジアルマウント採用のため、防火壁にスラストをつけたマウント板を接着。
そこで問題が!・・・ 脚が従来の方法ではつけられない!!!
いろいろ思案した結果、組み立てやすさ、信頼性からいって、やはり防火壁固定型に。
マウント・ベースをグルリ四角く囲んで上部で重ね合わせてPET固定とした。
さほど重量増にもならず、思ったよりしっかり固定され、これでガッテン!

リポスペースはギリギリだけど、ベルクロ包みでカウル内にスッポリ。何とかCGもOKのようだ。
(鼻が短くなる分、テールヘビーを懸念して、上主翼取り付け位置は1センチ後退してるのです!)

この状態で生地完成 217g。シリーズ中で最も軽く仕上がっている!!!

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