工房日誌 製作ダイアリー
2007 1月 最新型 2209BL仕様
2005 2月 初期型 GWS350C仕様

ほとんどスケール 1/12 BL2209仕様 ニューポール 17
2007年 1月 18日 リクエストにお答えして ニューポール17 最新バージョン 
初号機製作から早二年 ブラシレス+リポが常識となった今、
ご好評に感謝して ニューポール17も最新型に更新。

基本構成はほとんど同一変わらないが、最近の作 小型軽量化した
「ニューポール11」で成功した、主翼支柱を実機同様の三点支持に。

2212タイプのハイパワーにも充分耐えるよう
胴体後部Lアングル・トラスもちょっと太くして強化。
バッテリー室天井もノーズ部分の剛性強化でベニヤを使用。
主翼のスパーも翼間支柱まで補強を追加。
下翼後縁も一枚板バルサから1mmバルサ上下のプランクに。

ブラシレスのパワーに頼ってついつい補強の増加、
初期の型より40gほど増加してしまった。とはいえ
翼面荷重は軽く30g/デシを切るから飛行性能は文句なし。
ほとんどスケールとしての機体完成度も一段と向上した。

やはりこの機体に2212は完全オーバーパワー。オーナーも納得、進空は2209搭載となりました。 初飛行レポート、大画像
三点支持支柱は、4mmカーボンパイプ、2mmワイヤ(恒例のチャリ・スポーク)の△に、バルサを貼り
涙滴型に整形してシュリンクチューブでカバー
テール・スキッドはワイヤーをグラスクロスでカバー、瞬間固めのガチンガチン!
固定尾橇はタキシングが厄介、尻を振り回されても大丈夫なようにシッカリ補強しました。

GWES350仕様 初期型機の フライト・インプレッションは EP / Nieuport 17 でどうぞ

ほとんどスケール 1/12 GWS350仕様 ニューポール 17
2005年 2月 X日 なんとしても小型軽量350を極めたい ・・・でニューポール17製作開始 
「ほとんどスケール」シリーズは、重量的にもやはり
400Cで1/11が理想的。

しかし ユニオン280GDから始まった複葉は
当初の理想はもっと小型軽量の機体だった。
そこでどうしてもGWS350C+1/12サイズで極めたい。

SE5、アルバトロスとトライしてみたがどうしても重量過大で 350では厳しい。
ならばもっと軽量化できるシンプルな機体があるはず。
そこでニューポール28製作の資料集めから
初期型のシンプルな17が浮かび上がった。
WWT初期の傑作機だけに構造も単純で作りやすそう。

短いノーズ(というよりほとんどエンジンだけ)でバランスが懸念されたが、ソッピースの経験からこの17ならさらに単純で軽量化しやすいと判断。

果たしてその結果はおもったっとおり、
小さくなった分だけ軽量化できたし、350と2セルで
400+3セルより70gも稼げる。
デカイあたまに重量物を集中するからバランスもバッチリとれた!
2005年 2月 13日 プランもスンナリ、速攻で1日仕上げ 
支柱はアルミパイプ+チャリ・スポで最初から側板内側に位置決めして接着。
後部Lアングルにはカーボン線を瞬間で張り込み補強。
上部の縦通材を張り込めば、これだけで強度充分、後部トラスも省略。
2005年 2月 14日 二日目で胴体骨格完成 
尾部も固定橇で単純に。

カウルは1/11クラスと同サイズ90mm、
モーター下にリポ室を設け、床(天井)もバルサ積層で。

脚は唯一ベニヤの防火壁へPETパーツでビス止め。

コックピット床もナシ。パイロットの尻の下はサーボスペース。
やりました! 思ったとおり徹底簡素化で贅肉を一切剥ぎ取って、胴体生地完成で90g。
GWS350Cとペラ付でも159g。 400シリーズ機より50g以上軽い!
2005年 2月 15日 翼も1日仕上げ。一気に機体完成
シンプルな翼なので重量もかなり少なく仕上がった。機体ほぼ完成で155g!
あとは支柱やリンケージ、そしてカバー。ほぼ当初目標200gで仕上がりそうだ。
エルロンは上翼のみ。トルクロッドダイレクトの1サーボで。
上半角ナシなので、しかも翼幅も70センチしかないから、左右とうしの一体で組み上げ、
中央をノコ目入れてグキッと曲げれば後退角もOK.カンザシはバルサブロックで充分。
ここでもチャリスポークが活躍。ロッド付け根にネジ部分を使い、脚と同様、フレキシ・ロッドのインナーのポリチューブをねじ込み、先端を熱してペンチでつぶす。焼き針金でプスリ! ハイ!エルロンホーン一丁上り。
意外な曲者がこの下翼。上半角+後退角なので正確な角度ダシが厄介。
6mmバルサを上半角分削り、側面から後退角を削る。
なかなか揃わないから前縁、スパー、後縁とも重ねてサンディング。
接着してからデッパリを削り取った。
実機も悩んだV支柱による翼の捩れを押えるため、下翼はトラスを入れて剛性を高める。
2005年 2月 ??日 機体完成
思いは遂げられる! 成せば成る? 機体生地完成 GWS350C−A/8040搭載で228g!
機体のみは156gで仕上がった。
似たような構造、同じような部品を使って、わずかに小型化しただけにもかかわらず
過去の成果が結集?してか、シンプルな機体ゆえか? いっきに大幅重量軽減。
これなら間違いなくジャジャ馬「はみんぐBeBe」以上の「軽戦闘機」が出来あがるゾ!

そうそう、ニューポール戦闘機の愛称が「ベベ」だったのですよ・・・

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