工房日誌 製作ダイアリー
Curtis Jenny LiPo リポ・ジェニー
2004年 9月 30日 LIPO JENNY 350 目標クリアして完成
2004年 9月20日 さあ はりきって行きましょう! 抜刀・・・ッ ってカッターの刃がないゾ!
ご好評「XXXりゃスケール」も、リポのおかげで飛行性能も申し分なく、見てよし飛ばしてよしの「ほとんどスケール」に進化。
またまたご依頼の栄を拝し、急遽、リポの軽さ・小型さを生かして1/14サイズで再設計。
実績のGWS350Cとリポ専用で軽量・小型化、結果的に400ジェニーの94%程度になった。
たった5センチでもこのクラスのスケールだと一回り小さく感じる。何てこたぁない、前々作「ユングマン」とほとんどどっこい。だが翼も胴体も細長い分遠目には大きく見えるが、このサイズが350+リポでは理想的なサイズではないだろうか?
単葉近代型ならもう一回り大きくてもいいかもしれない。MORIDELさんのレイコでも実証されてるし・・・
最近ほぼ定着したトラス胴体工作。まづは側板仕上げ。1.5中央側板+2.0内張り
台上で直角を確かめながら、左右側板と胴枠を前から順に瞬間流し。
後部トラスを1本1本接着。この時が一番注意集中。いい加減にやると必ず捩れ胴が出来てしまう。
1.5バルサストリップのLアングル、Tアングルで組み上げるとビクともしない頑丈さ。しかも軽い!
ノーズのマウント壁は2oバルサ互い違い積層のバルサ合板?
脚は例によってチャリ・スポーク差込接着式。ソッピースから採用した輪ゴムダミー脚引っ掛け形。
マウント下にバッテリー搭載用ベルクロとウレタンフォームクションを。
中央翼支柱は胴体完成後差し込み式にするため、前もって側板内側に角度を決めてバルササンドイッチを接着。
後は上のカマボコをつければイッチョウ上がり。
2004年 9月23日 ヤットコ サットコ ここまできたの 
ヤボ用ばかりで、2日つぶれ実質2日目やっとこ胴体組み立て完成。
タイヤはビヤ・カンって・・・れれれ小さい!ハイ、底リムを折り重ねて小型にしました!56o径。
400ジェニーと並べると見た目の大きさはさほど変わらないようだけど、尾翼がついたら確実に違いが解るはず。
2004年 9月24日 実働5時間 どうにかカッコがついた。 
今回も思惑はずれが・・・カウル下を切り抜いて外からリポ着脱にしようと思ってたのに、このサイズでは前後長がいっぱいでどうにも抜き差しできない。結局やむを得ずペラ、カウルを外して搭載することになってしまった。
今回カウルのモールドも修正したのでサイズはピッタリ!これならネジ止めしなくてもカポッとはめるだけでドンピシャだ。
ビヤカン・タイヤ 左から 貝野式、改一号、改2号。だがどうしてもスケール的に50o径に近づけたい。
まずは試しで接着面を左右交互に折り重ねて溝をつけたフォームを貼り付けてみた。しかしどうにも面倒だ。
そこで一服、チャイ・イェンしたらピカリ!そうだ底の皿だけ切り取ってはめ込めばいい!メンソレータムの缶みたいに!(検便のカン?)
瓢箪から駒、やってみりゃ簡単仕上がりも丈夫。フォームも輪切りの輪ッパをグルリ瞬間で貼り付けるだけ。そしてドリル旋盤?でサンディング。
こいつはイイ!仕上がり4g強度バッチリ、外径52o。ビヤカン・クラシック改2=新型出来ました!!!

脚柱はソッピからコレ! 割と自由に曲げ加工が聞くチャリ・スポークだから、根元の部分をU字型にしておいて、ここにダミーの輪ゴムを引っ掛ける。これで支柱?がズッコケない!
2004年 9月26日 目標クリヤ?機体生地完成 197g! 
翼支柱はソッピで確定した、針金+バルサ・サンドイッチ=N型ひっ掛け方式。
軽量で簡単しかも4列だから 全部はめると上下翼はもう一体の箱みたいガッチリ。
上下のアライメントも完璧。中央支柱はカーチスシリーズ共通のカーボンパイプ差込コの字型ピアノ線+PET取り付け具のビス止め。
エルロンは下翼のみのフル・エルロン。サーボ、リンケージも下面露出ダイレクト。
上下翼とも、中央スパー、半リブも追加。翼厚12%、トラスも入れて強度バッチリ。飛行性能向上も間違いなし。
「バカ穴」やフカフカソフトバルサなど、重量軽減にさしたる効果のない無駄手間は一切加えずシンプルに仕上げた。
しかし実際には小型化の効果テキメンでニッカド仕様で設計した400ジェニーより、大きさは94%程度だが重量は100グラム以上の成果。
アスペクト比を実機に近づけ長く細い薄い翼にしたので、充分すぎるくらいの翼面積でも抵抗は確実に減少するはず。
見た目ではあまり変わらない感じだが、並べて見ると違い歴然、全体の形もよりスケール感を増した。
複葉シリーズ新旧集合。機体サイズがよくわかる。
複葉シリーズ 全長
全巾
翼面積
翼面荷重
機体+モーター
全備重量
動力
プロペラ
バッテリー RCメカ
なかなかスケール
リポ・ジェニー
610
940/860
W18.5dcu
(22.7-23.8g /dcu)
(250)g+65g
(420-440)g
GWS350C-B
8043
Ripo 2セル 1320mA
(65)g
Micro S. X 3, R, A,
(60)g
なかなかスケール
ユングマン
610
750/750
W16.8dcu
(26.8g /dcu)
260g+65g
450g
GWS350C-A
8040
Ripo 2セル 1320mA
65g
Micro S. X 3, R, A,
60g
なかなかスケール
ソッピース・キャメル
515
760
W16.5dcu
(26.2g /dcu)
250g+65g
440g
GWS350C-C
8060
Ripo 2セル 1320mA
65g
Micro S. X 3, R, A,
60g
はみんぐ・ユング 595
670/570
W14.88dcu
(27.9g /dcu)
185g+85g
415g
UNION280GD
SR180
8.4 V/750 mA
(単4型Ni-Mh 7セル)
95g
Micro S.x 2, R, A,
50g
カーチス・ジェニー
400
650
990/760
W23.6dcu
(23.5g /dcu)
310g+110g
555g
IM400
2.5:1 G.D.
9050
Ripo 3セル 1100mA
80g
Micro S.x 3, R, A,
55g
やはり重量超過はスケール機の常だが、パワーソースに見合った適正な機体サイズだとほとんど似たり寄ったりのサイズになってくる。この辺が目安となりそうだ。
しかし前作同様コレだけ気を要れて凝っても、繊細な軽量化にこだわらずとも、この数字で収まったということはそれだけマスターしてきたといえるかもしれない。

リポの威力は機体のデザインまで覆す大革新。おかげで造りがますます余分なものに凝り過ぎて・・・

なかなか・スケール「リポ・ジェニー」期待通りの仕上がりにまづは納得、一安心? 完成まであと一歩・・・

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