工房日誌 製作ダイアリー
ほとんどスケール 紅の豚 マダム・ジーナの飛行艇 (2217クラス)新作1/12
 ジーナ艇最大級として製作した前作は 同クラスのサヴォイアS21とつりあいの取れた大きさにするため、
最もイメージが近い実機サヴォイアS13をベースに最大限の1/11スケールで設計製作した。
しかし複座の大型艇でもあり、どうしても機体サイズが大きくなりすぎてしまい、2217のパワーでは
離水・飛行が困難であることが判明。やはりイメージを求めすぎたのが判断の誤りだった。
 またジーナ艇2217を受注したのを契機に、今回はあくまで2217での飛行能力を重視して
旧作2212サイズをベースに実機サヴォイアS13の1/12に拡大して再設計新型で。


元祖2205クラス
ミニ飛行艇

拡大2208クラス 
ゆとりのジーナ艇


大型2212クラス

新型2217クラス
(Savoia S13 = 1/12)
>
特大型2217クラス
(Savoia S13 = 1/11)

2014/04/28 ジーナ艇 1/12 2号機<(2814) ・・・(北海道) H.M. さま

2012/06/07 ジーナ艇 1/12 1号機(2220) ・・・(福岡) T.S. さま

2014年 4月 28日 2217クラス ジーナ艇 新1/12 2号機 生地完成
今回は前作の基本構成はそのまま踏襲。
余裕パワーを見込んで500クラス2814を搭載。10’ペラがそのまま適合。
マクントBOX 中央支柱を改良。組み立て治具をWにすることで、位置決めも正確、組立も楽に。
マクントBOXは3mmベニヤで強固に。支柱差し込み穴、接着部分には堅木を当てて強化。
仮組みで位置確認→ポッド、カバーの工作 カバーは支柱・主翼を組んだままでペラを外して着脱可能
カバーはベルクロでワンタッチ 主翼・支柱の組み立て
1 上翼に支柱をビス止め
2 後方支柱を艇のピボットにビス止め
3 下翼の取り付け
4 翼を起こして前部支柱をビス止め
5 左右翼間支柱を取り付け
6 下翼を艇と直角に、上下翼の並行整列を確認してから 全てのビスを固定する。
主翼接合部、ハッチ、チャインの加工 等々 経験値の向上で若干軽量仕上げに。 生地完成 515g 

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2012年 5月 28日 2217クラス ジーナ艇 新1/12 製作開始
今回は従前作の2212型をベースとして、製作方法も出来るだけシンプルに余分を省いて軽量化に留意。
とはいえやはり大型艇体なので、中央胴枠部分にバルサの井桁を組み込んで狂いの無い骨格に。
工作方法は2212も2217も同じ。
平板に点付け固定して艇下半分を完成させてしまう。

↑ チャインもここで作りつけて下地完成にしてしまう。

← 台から剥がし下駄部分を切り取って艇体上面を整形。
 先に尾翼を仕上げ、リンケージとガイドパイプをセットしておく。
 ロッドは2.5mmカーボンパイプと1.5mmアジャスター・ロッド。

 支柱取り付け部(2.5mmベニヤ2枚重ね)を内部補強もかねて
 胴枠と艇側板に接着。
↑ 操縦席を丸ごとハッチにして、デカイ開口部が出来る。
  主翼合わせ目の整形は省略して、コード通し部分の
  切り欠きを後ろ側にして防水対策に留意。

  ハッチのロックは前作1/11のアイデアを踏襲。
  ヘッドレストを回転式にしてハッチのロックに。

← ここまでで艇本体が組み立て完了 
上下翼の組み立て
梱包の関係でどうしても上主翼を二分割にしなければならないのが辛いところ。
出来る限りシンプルに、なおかつ確実に。5mmと4mmのカーボンパイプをカンザシに。
サーボは下面埋め込み式。コードトレーは支柱取り付けベニヤ補強部分は一段深いトンネルに。

毎回苦心するエンジンポッドと上翼の支柱の製作
ベニヤでマウントBOXを作り、上下翼間の寸法どおりにバルサの冶具を作って・・・
まずは上側、主翼取り付け支柱を慎重に位置決めして瞬間で仮止め、確定したらエポキシでガッチリ接着。
下支柱は艇のピボットにビス止め。前後位置、水平を何度も慎重に確認してからエポキシで固定。
完全に硬化してから取り外し、使い捨て冶具を撤去。後で斜め補強支柱も追加。
主翼組み立て手順

@支柱後ろ側を艇にビス止め。後ろに傾けて・・・

A下翼を艇にビス止め。

B支柱を起こし前側も艇にビス止め。


C逆さまにして、主翼取り付けビスを仮止め。上主翼を前までずらし、
上下翼の整列を確かめてからビスを固定。
翼間支柱は2212同様針金折り曲げ式でシンプルに。
2012年 6月 7日 ようやく生地完成に。
1/11より一回り小型になった分 目方も減って110g減量 生地完成は535gに
エンジンカバーは1/11同様 上下はめ込みベルクロ止めのワンタッチ式に。
モーター軸線を最大限低くする(上下翼の中間に近づける)ため
10インチペラが艇に当たらないよう 背面にえぐりを付けた。
いざ出来上がってみると結構デカイ! これで果たして・・・少々不安がよぎるが、同クラスのサヴォイアS21が
同じモーターで快飛しており、低翼面荷重でもあり抵抗は大きくても、ゆったり飛行はまずイケルはずだと・・・

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