工房日誌 製作ダイアリー
フォード・フリバー改 350
2003年 1月 28日 最終スペック 量産1号機 完成
初号機製作から早や○2年が過ぎ、
1年前改装の結果完熟したフォード・フリバー400GDだったが、笑ルーム出展・受注を期に さらなる軽量小型化とスケール度アップを図るべく、現代版のGWS350C/400C+リポ 仕様で再設計。

工作方法はほとんど踏襲だが随所に改良を加え一気に100g削減を図る。

成果や如何に?
2003年1月25日 試作機完成 初飛行。懸案事項がすべて露呈。改修すべき点をすべて確認。
試作機を徹底改修、可能な限り重量増加を避け、ツギハギ改造。
その結果サーボが一個増えた分だけ10g増加、全装備重量432gになってしまった。
量産機は各所の余分な追加改造がないので、機体生地完成205gで仕上がっている!

<改修点>
400C搭載はバランス的に不可能、350Cでも前重すぎたCG改良のため、マウントを5o短縮、モーターを後退。
フレーム延長はせず、水平・垂直尾翼を胴体最後部まで後退、これでほぼ完璧にCGは合った。
が!カウルがはまらない!!!ノーズがちじんだ分フレーム最先端リポ室にはまらなくなってしまった。
やむなくモールドを修正して2リットルコークギチギチの最大寸法で再製作。
もちろん主翼取り付け角も修正済み。
主翼は試作機でツギハギ大改造、左右別個の2サーボにすると同時に、翼根元を左右2cmづつ延長。マウントが補強にもなる。
翼面積は13.2→13.9デシに。これで翼面荷重はほぼ30g/デシ程度となった。
効き過ぎだったエルロンは、舷長を6mmつめ、主翼幅も後縁を貼り足して6mm拡大。
大改造、フィルムもツギハギで仕上げた翼はそれでもサーボ一個分約10g増加で収まった。
縦安定の不足を補うべく水平・垂直尾翼を拡大増積。約1cm後退しているので効きは充分だと確信
試作機の仕上がりを確かめて、量産1号機を改修、仕上げる。主翼は改修、尾翼は作り直し、余分な追加はナシ。 その結果生地完成重量は当初とほとんど変らず205gで仕上がった。
これなら全備重量400gそこそこで仕上がる。いい飛びが期待できそうだ。

やっと最新型 フォード・フリバー 350 が完成。 「おまた〜 もうすぐ旅立ちで〜す!」

2003年 1月 10日 フォード・フリバーを極めたい! 製作開始
最初の側板作り。これがすべての始まりであり基本でもある。この設定が良くないと結果は当然。。。
卓上、カッティング・マットの上で出来てしまう電動機。この手軽さを味わったらもう過去へは戻れない。
一見シンプルな箱型のようだが、どっこい後部はスッカラッポ。お得意のLアングルバルサでトラスさえない!
単なる1.5バルサ一枚でもコックピット床が決め手、この四角形でフレームのクルイは防げる。
唯一の妥協点、カウルの大きさの限界。2リットルコークでもギュウギュウのモールド。したがって高さだけスケールより若干ちじんだ・・・って本物はもっとズングリムックリなんだ!
おかげで図面もモールドも3回やり直し。でも結果オーライ!
リポのサイズから緩衝材の余裕を見て電池室内の高さを充分とりたい。そのため新案?二段マウント?
後部防火壁の穴まで充分のスペース。当然400Cもクリヤします。ウヒヒ・・・
ってなことで ココまででフレーム本体106g(脚、タイヤ、カウル付き)
やっぱり1.5と2.0バルサの後部Lアングルだけでは心もとない(工作中握りつぶした!)から
1mmカーボン線を骨に追加+1gこれでバットみたいに掴んで振り回してもOK!

写真ではわからない大きさ、製作者だからわかるこのスモールサイズ! 近日比較公開

当初の計画値を下回ったのは久し振り。この軽さは \(^o^)/
重量もOK、パワーもOK、となると
    このコックピットの深さは・・・ カウル先端のエンジンは・・・
       久々にノメリ込みそうな予感、興奮してきたゾ!
2003年 1月 12日 一気に組み上げ 生地完成
当初は飛行性能を考えて主翼はプランクにする計画だった。しかし1.0バルサでもリブキャップまでひっくるめたら30gは追加になってしまう。リブ間隔をつめて組んでみたら主翼だけで70g程度で仕上がった。こうなったらもうこれ以上手を加える必要ないと判断して、この状態で決定!
カバーリングするだけでも強度は充分、表面も意外とスンナリ仕上がりそうだ。「過ぎたるは及ばざるが如し」軽量を最大要素とする電動機にはまさにピッタリの定言。
とか言いながら、シッカリ 余分な脚のディーテール・アップなんかしちゃって。。。
          ヤッパリおいらは 飛びよりカッコなんだよなぁ〜 「(**;)

この状態で176g、カバーリングが決め手となるか? なんとか目標220gをクリヤ出来そう。となると・・・
完成全備で400gそこそこ、ということはあのジャジャ馬「はみんぐBeBe」なみの大暴れを期待できそうダ!
ウ〜ン
 なかなかスケールしてるじゃあ〜りませんか!

再三繰り返し作り続けたフォード・フリバーも
ようやく終点に近づいたようだ。

このみょ〜うにズングリ・ムックリした愛嬌たっぷりの感じがたまらなく好きなんです。 いかにもT型フォード空版で、いとも簡単にヒョコッとのってプラッと飛んでいけそうな 安っぽいところが・・・

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