工房日誌 製作ダイアリー
フォード・フリバー SDX ブラシレス
2012.08 FORD FLIVVER (Type2) 2212 # 7  NEW
思えば電動機製作当初からのお気に入りだったフォード・フリバー 久々のご依頼により
ここ一番と2212搭載で全面改良新設計、最新仕様にリファイン。
だれでも簡単に乗って空が飛べそう(なわけないんだけど)って感じの愛嬌のあるスタイル。
ボツになった駄ッ作機とはいえ、小生も含め 根強いファンがいるのです!
2009.02 FORD FLIVVER (Type2) 2209

2007.01 FORD FLIVVER (Type1) B.L. # 6 / FLIVVER Jr. B.L. ↓
2006.09 FORD FLIVVER (Type1) B.L. # 5  ↓
2006.02 FORD FLIVVER (Type1) B.L. # 2, 3, 4, & ?  ↓
2005.09 FORD FLIVVER (Type1) B.L. # 1  ↓

毎回お世話になってます。Williams 1/48 プラモデル。
当然図面は実機、詳細は別として外形は完璧に再現できる。

裏面の詳しい説明が、FLIVVERの全てを語る。
<説明書 概訳>
航空機はフォード社の歴史の中でも重要なパート。多くの人には1926〜1933に作られた
「トライ・モーター」しかしられていない。が、当時Ford Model 2A 「FLLIVER」単座自家用機を初めいくつかの試作機を製作した。この「空のT型フォード」はマサツーセッツ工科大学を卒業したての若手技師Otto Koppenにより設計された。フリバーのエンジンはフランスのアンザニ3気筒を使用。<T> 後にFORD自社製の水平対向2気筒エンジンに換装されたが、またもとのアンザニにもどされた。
生産中、主翼、尾翼、脚、ヘッドレスト、カウリングなどなど何度も変更された。最初はフルスパン・エルロンで、エレベーターと連動の着陸フラップとしても作動する設計だったが、結局最終的により一般的なエルロンとなった。<U>
たった二人だけこの機を飛ばした。共にヘンリー・フォードの親友の、FORDのチーフ・テスト・パイロットHarry Brooks と Charles A. Lindberg。
記録挑戦機として自社製2気筒エンジンを搭載した改良型<V>は、1928年Harry Brooks の操縦で不運にもフロリダ沖に墜落。この事故によりヘンリー・フォードは記録挑戦のプロジェクトをキャンセルした。

3気筒エンジンのプロト・タイプ フリバー(<U> レストア機#268)はミシガン州Dearbornのヘンリー・フォード・ミュジアムに保管されている。
フルスパン・エルロン、アンザニ3気筒のレストア機<T>は Underwood / Collinge Collection のもの。テールと主翼上面のマーキングは無い。下面に大きくFORDの文字。

2007年 1月 31日 フォード・フリバー #6 兄弟誕生
あてにならないタイSHOP、CHAINAの光輝シルバーフィルム入荷待ちの時間を有効に、
前作#5同様 2212クラスRTC2827MS搭載済み完成機受注製作と平行して、
格安ヤカンブラシレスで一回り小型軽量の弟分を同時製作。
(・・・実は 1年前に三姉妹製作時に試作したミニ・フォード(結局ボツ!)の主翼を再生したのです。)
作りは基本的に同じ
サイズは一回り小型化

でも、細部はけっこう違ってる。

主翼プランクは前縁のみ
エルロンも翼端型に
(旧作の短い翼を流用、
  翼端板を追加しただけ)
胴体もパーク・スケール機なみに

生地完成機体重量は
兄=200g
弟=156g
あちこち気を使ったけど結局ほんの
50g程度しか減量できなかった。

でもこのクラスで50gはキキメあり!
弟分は 主翼固定方法も、脚取り付けビスも すべて簡略軽量化。 したんだけど・・・
始めにカウルありき。同一型で整形、共通使用でも胴体はまったく別設計。ビヤカン・タイヤも直径が違います。

さてさて シルバー・フィルムはもう舶着したはず。首がキリンになっちゃった。
♪♪♪ 〜 あんま〜り来ないので また作ってしもうたよ おこさでおこさでホントかね ♪♪♪
お待ちかねの機体をすべてカバーリング完成させたら、弟フリバーも飛ばしてみよう。

2006年 9月 20日 フォード・フリバー #5
前作三姉妹で完成したハーフ・プランクの主翼を踏襲。軽く十分な強度。
ってところで気がついて、組みあがった胴体・主翼をまたまた改修。
従来胴体に組み込んだチャリ・スポーク足は長すぎてどうしてもひ弱だった。
翼も軽く強度十分なら思い切ってオーソドックスな手法で主翼組み付けに変更。
補強ベニヤやビスなどの重量増加が心配だったけど、結果は+10g。生地完状態で219g。
これでガニ股単足の丈夫なアンヨができました。まさに「案ずるより生むが易し」
 ・・・って 行き当たりバッタリですかねぇ。。。
完成機体は「EP」「FORD FLIBBER」にアップします。

2006年 2月 06日 リクエストにお答えして FORD 三姉妹 #2、3、4号機登場
もう完全に手の内となったフォードも、今回ブラシレス三姉妹同時製作となって、更にリファイン。前作でスタイルにこだわった主翼中央のキリ欠きは廃止。主翼も、マトモに飛ばなかった実機とは別に、翼厚も増やして前縁をそり上げた半対象型に近い翼型に、上半角も片側3度。スパーも10クラスエンジン機でもつかえそうなくらいの上下スパーに前縁ハーフ・プランク、リブキャップつきの滑らか表面仕上げとした。B.L.パワーゆえに より運動性能を発揮できるようにまったく新規に変更した。
バルサならでは?だからこそできる、滑らかな曲面プランク。
全面プランクの「甲板張り」サンディング仕上げの余裕を持たせて1.5mmバルサで →
← 縦通材にキャップをかけた「すのこ張り?」簡単工作仕上がりも丸く・・・あれれ???
操縦席周りの黒皮パッドも1mmバルサのスチーム・プレス?で
(でも○が小さすぎ!やっぱり切り貼りになっちゃった・・・いつもの厚紙にすべきだった。。。)
カウルは旧来の機関部スッポリ型にもどす。このほうが見た目がイイ?(でもちょいと重い?)
・・・Guepp!COKE2リッター3本は飲みごたえありますよ〜 リンケージ済みこの状態で215g。
ジャジャジャ〜ン FLIVVER三姉妹の登場でぇ〜す! って あらら?4機?? 末っ子は???
これこれ! だぁれ?主翼に乗っかてるのは!
すんません。またしてもムシが。。。 作り損ねた失敗側板を眺めながら、思わずピカリ!
胴体縮小のついでに思い切りデフォルムして、個性強調?コミカル・スケールなんちゃって・・・
お気に入りの2205型公園飛行機用のブラシレス用に、イッチョマエに3サーボ4CHでハチャメチャ大暴れのやんちゃフリバー作っちゃいました。全長43センチ ウイングスパン72センチの卓上サイズ。
 ・・・ まずは 三姉妹の嫁入りを急がねば。末っ子はあとでゆっくり仕込んであげましょう。
完成機体は「EP」「FORD FLIBBER」にアップします。

2005年 9月 11日 400SDXに続いて ブラシレス仕様(B.L.#1)で
電動機開始以来幾多の改修とトライアルを繰り返してきたFORD・FLIVVER。
前作 GWS400C−A搭載 スーパーデラックス仕様で機体サイズは完成の域に達した。

もはやリポ+ブラシレスが常識化した日本、やはり時代の要請、今回はいよいよフォード・フリバーもBL搭載で。 機体寸法は前作400SDXとまったく同寸。ただBL搭載のため防火壁を前進。
スッポリ型だったカウルも機関部のみに縮小。
前作400SDXで確認した主翼半プランクの手法。上面のみでも1mmバルサのプランクのほうが、余分な補強などするより軽く、しかも確実に剛性が上がる。滑らかな主翼上面は飛行性能にもいい結果が出ることはまちがいない。 ・・・今回は生地完成この状態で210g カバーリングで追加されても これでBL2212+リポ3Cで 完成予定は450g以下に仕上がりそう。さらに飛行性能が期待される。


今回の改革?ダミー脚のアレンジも実機どおりに。(ただ輪ゴムを引っ掛ける場所が翼になっただけ?) 
何事も・・・一度固まってしまうと間違いも見えなくなり、なかなかそれを覆す発想ができないものだが、
ふと視点を変えると様々な誤りがあるものだと気がついてしまう。
やはりリクリエーション(気分転換=ヤカン飛行?)は発想の転換には重要なのだ!。。。午前様の言い訳
これまた400SDX同様 

←エルロンは胴体内装式 ワン・サーボの
  ダイレクト フル・エルロンで



↓ 前作では若干小さすぎた「アンザニ3気筒」も
  同様のバルサ積み重ねのシリンダーで。

 って
 ここまで来てまたまた気がついてしまったミス!
 アンザニのプッシュロッド、ロッカーアームは
 1本だけだったんだヨ〜ン。

最後のツメでダミーエンジン大至急改修しなきゃ!

いまだにシカと確認できない吸気弁の作動方式?

どうもダイアフラムのように吸入負圧で開くだけ?

プッシュ・ロッドとロッカー・アームで作動するのは
排気弁だけなのだ。

ウ〜ン前々時代的、いかにも性能低そう〜
でもブン回るロータリーよりはマシかな?

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