工房日誌 製作ダイアリー
ほとんどスケール・ミニ ドナルドのカーチス  1/13

ドナルドのR3C−0


実機ドーリットルのR3C−2
ジーナ艇、サボイア、とくればどうしても欲しくなるのが人情。
2艇のオーナー様からカーチスもといわれりゃやるっきゃない!

同じ2205クラスとなると同縮尺(1/15)でと思うのだが、実物(R3C−2)はシュナイダーレーサーの超小型機。 とてもではないが全巾50cm以下のサイズでバルサ機でフロート付きときては絶対不可能。なんとかサボイアと並んでも似合うサイズを決めるのに四苦八苦。
翼面荷重:大きさ:重量・・・許せる限界が1/13。小さな翼もギリギリ拡大。
問題は山積み。上下ともガルウィング、双フロート、モッコリ胴体に小さな翼・・・果たして結果は? 案ずるより生むが安し? 
結果オーライ! なんとか35〜gデシくらいで治まった。
しかし、元が元だけにかなり過激な飛行性能になることは必定。
あとはパイロット(ドーリットル並なら最高!)の腕頼みで。。。

2009年 08月10日 2205クラス、ミニ・サイズで 勇躍製作開始
組み立ての基本は他の機体とほぼ同じ。1.5mm側板に上下1.0mmプランク。
尾翼はスリット刺し込み式。複雑な曲面のノーズはバルサで。バッテリー室もバルサのハッチで。
サボイアのエンジンカバーは「ミッキーマウス」 カーチスのノーズは「キツネのお面」
とにかくいずれも手間を喰う。でも一番のチャーミング・ポイントじゃけん。。。
難関の上下ガル・ウィング 極力シンプルな構造にして
中央ガル部分はスパーが2mmベニヤ、前後は3mmバルサでカンザシを作り、中央を接着してから
スパー前縁後縁を切り取って、凸凹方に合わせ成形。
小さな翼でもあり軽量化のためにも前縁プランクはやめ、中央胴体部分のみ1mmプランク。
エルロンは翼の構造上左右2サーボ以外なし。マイクロサーボを上翼下面に埋め込み式に。
重さのかさむ上下連動はやめ、巾を広げて上翼のみのダイレクト翼端エルロンとする。
複雑な形でも徹底シンプル構造が功を奏して、上下とも計画より20gも軽く仕上がった。
散々悩んで結局フロートはバルサで
カマボコの皮は1mmバルサに3mm角の縦通材補強。胴枠と底は1.5mmで。
ステー貫通部分はBOXにして前後のねじれを慎重にチェックしながら胴枠を接着。
如何に40cmの小さいフロートとはいえ、本格的バルサ構造。結局2本で80g近くなってしまった。
上級大型機とほとんど変わらない作りだから強度は十二分。仕上がりもツルスベで美しく。。。
宮崎イメージでは滑らかな曲面だが、ずっと後の時代のような型で時代考証的にはミスマッチ。
バルサ工作ではきわめて困難なイラスト・曲線? 発泡EPPブロックでもあれば。。。
極力軽く作るためにも、実機R3C−2とほとんど同じシンプルでクラシックな型で再現。
2009年08月15日 機体生地完成 170g それにフロートが+79g 
いつもの通りオマケのアクセサリーもつけて、結局生地完で目標値250gになってしまった。
しかしこの数値でコレだけ豪華装備なんだから、カッコが命のスケールモデルとしては合格点、 でしょ?
シンプルなカラーリングだけど出来上がりはかなりカワイイものになりそうだゾ!
   見かけによらず操縦は過激だろうけど・・・なんたって「レーサー改造戦闘機」なんて設定なんだから。

もひとつオマケにアンヨもあるでよ! 一粒で二度美味しい! 水陸両用にもなりま〜す!!
お決まりの刺し込み式ステーだから、差し替えだけで脚だってOK。尾橇は丸棒突込みで。
フロートが無い分ずっと軽くなって生地完188g。これだとかなりシャープな飛びも期待できそう。
陸上機もサマになるじゃあ〜りませんか! これでフラットな小さい翼にしたら・・・
まるでピューリッツアーレース優勝の
アーミー・レーサー「R6」(左写真)とほとんど同じ。

こっちの方がシュナイダーレーサーR3C−2よりもシンプルで、格段に造りやすく、ずっと軽く仕上げられそうだし
いい物が出来そうだけど。。。

この頃のカーチスはまだマトモ?だったんだよね。。。
P38 P40のあとのていたらくは何が原因か???



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