ほとんどスケール 大日本帝国海軍 九九式艦上爆撃機一一型 D3A1 1/14 |
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2010年11月25日 愛知「九九式艦上爆撃機一一型」 1/14(2217クラス)新規製作開始 |
胴体はすでに定石となったデッキ工法、上下2分割 まづは上半分を組み立て。 |
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操縦席までをハッチとし、その部分は防火壁からベニヤのセンター板で補強。まずハッチ部分を作って
胴体の基本骨格とする。尾翼差込み部も組み込む。尾翼もここで作ってしまいセッティング。 |
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尾輪をラダー直結とするために水平、
垂直尾翼の組み立てには一工夫が必要。
いつものようにこの段階でサーボ、リンケージを位置決め
組み込みしてしまう。
サーボベッドはセンターより7mm高いので、Rd,Evの
サーボは胴体下から頭を出して裏からビス止め。
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胴体上半分の骨格が出来たら台から剥して、下半分の骨格、主翼取り付け部分を製作。 |
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尾翼の組立てには手順が必要 |
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@まず水平尾翼を差し込む。→→→
A胴体上側のスリットから水平板の前後の切り欠き部分まで垂直尾翼の足を差し込む。→→→ |
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Bエレベーター組み付ける。→→→ C十文字型のテールブロックを差し込み接着する。 |
ここで主翼中央翼を製作、胴体の取り付け部分を整形してフィレットを作る |
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中央翼はストレートな矩形だから製作は容易。
リブの前後に下面の水平基準線に合わせた下駄をつけて組み立て、完成後削り取る。 |
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中央翼固定のダウェルとビスをセット。上面にラップをかけて1.2mmバルサを挟んでフィレットを成形。 |
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脚は固定脚なので工作はごく一般的なクランク曲げの2.7mmピアノ線で。
堅木のマウントにスリットをつけて埋め込み、3mmナベネジでとめればOK。 |
外翼を製作 楕円翼は難しそうだが、現物合わせならそう難しくはないのです。 |
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スパー位置を基準に図面上の前後長さだけ合わせてリブ原型を作る。 |
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外翼スパーは翼端まで直線のテーパーなので、これでリブの高さは決まる。 |
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前後縁を組み立てる。接合部のリブは3mm厚、7.5度上半角分ゲージに合わせて傾けて。
接合部から翼端へ向けて前縁中心線を下げて組み立てれば、物理的翼端捩り下げが付く。
コレ実機と同じ方法。でも実機寸法のテーパーだと翼端リブ厚は5mもない極薄。実機マンマ
スケールダウンしたら、間違いなく翼端失速してしまうだろう。
上下スパー5mm角2本重なりで実機より厚くしてある。 |

エルロンサーボのハッチを作り、
接合面から翼端まで定規を当てながら慎重にサンディングしてリブ頭を削りだし → 前後縁部をプランク、
リブ頭はリブキャップをつける。 |
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外翼が完成してから、上下スパーの間にカンザシを差し込むスロットを作りつけ、後縁の前にガイドのカーボンロッドを差し込むスロットを作りつける。 |
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いよいよ難関 スパッツの製作 やっぱり壁が・・・ |
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始めの目論見では左右分割モナカでPETモールドができそうな感じだった。やってみると大違い、最短距離に収縮するPETだからコーナーには張り付いてはくれない。テスト&トライの結果は「ボツ」
結局定石どおりバルサ積層削り出しに。しかしそれだけじゃすぐにズル剥けしちゃうだろうから、外側をエポキシ+グラスクロスでコーティングすることに。
脚柱の曲がっているコーナー部分をスパッツ内側のスリットに挟んでやれば前後左右ブレなしでピタット収まる。
タイヤストッパーをセンターガイドにして内外張り合わせ、内側からビスで締め付ければOK。
翼の付け根部分はPETをまいて翼にビス止。後ろ側をオープンにしてあるから、ハードランディングで
脚がしなってもまったく影響なし。しかも太いピアノ線の頑丈すぎるくらいの脚で、太く大きいタイヤだから着陸は完璧。でも着艦フックはダミーのお飾りだから着艦はできません。!艦爆なのに・・・ |
2010年12月8日 ヤットコサ機体が完成 カバーリングしてから小物を貼り付ければ完成! |
12月8日 真珠湾には、間に合わなかった。。。ニイタカヤマ ノボレない・・・ |
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バルサ積層でも特徴的なプッシュロッドのおかげでなんとか「金星四四型」らしく
ちょっと厚みが大きいけど、これまた特徴的なスパッツもなんとかクリヤ! |
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さてさて 後はカバーリング。そして細かなアクセサリーの貼り付け・・・
排気管 射爆照準器 偏流測定窓 方向探知機用・・・ 機内の羅針儀
そして何より重要な 爆弾投下装置。これまたテスト&トライをして見なければ・・・ |
2010年12月14日 完璧な爆弾投下装置 完成! 今宵は討ち入りじゃぁ〜 |
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サーボホーン+ピアノ線のフックは九七艦攻と同じ機構だが、
九七艦攻では半円形の振れ止めだったが、
九九では4本足の支柱。そこで思いついたのが
輪ゴムのテンションを利用した「蹴り落とし」
250kg爆弾はバルサ積層削りだし。
当然落下姿勢を考えて頭にオモリ(1バーツX6=ごめんなさいタイ王国)を埋め込み。 |
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九七艦攻では長い魚雷をつるすため、「後引っ掛け」では魚雷も一緒にずれてしまってうまく投下できず、やむなく「前引っ掛け」にした。そのため投下時には機体を引き起こさないと落下しないという欠陥が判明。それでもギミックをお気に入り頂いていたので、九九艦爆となったらなんとしても「テェッ!」で一発投下したい。
九九艦爆では振れ止めが4点なので、後2点を爆弾のガイド穴に差し込み、爆弾の前後位置を固定して
「後引っ掛け」が可能になった。前2点は爆弾の外径まで巾を広げて輪ゴムを描け、爆弾の○で張りを持たせて、爆弾のU字リングにサーボホーン先端のL曲げフックを引っ掛けて吊り下げることに。
これで一気に解決! 投下サーボは5CHを使い回転、フックが抜けると同時に、輪ゴムの張りで爆弾の頭が突き放され、急降下角度でも見事に機体の下側に放り出される。
実機のような「ブランコ」は省略してもなんとかプロペラ圏外へ投下できるだろう。当然実機のような偏流まで計算しつくした正確な投下軌道計算などないが、急降下爆撃のムードはモノにできそうだ。
専用の爆弾が一個しかないのも真珠湾なみ? なくさないでね。。。 |