工房日誌 製作ダイアリー |
ほとんどスケール 大日本帝国海軍 九○式水上偵察機 | |
2217クラス、1/12サイズのBIGスケールで製作した「九五式水上偵察機」 単フロートのスマートな機体・・・ となるとやはりその先代、九〇式水偵も作りたくなるのが人情。そこで・・・ 九三中練で作りなれた2212クラス 1/14サイズで 新規製作。実機も機体は中錬より少し小さめ。 コピーもとはチャンス・ボートの傑作観測機「コルセア」だから、設計もシンプルでやたら変に凝ったところもなくスマートな機体。少し時代が前なのでまだWWT時代の複葉機から完全に脱却してはおらず主翼位置も前目で、テールヘビーがちょっと気になる。 双フロートの九三水錬、BIGサイズの九五水偵を目標に、シンプルにしてさらに軽量仕上げにチャレンジ。 |
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2009年 4月 16日 九〇水偵 新規製作開始 | |
胴体基本骨格は作りなれた九三中練などとほとんど同じ。すでに定石となったデッキ工法? 平板の上に仮接着で組み上げる。側面の縦通材まで出来たら、台からはがして上部を作る。 | |
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水平・垂直尾翼はスリット、差し込み式にして組み立てもシッカリと | |
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胴体前部プランクをして、防火壁を貼り付け、ノーズを5mmバルサ桶造りで貼り付け。 | |
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タウネンドリングでスッポリなのでダミーエンジンはバルサ○板に積層貼り付けのシンプルなもので。 後部にむき出しになっている集合排気管だけはリアルに作りました。九三中練とほとんど同じ。 違いはコレ! 今回初挑戦でうまくいったタウネンドリングの後ろ側の絞り。 モールド(同縮尺なので九三中錬と同じもの。)からはがしたリングを、後部の縁を少し長めに切り取り、慎重にライターで炙りながら少しずつ萎ませる。多少凸凹になってしまうけれど最終的に厚みの寸法どおりに裾を切り取れば、ハイ出来上がり。手抜き工法でもまあまあそれなりに仕上がった! | |
2009年 4月 20日 機体ほぼ組み立て完了 | |
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エルロンは下翼中央の9g1サーボとダイレクト・トルクロッドで。上下翼端エルロンは2mmカーボンパイプで連結、連動式に。 翼間支柱は従来の針金折り曲げ式をやめてナイロンテグス引き回しの張線式に。これで10gほど軽量化できるのです。 | |
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もともとがシンプルでスマートな機体だから、同じ手法でも丸み、ふくらみも滑らかに、しかも軽く出来た。 機体部分生地完成状態で225g 同縮尺ほぼ同サイズの九三中練1/14よりだいぶ軽く仕上がりそう。 今にして思えば 一番最初にこの手の○胴体、空冷エンジンの複葉を作ったのが 「ニューポール28」だった。3兄弟同時製作は大仕事だった。が 今でも部屋の格納壁に健在する 思い入れの深い記念碑的モデルだった。重ね貼りの3色迷彩も初めてだった。 続いて作ったのが「ボーイング・ステアマン KAYDET」だった。むき出しのダミーエンジンにはほとほと苦労した。無論工作の醍醐味は十二分に味わったのだが、如何にせん何機も作ると毎回シンドかった。。。 それから量産作となったのが「九三中練」 パークサイズの小型から1/12の双フロート水偵まで われながらよくこんなに作ったものだ。 そしてBIGな単フロートの「九五式水偵」 そして・・・ | |
2009年 5月 1日 あとは九五水偵と同じ手法で単フロートを | |
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実機どうりの縮尺では主フロートがかなり平べったくてほとんど水につかってしまう。 滑水、離着水を考えて底に5mmスチレンボードを貼ってカサ上げしたので、喫水が少し高くなり、 その分翼端フロート・ステーも15mm程長くなってしまった。もちろん差し込み式で高さは調整可能。 実機は斜めステーつきだが、テグス張り線で位置決め。無論お決まり被子チューブのダミー支柱も可能 ペラも8”が限界で9”を使う為にはフロートの上面にえぐりの逃げをつけなければならない。 この辺がスケールの苦しいところで、飛行性能よりスタイルが優先してしまう。 | |
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やはり水偵はフロートが付くとサマになる。まだ差し込んだだけの仮組みで、位置決めは カーボンのステーにバルサを貼ってシュリンクして決定。バッテン張り線で位置固定。 この状態で機体重量290g強、機体だけで225gだからフロート三点で約70gで仕上がった。 同じ1/14サイズでも手の込んだ九三中練がフロート無しの陸上型で300g弱だったから、 機体長は若干短いとはいえ、スマートな機体だけにかなり軽量化できた。 あとは九三中錬同様のエア抜きルーバーをどうするか。。。 銀翼、日の丸のカバーリング完成が オ・タ・ノ・シ・ミ・・・ |
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